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近藤直也が東京Vへ完全移籍

 まだ新しいブログに慣れておらず少しずつ設定などを修正しているのですが、なかなか思う通りには行いきませんね…。
 見づらくなってしまった部分もあるかと思うのですが、何卒ご了承ください。
 なお、14日の更新はお休みして、15日から再開したいと思います。

 さて、年が明けてオフの動きが出始めていますので、少しずつ取り上げていきたいと思います。
 新体制発表会見も行われて、ストーブリーグも終盤戦といったところでしょうか。
 ただ、年明けのジェフは、選手が出て行く発表の方が目立っていますね。


 まず、3年間ジェフに在籍した、近藤の移籍が決まりました。
 シーズン終了後のSNSなどでの言動からして、近藤が退団する可能性はある程度予想できたように思います。
 さらに、今オフのジェフはここまでCBの退団がなく、ベラスケスと新井を補強していただけに近藤の退団は濃厚ではないかと思っていました。

 移籍先は東京Vということですが、これもあり得るかなと予想していました。
 近藤の年俸などを考えればJ2下位チームは厳しいでしょうが、年齢などを考えると今からJ1というのも考えにくい。
 東京Vは昨夏に畠中が、今オフには井林が個人昇格を果たしていますので、実績あるCBが欲しいところではないかと思っていました。


 こうなると、昨年終盤に近藤が外され増嶋が起用されたのも、2019年への準備だったのかもしれません。
 また、以前にも話したように、近藤がキャプテンから降ろされたのも、増嶋にDFラインの主導権を任せたからだったのでは…という可能性がまた少し深まったでしょうか。
 さらに言えば、そもそも昨年フロントが増嶋を獲得したのも、近藤の後釜としての補強だった可能性があるのかもしれません。

 確かに現在35歳の近藤と33歳の増嶋の両方を、来季も残留させるのは得策ではないように思います。
 現状だとどちらも似たタイプとなっていますし、年俸も決して安くはないでしょう。
 ただ、個人的にはどちらを選ぶべきなのかに関しては、非常に悩むところではないかとも思っていました。


 前にも話したように、増嶋がCBに入るとラインを深く守りがちになる印象があります。
 エスナイデル監督が来季どんなサッカーをするとフロントに話したのかはわかりませんが、これまでの経験からすればまたハイプレス・ハイラインに欲を見せる可能性は想定すべきだと思います。
 そうなると相性が良かったのは、どちらかといえば近藤の方だったようにも思います。

 また、増嶋の不安点として、以前から怪我が多いという問題があると思います。
 離脱率の高い選手をCBの軸として期待するのは難しいですし、怪我の多い少ないも選手を評価するにおいては大事なポイントだと思います。
 実際、昨年も怪我で一時離脱しているわけで、年齢からしてもさらにその不安は高まるのではないでしょうか。


 確かに昨年の近藤は動きのキレがもう1つで、特に瞬発的な反応において後れを取ることが多かったように思います。
 ただし、増嶋も目の前の相手選手にプレゼントパスを出してしまう、危険なレイトタックルでファールを犯してしまうといった課題が見られた印象です。
 増嶋は昔から大きなミスが多いところがあって、性格的に後方のポジションは向いていないのでは…というイメージもあります。

 とはいえ、DFラインをリードする立場として、近藤か増嶋のいずれかは残しておきたかったところでしょう。
 能力的な部分だけでなく、予算や年齢、契約内容なども加味して、総合的に判断して増嶋を選んだということなのかもしれません。
 ただ、年齢に関しては2歳しか離れていませんし、この年代になればいつ衰えが生じるかはわからないところもあると思います。


 長期的なクラブの視点として見ると、やはりベテランCBを外から補強してリーダーに据える流れが続いていることが問題ではないでしょうか。
 外部からのベテランCBに依存しているから、そのベテランCBの後釜にまたベテランCBを補強せざるを得ない状況を変えられないでいる。
 やはり15-16オフにあった選手大幅入れ替えの際に、現在仙台でキャプテンとして活躍している大岩などが流出してしまった問題は、クラブ単位で大きな痛手だったように思います。

 外部のベテランCBに依存しているため、自前のCBがなかなか育っていかない。
 実際、若手有望株の1人だったはずの岡野もレンタル延長が決まってしまいましたし、中堅年代のCBが少ない状況となっています。
 鳥海、新井、ベラスケスなど若いCB候補たちは、まだ確実に主軸として期待できるほど実績があるわけではないと思いますが、彼らのいずれかが今年ブレイクすることを期待したいところだと思います。


 近藤が移籍する東京Vはロティーナ監督がC大阪に移籍し、イングランド出身のホワイト監督が就任しました。
 Jリーグでは未知数な監督なだけに、予測できないところはありますが、チーム状況が良ければまだまだ活躍できるのではないでしょうか。
 ハイラインでは前も後ろも広範囲に守らなければいけなかったのでCBには負担も大きかったでしょうし、普通に戦えれば本来の良さも出せるのではないかと思います。

 近藤は加入初年度の2016年も、関塚監督最終年で大幅入れ替えもあった年でしたので、かなり苦労したと思います。
 その後の2年間も含めて大変な時期にジェフに来てしまった選手…と言いたいところですが、降格してからは毎年大変なことになっている気もするので、特別に酷い時期だったとも言い難いところが悲しいですね。
 今年はJ2でライバルとなるかもしれませんが、東京Vで頑張ってほしいと思います。