右サイドを抜け出した也真人がゴールを決め開幕戦勝利

 ついに今年もJリーグが開幕しましたが、話題はサッカーよりもDAZNに持っていかれた感がありますね(笑)
 思ったより悪くなかったという声もありますが、基本的には中継が止まったり、遅延があったりと良くない意見の方が多かった印象です。
 特に複数の試合が同時に行われている時間は分散されますが、試合数が少なく1つの中継に視聴者が集中してしまうと厳しいように感じます。


 1つの中継に集中すると、他の見逃し配信なども重くなってしまうようです。
 私もジェフ戦直後に試合を見直していたら、この日唯一の17時キックオフだったG大阪甲府戦に集中しサーバーが落ちたようで…。
 それと同時に、見逃し配信も見られなくなってしまいました。



 視聴者側の環境という場合もあるでしょうが、多くのユーザーに安定して一定レベルのものを提供できないと、どうしても不満の声は増えてきてしまうと思います。
 フレームレイトもやはり25fpsしかでていないとのこと。
 こちらによるとテレビ放送は特殊な方法で30fpsを倍にしており、ゲームや動画なども60fpsが増えている現状がありますから、それに慣れていると大きな違和感を感じてしまいます。


 また、以前にも話しましたが、個人的にはシークバーを多用してブログを書いています。
 しかし、シークバーでの移動がしづらい上に、移動すると毎回読み込み直す仕様となっています。
 しかも、DAZNは読み込み直すたびに画質が荒くなってしまうため、そこにストレスを感じてしまいます。



 UIなどにも不満がありますが、たぶんUIもサーバーやインフラなども簡単には改善しないでしょう。
 それぞれの改善にはかなりのマンパワーや予算がかかると思われますが、放映権以外にはあまり労力をかけるつもりはなさそうです。
 2月中に間に合わせると話していたPS3/PS4Chrome castへの対応もまだのようですしね。


 現状だと、視聴者側が慣れるしかないのかなと思います。
 一番は生中継はきっぱり諦めてサーバーに隙がありそうな時間に、見逃し配信を視聴することなのかもしれませんが…(笑)
 しかし、情報遮断しないと結果を見てしまうかもしれませんし、生で見られないというのは辛いところがありますね。



 さて、長々とDAZNに関して話してしまいましたが、1つのエントリーにするほどではないかなと。
 かといって取り上げないというのも不自然な気がしましたので、冒頭で処理してしまいました。
 肝心のジェフ戦に関しては1-0で勝利ということで、まずは幸先の良いスタートとなりましたね。
■也真人のゴールでジェフが先制
 注目のスタメン、ジェフは3-1-4-2。
 GKに優也、DFラインは右から多々良、近藤、西野、右WBに北爪、左WBにサリーナス、インサイドに也真人と高橋、2トップに船山と清武。
 ベンチには海人、イ、溝渕、山本、勇人、羽生、ラリベイとなりました。


 4-4-2の町田は左SH谷澤、FW戸島がスタメン、GK碓井がベンチに名を連ね、元ジェフ3人がメンバー入り。
 昨年11ゴールを上げておりスタメン候補だった中村祐也は不在で、左腓骨骨折で全治5か月と診断されたそうです。
 また、高校1年生の橋村龍ジョセフがベンチ入りしています。



 ジェフはこれまでのプレシーズンマッチ同様に、積極的にラインを上げ攻守に前への圧力をかけていくスタイル。
 町田はジェフのハイラインを研究してきたようで、立ち上がりから積極的に裏を狙ってきました。
 守備では昨年同様に、4-4-2のボックスディフェンスで下ね。


 5分、町田の攻撃。
 中盤の李からボールを受けた中島が、優也の位置を見てロングシュート。
 しかし、ゴールの上を逸れます。



 10分にはジェフの攻撃。
 右サイドのCKからショートコーナーで、サリーナスがゴール前に供給。
 西野が頭で合わせますが、GK高原がキャッチ。
 

 その直後、町田の攻撃。
 前方にオフサイド選手がいたものの、それを囮にして2列目から森村が完全に裏を抜け出し、そこへ中盤からボールが入ります。
 ゴールにはなりませんでしたが、裏を取る練習をしっかりしてきたことを感じるシーンでした。


 14分にはジェフの決定機。
 清武が左サイドから右サイドにサイドチェンジをすると、北爪がアーリークロス
 これを清武がダイレクトボレーで合わせますが、GK高原がファインセーブ。



 この日のジェフは、開幕前とは異なり右インサイドに也真人が入りました。
 積極的に飛び出す右WB北爪とともに、前線の船山と町田が右サイドから裏を狙うカウンターなどで攻め込んでいきました。
 主に後方からの大きな展開から、右サイドにボールを供給していきます。


 一方の町田は前からの寄せが甘く、3バックとアランダにプレスをかけきれていなかった。
 そこからロングパスを出されるため、スライドの準備も遅れがちに。
 守備で後手に回っており、10分頃から町田は守りの時間が長くなっていきました。



 しかし、ジェフもシュートチャンスはあまり作れず。
 町田も25分あたりからは守り慣れていき、カウンターで攻め返す機会も増えていきました。
 ジェフも徐々に攻撃も勢いが落ちていった印象でした。


 38分には、町田の攻撃。
 左サイドで戸島が松本に繋いで、こぼれたところを井上がシュート
 これは大きく枠を逸れます。


 しかし、その直後のジェフの攻撃。
 北爪から裏への絶妙なロングボールに也真人が反応して抜け出すと、2人に囲まれながらもGKのニアを通したシュートでゴール。
 町田の裏への飛び出しと冷静なシュートも素晴らしかったですが、北爪からのパスも見事でしたね。
 前半を1点リードでジェフが折り返します。
■試合終盤は運動量が落ちるも何とか逃げ切り
 後半からは両チーム、より前への姿勢を強めていきます。
 町田は前半よりも最終ラインを上げてプレスをかけてきますが、その分ジェフが裏を狙いやすい状況になっていきます。
 結果的に後半は、中盤を飛ばしたロングボールを蹴り合う、殴り合いの展開となりました。


 54分には町田のチャンス。
 優也のミスキックが谷澤に渡り、そのままセンタリング。
 井上がフリーでヘディングシュートを放ちますがジャストミートせず、その後もゴール前で混戦になりますが何とかアランダがクリア。


 57分、ジェフの攻撃。
 也真人のロングパスから、船山が裏に抜け出します。
 そのままシュートを放ちますが枠の外。


 59分、町田のチャンス。
 左サイドからのCKを森村が蹴ると、ニアですらして中央の松本が飛び込みますがGK優也の正面。
 その直後にはジェフのカウンターで也真人が抜け出してクロスを合わせますが、ゴール前であわず。



 65分、町田の攻撃。
 裏に飛び出してボールをキープした中島から、中央の戸島へ浮き球のパス。
 戸島が胸トラップからシュートに持ち込みますが、バーの上に終わります。


 66分、ジェフは西野に代えてイを投入。
 体力的な問題でしょうか。
 町田も井上に代えて重松を投入し、森村が本来のボランチに移り、重松が右SHに移りました。


 69分、町田の攻撃。
 ゴール正面、長めの位置でのFKを重松が直接狙って鋭いぶれ球を放ちますが、バーの上に終わります。
 70分、ジェフは船山に代えてラリベイを投入。



 試合は60分頃から、町田の時間帯になっていった印象です。
 ジェフは運動量が落ちて、防戦の時間が長くなっていきます。
 町田はセカンドボールを拾えるようになり、そこから裏へと攻め込んでいきました。


 75分、町田は戸島に代えて吉濱を投入し、そのまま前線に。
 76分、ジェフは清武に代えて羽生を投入。
 町田が前線に入り、羽生がインサイドに回りました。



 78分、町田の攻撃。
 右サイドをえぐった重松のクロスから谷澤がヘディングシュート。
 しかし、ゴール左を逸れます。


 80分、ジェフの攻撃。
 右サイド前方でボールを奪い、アランダからのパスに飛び出した北爪がバー直撃のシュートを放ちますがオフサイド
 83分、町田は谷澤に代えて平戸を投入。

 
 その直後、ジェフの攻撃。
 アランダが右サイド奥でボールを奪い、町田がクロスを供給しますが相手に当たります。
 それを羽生が拾ってクロスを上げラリベイがボレーシュートを放ちますが、大きく枠を逸れます。



 85分、町田のチャンス。
 右サイドからのパスワークで重松が抜け出してクロスを上げるも、中央には合わず。
 そこから得たCKを吉濱が蹴ると、ファーサイドで完全にフリーになった重松がヘディングシュートを放ちますが枠を捉えきれず。
 しかし、ラスト10分、ジェフの選手たちは足が止まり、絶える時間になっていきます。


 その直後にも町田の決定機。
 右サイドから中央との1-2で土岐田が完全に裏を取って、中央へクロス。
 重松がゴール前で粘って吉濱がシュートを放ちますが、ゴールの右を逸れます。


 後半アディショナルタイムにも、町田の決定的なチャンス。
 中盤で町田がボールを奪ったところから重松が中央に繋ぐと、ゴール前でフリーになった深津がシュート。
 ゴール左隅ギリギリを逸れるシュートですが、これも外れてゴールならず。
 再三相手にチャンスを与えていたジェフですが、何とか1-0で逃げ切りました。
■右サイドからの攻撃からチャンスメイク
 町田は前半の動きが悪かった印象です。
 後半からはビハインドになったこともあってか積極的に前に出ていけていましたし、前半は開幕戦ということで緊張もあったのかもしれません。


 攻撃に関しては、ジェフのハイライン対策をしっかりしてきた印象でした。
 序盤から特に特徴的だったのが、2列目の選手の裏への飛び出し。
 前線の選手がそのまま裏に飛び出すと単純な競争になってしまいますが、2列目から選手が飛び出せばジェフのDFはマークを捉えにくくなる。


 FWがオフサイドエリアにいた状況で裏にパスを出して、そこに向って2列目の選手が飛び出していくのも狙いだったのではないでしょうか。
 オフサイドエリアに選手がいるとDFは背後も気にしなければいけないし、オフサイドを取ってもらえるかDFに躊躇いも生まれる。
 オシム監督もやっていたことがある印象ですが、あえてオフサイドエリアに選手を置いて、他の選手が飛び出すという作戦だったのではないかと思います。



 ただ、前半の町田は守備面がかなり緩かったと思います。
 ジェフのパス出しの起点は、3バックとアンカー。
 だから、まずそこを抑えることが基本となるでしょう。


 しかし、前半の町田はアランダには2トップがついていたものの強くいけず、アランダと近藤がパス交換をしたら遅れて近藤にチェックに行くような状態。
 MFラインも低かったため、ジェフの左右CBと町田のSHの距離も離れチェックが遅れていた。
 結果的にジェフは、3バックとアンカーで楽にボールを持てる状況でした。


 また、高橋が下りてきて相手2トップ横で受ける動きをしても、対応が曖昧でした。
 それによってジェフは左サイド後方でボールを受けて相手を引き付け、逆サイドに大きく展開して右サイドを仕掛ける展開が出来ていたと思います。
 4-4-2のボックスだから前に出づらいというところもあったのかもしれませんが、守備だけなら相模原の方が良い印象すら感じました。



 しかし、後半からは町田も最終ラインを上げて、両チームがコンパクトな中でのせめぎあいになりました。
 その状況になってからは町田も改善し、特に後半終盤は町田の方がチャンスを作っていました。
 シュート数も町田は14本、ジェフは7本と、町田が大きく上回っています。


 前半のジェフが優位に立てたのは相手の守備の問題もあったと思いますが、セカンドボールへの対応で勝てていたことが大きかったように思います。
 ジェフは前半からアグレッシブに動けており、ボールへの反応も早かった。
 船山、清武と動けるタイプの2トップを置いたのも、この試合では良い方向に進んだのかもしれません。



 そして、何よりも右サイドの攻撃が機能したことが、大きかったのではないでしょうか。
 相模原戦などでは左サイドから右サイドに大きく展開しても、そこからの攻撃が作れなかった。
 北爪が裏を取れればクロスまで持ち込めていましたが、それ以外の形がない状況でした。


 しかし、この試合では、右インサイドに町田が入り、右FWの船山などもサイドチェンジ後の攻撃に絡むことが出来た。
 北爪だけでなく町田なども積極的に裏を狙っており、得点シーンのように北爪が受けて町田が裏に仕掛ける展開も作れていました。
 これがこの試合では、一番大きな変化だったように思います。



 ジェフは90分を通して、かなりハイテンションな戦いになりました。
 攻守に圧力をかけて、細かなところは誤魔化しつつ、相手を圧倒する。
 守備など怪しい場面もありましたが、何とかそれで乗り切った印象です。


 これが今年の生命線になる気がしますのでこれを続けられるかどうか、続けられなかった時にどうするかがポイントとなってくるのでしょうか。
 実際、この試合でも後半途中からばてて、終盤は何度も相手にチャンスを作られていました。
 この展開は2015年序盤のハイプレス期と同様で、あの時も失速する時間が徐々に長くなり最終的に体力が持たなくなって、ハイプレスを諦めざるを得なかった。
 それに近いものも感じますので、やはり最終的にはどうマネジメントするかが求められてくるのかもしれません。


 ともかく、まずは一勝。
 プレシーズンマッチではなかなか勝てなかっただけに不安も大きかったですが、その分この勝利は大きく感じます。
 DAZNなど含めて色々とありましたが、ひとまずはこれで今年も開幕ですね。