今日からはいくつか取り上げ切れていない、オフの動向を触れていきたいと思います。
まず京都から田中和樹を、レンタルで獲得しました。
田中は浦和学院高から法政大に進学し、昨年京都に加入した23歳。
高校時代には特別指定選手としてFC東京に加入し、U-23FC東京でJ3に3試合出場。
法政大時代にも京都の特別指定選手となりましたが、その時は出番がなかったようです。
プロ初年度となった昨年は、京都でリーグ戦1試合に途中出場。
しかし、ルヴァン杯では6試合、天皇杯では5試合に出場しています。
いわゆる、カップ戦要員的な扱いだったということになりますね。
登録ポジションはFWで、サイドでもプレーできるとのこと。
京都サポさんからTwtterで頂いた情報によると、サイドで頑張れる選手という印象のようです。
大事にしてやってくれい!サイドでよく頑張るから!(それ以外そこまで印象に残ってない)
— へー (@shey_12) 2022年12月27日
大学時代の記事には以下のように紹介されており、スピードがあって守備も出来るアタッカーといった感じでしょうか。
一瞬でトップスピードに乗る爆発的な加速力を持ち、最前線での体を張ったボールキープや守備に奔走することもいとわない。加えてパワフルなランニングで攻撃を牽引し、両サイドも中央もこなす実力を持つ。
鈴木GMのコメントからも前からのプレスや攻撃から守備への切り替えを重視していきたい意向が感じますし、その点で期待されている選手なのかもしれません。
一方でジェフのキックオフミーティングでポジションを聞かれた際には、「自分でもわかっていない」と答えつつ、「昨年はサイドバックでもプレーして可能性を感じた」と話しています。
大学時代の記事に「両サイドも中央もこなす」とありますし、もしかしたら層の薄い左SBのバックアップとして、田中を計算しているのでしょうか。
ただ、京都のSBはWB的な動きや仕掛けの部分を期待している印象がありますが、今年のジェフはSBにパサータイプを望んでいるのではないかと思います。
173cmというサイズの面も、SBとしては若干心配な気がします。
あるいは、2列目の選手として、スピードやプレスの部分を期待しているのか。
途中出場から田中を投入して相手をかき回す、というパターンも考えているのかもしれません。
複数ポジションがこなせてスピードもあり守備も計算できるのであれば、潰しは効くタイプなのかなとも思いますね。
厳密なポジションも定かではなく、リーグ戦出場も少ないのであまり話題に上っていない印象もありますが、オフの終盤にあえて補強した選手。
何かしら補強の明確な意図があるのではないかと思いますから、起用法が注目される選手ではないでしょうか。