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引き付けるパスサッカーか奪いに行くハイプレスか

 今週末は大分戦が控えていますが、体調を崩してしまいました。
 そのため、手短にプレビューをまとめたいと思います。


 鈴木惇が福岡に復帰した大分はボランチが不安材料といった印象でしたが、ここまで宮阪と丸谷のダブルボランチでしっかり穴を埋めています。
 宮阪は松本からレンタル、丸谷は広島ら移籍。
 丸谷、茶島は広島で将来を期待された選手ですね。



 やっているサッカーは変わらず、3-4-3からボランチの一角が下がって4-1-5になる。
 最終ラインに元ジェフで足元の技術のあるGK高木も加わって、パスを繋いで相手を引き付ける。
 そこから大きく展開するパスサッカーで、同じパスサッカーでも細かく繋いでいく岐阜などとは大きく系統が異なります。


 さらに前線も5枚が横に並ぶのではなく、中央では1トップ2シャドーの関係でトライアングルとギャップを作り相手DFラインを引き付ける。
 それによって外を薄くしておいて、WBが仕掛けやすい形を作る。
 全体として相手を引き付けて展開することで、攻撃的なサッカーが基本となっている印象です。



 守備時にも無理に前からプレスに行くことは少なく、引き気味に守ることが多い印象です。
 それによって相手をおびき寄せておいて、カウンターを仕掛ける。
 ただ、そうなるとどうしても攻め込まれる回数が増えるので、そこが課題なのかなと思います。


 昨年のジェフは2連勝を遂げており、特に初戦はホームで4-1で勝利。
 相手を引き付ける大分に対して、前から人数をかけてハイプレスを仕掛けるジェフは相性がよく、大勝した試合だったと思います。
 一方で10月末の2試合目の頃には、既に引いて守るサッカーをしていたため苦戦してましたが、2-1で競り勝っています。



 今年も現在のところプレスを積極的にかけていますので、大分の引き付けるパスサッカー対ジェフの奪いに行くハイプレスとなるのではないでしょうか。
 ただ、昨年もアウェイになるとコンディションが低下し、プレスをかけきれないことが多かったジェフ。
 現在の2連勝はホームでの2試合でもあるため、そこが気になるところでもあります。


 また、大分は最終ラインが広がってパスをつないできますから、3-4-3になって前方の人数が少なくなったジェフがうまくプレスをかけられるかもポイントではないでしょうか。
 しかし、大分は昔からジェフにとって、相性の良いチーム。
 メンバーが代わってもそこはなぜか変わらない印象ですから、相性の良さを追い風にアウェイでも結果を出したいところですね。