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アランダのセンタリングから町田のゴール

 土曜日に続いて、月曜日の更新となります。
 次の試合が水曜日に行われますので、水曜日の朝はお休みしたいと思います。
 試合後の更新がいつ行うかは、ちょっと読めないので未定ということで。



 札幌戦での先制ゴールはアランダのセンタリングから、こぼれ球をダイレクトで町田が狙って決まったものでした。
 以前からアランダは、ああいった飛び出しが得意ですね。
 もともとサイドプレーヤーということもあってか、タイミングよくスピードに乗った攻撃参加をすることが出来る。


 ゴール前への飛び出しは少ないですが、サイドを走り込んでクロスを上げる展開が目立っているところを見ると、やはりサイドでのプレー経験が大きいのかなと思います。
 一方で獲得前のふれこみにあったパスの質だとか、プレシーズンマッチで見られたような一発のパスでのチャンスメイクなどはあまり出来ていない。
 ビルドアップへの貢献もパスの散らしよりは動きでカバーすることが少なくない印象で、このあたりも本来はサイドの選手なのかなと感じるところがあります。


 札幌戦でのアランダは守備においても、ジュリーニョへのマークを厳しく行っていました。
 危険なところはきっちり潰しており、この日もアランダの守備力は効いていたと思います。
 それでもジュリーニョは、局面での粘り強いドリブルでチャンスを作れていたと思います。
 2人の対決はレベルが高く見ていて面白かったですね。



 先制ゴールを決めた町田も、運動量の豊富さとアプローチの早さで攻守に貢献。
 前で奪ってカウンターの起点となっていたと思います。
 ボールを受けた時に簡単に潰れる回数も少なくなり、うまく体を使えるようになったのが成長の証なのかもしれません。
 また、エウトンと低い位置まで戻ってボールを奪いカウンターというサッカーは、町田に合っているのかなとも思います。


 ゴールに関しては、今回もこぼれ球をダイレクトで決めたもの。
 やはり町田は、ダイレクトシュートの方が可能性を感じますね。
 相手にも当たっていたようですが、簡単なシュートではなかったと思います。



 しかし、53分と比較的早いタイミングで吉田に交代。
 怪我なのかと思いましたが、関塚監督によると「サイドから押し込まれていたので、パワーのある選手をサイドに置きたかった」とのことで、戦術的な交代だったようです。
 確かにパワー面は不足がちでしたし後半に入ってからセットプレーでも何度かピンチを作られていましたが、町田の動きは良かっただけに怪我が理由ではないのなら驚きです。
 関塚監督は、どうしても「パワー」を重要視したがる傾向にあるようですね。


 その後にもエウトンに代えて大久保を投入するなど、守備的な交代が目立ちました。
 山本とオナイウの交代に関しても、山本に疲れが見えて相手を追えなくなったという理由もあったと思うので、守備の意味合いが強かったのかもしれません。
 首位札幌相手に引き分けなら良しという発想だったのかもしれませんが、この日の札幌なら決してチャンスがなかったわけではないと思います。



 立ち上がりに関しても「想定以上に主導権を握れた」と話しており、関塚監督が札幌をリスペクトしすぎた面もあったのかもしれません。
 「想定以上」にうまくいったのも、相手の主力が一気に離脱していたが大きかったのではないでしょうか。
 数名ずつの離脱なら少しずつ調整できる部分もあるでしょうが、一気に4人も主力が抜けると修正しきれないところもあるのでしょう。


 ただ、ジェフとしては立ち上りから飛ばす傾向があるだけに、後半から失速して攻撃を加速しなおす余裕などなかった。
 逆に守備の穴埋めをせざるを得なかった…という状況だったということなのかもしれません。
 だから、守備的なカードが優先されたということなのかなとも思います。
 外から見ている以上に、関塚監督としては苦しい試合展開に見えていたということなのかもしれませんね。


 とはいえ、守備を重視するには、あまりにも早い時間だったというのが素直な感想です。
 今後も立ち上がりから飛ばしていく展開を狙うのであればこういった展開が続く可能性もあるでしょうし、夏に向けてさらに後半はきつくなっていくでしょう。
 その時にどういった采配をするのかは、今後も重要なポイントとなるのではないでしょうか。