ジェフがアルゼンチンFWラリベイを獲得を発表しました。
もう少し時間がかかるのかなとも懸念していたので、思ったより早く決まってよかったですね。
アルゼンチン人ということで、エスナイデル監督の影響が大きかったのでしょうか。
Wikipediaによると14年にアルゼンチン2部のウラカンでプロデビューを果たすと、2年目には19ゴール、3年目にも17ゴールの活躍を見せます。
07年にはイタリアのセリエAカリアリに移籍しますが、ここでは目立った結果を残せず。
09年から11年にかけてはアルゼンチンクラブにレンタル移籍されるものの、そこでも活躍とはいかなかったようです。
12年のメキシコでも2ゴールに留まっていましたが、13-14シーズンからリーガに挑戦。
リーガでは1年目のバジェカーノで、35試合に出場し12ゴール。
2年目はセルタで35試合に出場し11ゴールと、2年連続で二桁得点をマークしています。
スペインで安定した成績を残したFWで、しかも過去の功績などではなく比較的最近の成績ですから期待は高まります。
ただ、15-16シーズンはバニーヤースSC所属でスペイン語のWikipediaだと（言語によって記載にばらつきがあります）リーグ戦では13試合出場で9ゴール、カップ戦では4試合に1ゴールに留まっており、そこまでの活躍とは言えないようにも思います。
ちなみにバニーヤースSCには、元ジェフのミリガンが所属しており、共に戦っていたことになります。
185cmのストライカーで、現在32歳。
Youtubeなどで動画を見ると、高さだけでなく前にも飛び込めるFWなのかなといった印象です。
シュートもうまい選手なのかなと感じますが、そこはハイライトなのでまだ判断しない方がいいのかもしれません。
あくまでも動画を見る限りではありますが、自分でドリブル突破をしたり、相手をなぎ倒してゴールを決めるようなシーンはみられません。
それだけに大事なのは、いかにラリベイにボールを供給するのか。
周りがチャンスを作ってラリベイを活かせる形を作れるかどうかが、重要となってくるのかなと思います。
最後の仕上げをするタイプではないかと思うので、ラリベイ1人で勝てるようなタイプではないのかもしれません。
そうなってくると、チームの軸となるべきところを、他で作れるかどうかが求められてくるのではないでしょうか。
逆に言えばラストパスを供給するところまでしっかり作れれば、最後はラリベイが決めてくれる…と期待したいところですが。
あとは守備や繋ぎの面など、細かな部分でどこまで貢献できるのか。
すべてを要求するのは難しいでしょうが、本当に前からのプレスを作り上げていくのであれば、CFの守備力は重要なポイントだと思います。
加えて32歳という年齢ですし、怪我なく戦えるかどうかも気になりますね。
アルゼンチン人ということで、監督やコーチとコミュニケーションがとりやすいというところも大きいのでしょう。
これで今年の選手構成においての全体像が、ようやく見えてきたように思います。
成績を見る限りだと大爆発するようなタイプではないのかもしれませんが、コンスタントにまずまずの活躍が出来るタイプなのでしょうか。
日本での活躍も期待したいですね。
また、昨日はキャプテン、副キャプテンの発表もありました。
キャプテンは近藤、副キャプテンには勇人、町田、羽生が選出されました。
ここで勇人と羽生が並び立つことになるとは、改めて不思議な印象も受けます。
キャプテン継続はないのかなとは思っていた優也ですが、副キャプテンにもならなかったのですね。
この時期のキャプテン発表ですし、今年も選手たちが相談して決めたのでしょうか。
近藤に関しては若干意外な印象もありますが、レギュラー起用が濃厚であることが大きかったのかもしれません。
またCBは固定化されることが多い上に途中交代なども少ないので、間違いは起こりにくいのかなと思います。
選手間で相談して決めると、どうしても無難な選択にはなるのでしょうね。
ただ、今オフもTwitterで自分とは関係ないところに絡み、最終的にアカウントを消すなどちょっとした話題になっていました。
言い方は良くないですが、どこか精神的に幼いところがあるような気もしないでもありません。
負けん気が強いところは嫌いではないですし、それが空回りしているだけなら仕方ないのかなとも思いますが、キャプテンタイプではないような気もします。
個人的には町田にキャプテンをやってもらって、町田本人にも更なる成長を期待したいところでしたが、ポジションが確定していないだけに難しかったのでしょうか。
今年は清武など期待される選手が入ってきましたし、3バックとなれば2列目のポジション枠は少なくなるかもしれない。
町田も怪我が少なくない選手でもありますから、仕方のないところなのでしょうか。
もちろん、近藤キャプテンにも期待したいと思います。
「僕なりのやり方でまとめ引っ張っていけたら」と話しているように、本人も一般的なキャプテンタイプではないと考えているのかもしれません。
それでも新たなキャプテン像を確立して、本人もチーム全体も一回り成長できると良いですね。
