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来期監督に鈴木淳氏、就任決定

鈴木 淳監督の就任について(ジェフ公式サイト)


 情報漏洩や監督決定の遅れが言われていましたが、最後は比較的あっさりと決まった印象ですね。
 鈴木淳監督も候補として報道もされていなかったわけではないですが、報じられ方は小さなもので。

J2千葉が来季監督のオファーを出していたOBでサウジアラビアアルヒラルで監督を務めるイワン・ハシェック氏(49)との交渉が決裂したことが分かった。
一本化し交渉を進めていたが、条件面で折り合いがつかず、監督人事は白紙に戻った。新たな候補には石崎信弘氏や鈴木淳氏が浮上しているというが、越年の可能性も出てきた。(スポニチ

 ハシェック監督との交渉決裂の記事のおまけみたいな扱いでした。


 ハシェック監督に関しては、大きな変化を求めるという意味では期待していたいところがあります。
 しかし、それは欧州人監督の方向性にであって。
 ハシェック監督自身に関しては、中東で長くやられているようですけどどのクラブでも短期間でやめており、神戸でも特別に目立ったサッカーをしていた印象はなかったですから、そこまで大きな期待はできないのかなと思っていました。
 どちらにしてもギャンブル性は強いのかなと。



 それに比べると鈴木監督に関しては、非常に堅実な選択ではないかと思います。
 私も来季監督候補を考えるというエントリーで日本人でフリーな監督ということを考えると、鈴木監督がいいのかなという話をしていましたが、まさか本当に就任されるとは…(笑)


 鈴木監督に関しては、選手全員がアグレッシブに動き回ってパスサッカーを目指すイメージがあります。
 特に新潟では積極的に前へ圧力をかける激しいサッカーをしていた印象でしたが、大宮ではよりパスワークを重視していたのかなと感じます。
 個人的には結果が出ていたというところも含めて新潟時代の鈴木監督に期待したいのですが、大宮では心境の変化があったのか、それとも選手層などの影響でああいったサッカーになったのか。
 そのあたりがちょっと気になるところですね。


 どちらのチームでもポイントとなるポジションはサイドハーフ、あるいはウイングの選手なのかな…と思ったりします。
 もしかしたら、そのポジションの選手によってサッカーのイメージも変わるのでしょうか。
 監督は決まったわけですから、誰がその位置の選手として考えられるのか。
 契約交渉、補強なども含めて気になるところです。
 

 鈴木監督の下では新潟で坂本、深井が大宮では藤田などがプレーしており、意外と選手との接点があったりしますね。
 藤田や深井はそこまで活躍していたわけではないですから、どうなるかわかりませんが。




 木山監督から鈴木監督と日本人監督でつなぐことになりましたので、基本的には継続性が期待しやすい流れにはなったのかなと思います。
 ハシェック監督などの候補もいたはずですし結果的にそうなっただけかもしれませんが、候補も少なく予算などの問題もあるのでしょうから、総合的に判断して継続性を重視することになったということなのでしょうか。
 無理に大きな変化ばかりに期待して、未知数の欧州の監督を呼んで失敗するというのもバカらしいですし、悪くない選択だったのではないかと個人的には思います。
 それなりの実績もある上で、やってきたサッカーはわかっている分、準備などもしやすいはずですしね。


 個人的には外野の声をそこまで気にすることもないだろうとも思いますが、いろいろといわれるクラブを選んでいただいて、ありがとうございますといった気持ちです。
 今年と違って来年は斉藤TD体制の1年目でもありますし、じっくりとチーム作りを見れればなぁと思うのですが、フロントはどう思っているのでしょうね。
 なぜか批判を受けにくい印象の島田社長ですけど、神戸TDと木山監督体制を1年で判断したことに関しては、島田社長の責任も当然あるものだと思っております。
 来年はそうではなく、しっかりと現場が集中できるように守っていただきたいなと思います。