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ジェフと似た者同士の最下位山口と対戦

 はてなブログへ移行して約2ヵ月が経ちましたが、いろいろと問題は残っていました。
 まず、リンクサイトのブログ村に新規投稿が反映されないという問題が起こっていますが、こちらは偶然ブログ村も同時期にリニューアルをしたため、それが原因ではてなブログなど一部サービスが反映されない状況が続いていることです。
 いくつかの外部ツールなどを使用してみたものの変化はなく、メールで問い合わせをした人から直してもらえるという情報もあるそうですが、基本的にはブログ村側の改善を待つしかないようです。

 もう1つテンプレートが変わって、デザインが見づらくなったという問題もありました。
 こちらに関してはFC東京サポでブログ「やってみるさ」を運営されているちょうの氏にアドバイスいただき、修正方法に悩んでいたら対応策まで教えていただきました。
 主に画面上部のヘッダーが小さくなり、以前より見やすくなったと思います。


 ちょうの氏とは「やってみるさ」とゆっくりいこうを大手サッカーポータルサイトだったサポティスタに間違えて取り上げられた頃からの知り合いで、ブログでのコラボやラジオにも出演して頂いたことがあります。
 ブログでのコラボを行ったのはFC東京が降格した年で、忘れもしない2011年、東日本大震災があった年ですね。
 偶然にも、もうすぐ3月11日になります。

 あれから8年も経つということですが、震災時のショックというのは今でも忘れられないものがありますね…。
 その後、熊本や北海道でも大きな地震が起こっておりますし、復興を願うとともに震災への対策というものも大事になってくるのでしょう。
 そして、ジェフもそれだけ長くJ1に復帰できてないということで、今度はJ1でコラボしようというちょうの氏との約束も果たせないままとなっています。


 ジェフは今年も厳しいスタートとなっていますが、まずは1勝をあげることに集中したいですね。
 第3節の対戦相手は山口。
 これまでの対戦相手とはタイプが異なると思いますし、チャンスはあるのではないでしょうか。

 新潟戦後にもジェフ対策を書きましたが、ジェフにボールを持たれても冷静に対応する。
 守備で穴さえ作らなければジェフはボールを持っても怖くないし、攻守にミスが多いチームなので、ミスを待ってカウンターで突く。
 1点を取れば焦ってバランスを崩す傾向にあるので、さらにそこで追加点を狙う。

 これが有効なジェフ対策になっている印象ですが、このサッカーをするには堅実なチームの方が適していると思います。
 しかし、次に対戦する山口は昨年も失点が多く、どちらかと言えば攻撃的なチーム。
 ジェフにも似たところがあるチームで、後方には脆さもあると言えると思います。


 昨年から霜田監督が指揮を執っている山口ですが、2018年序盤は非常に好調でJ2上位を走っていました。
 4-1-4-1からなるアグレッシブなプレスと、サイドからの鋭い仕掛け、ボールを奪ってチャンスがあったら素早く裏へと供給する展開が特徴のチーム。
 しかし、2018年初頭は明らかにフィジカルコンディションが良く、それが落ち着いた6月以降は一気に苦戦していきました。

 昨夏は、実に14戦勝ち星なしという停滞時期も経験。
 1ボランチ脇を突かれ、後方の守備の甘さも目立って、失点数が一気に増えていってしまいました。
 3バックへの変更などもあってシーズン終盤には若干調子を戻しますが、シーズン序盤の好調を考えれば厳しい状況だったように思います。


 今年は再び4-1-4-1でスタートしましたが、昨年序盤のようなコンディションの良さは感じられず、ハイプレスも目立たない状況となっています。
 ウイングがワイドに開いて仕掛ける展開や、相手の隙があればロングボールも辞さない攻撃は変わりませんが、アグレッシブなプレスがなくなって結果的に特徴の薄いチームになっている印象があります。 
 しかし、そういった戦い方は変えてもチームの癖というものは意外と残るもので、守備時における甘さなどの悪癖だけは残ってしまっているように見えます。

 今年の開幕戦は柏相手に1-2で敗れ、第2節は甲府を相手に2-5の大敗を喫しています。
 対戦カードに恵まれていない印象もあるとはいえ、甲府戦での大量失点など課題の多さが目立つ状況です。
 昨年後半からの悪い状況を、払拭できていないとも言えるのかもしれません。


 ジェフと似た印象もある山口ですが、4-1-4-1で中盤の横4枚がラインを重視してプレスをかけていったり、チャンスがあれば積極的に裏へと長いボールを蹴ったりといった部分には違いを感じます。
 しかし、甲府戦でもGKがウタカにプレスをかけられて失点したり、逆サイドからのクロスに誰も対応できなかったりといった、ジェフと同じような甘さが見られるチーム。
 ジェフもハイプレスの継続がなくなって結果的に特徴の薄いチームになりつつあるようにも思いますし、ジェフの一昨年の7連勝も山口の昨年序盤の快進撃と被っている印象で、その時だけは良かった…という状況なのかもしれません。

 しかし、エスナイデル監督になってからのジェフは、攻撃的なチームの方が戦いやすい傾向があります。
 プレスもハメやすいし、遅攻状態になると問題が生じるチームですので、相手が前に出てきてくれた方が良いのでしょう。
 実際、昨年の山口戦も6月2日のホームゲームでは2-2と引き分けていますが、9月1日には4-0で大勝を遂げています。


 ただ、霜田監督は甲府戦後に、「練習で調子の悪い選手はピッチに出してはいけない」と語っており、ジェフのエルナイデル監督も「システムと選手の選択を間違えた」と話しています。
 どちらも言い訳に聞こえなくもないですが、次の試合ではメンバーなどを変更してくる可能性もあるのかもしれません。
 そうなれば状況が大きく変わる可能性も否定はできないでしょう。

 しかし、エスナイデル監督はシステムや選手などを変えても、基本的な戦い方や傾向は大きく変わらないことも多い。
 山口の場合は開幕からホーム2連戦で、ジェフ戦が今年初のアウェイということにもなります。
 前節5失点を浴びてしまったことを考えても、戦い方を変えてくる可能性があるのかもしれません。


 今年のジェフに関して気になるのは、昨年以上に遅攻からシュートチャンスに持ち込めていないことではないでしょうか。
 後方や大外をなぞるパスワークばかりで、昨年よりもそこから中へと入れて行けていない。
 相手の対策がより明確化されてきているという部分もあるのかもしれませんが、ジェフが遅攻を熟成できていないとも言えるのでしょう。

 こうなってくると、クレーベやアランを前線において長いボールを蹴り込むサッカーの方が、可能性は感じられるのかもしれません。
 アバウトにボールを蹴り込めばボールロストが増えて守備機会も増してしまう恐れがありますが、ボールを保持していてもミスからショートカウンターを受けるのであれば、結果的には大きく変わらないかもしれない。
 いずれにせよ、エスナイデル監督3年目にして遅攻に関しては質が下がっているようにすら感じますから、今後大きな改善は見込み難い状況といえるのではないでしょうか。


 山口戦に関しては、相手の出方次第では遅攻の時間がそこまで伸びないかもしれません。
 そういった試合になった方が、ジェフとしては戦い易いのではないでしょうか。
 ただ、そもそもとして遅攻の時間をあえて作っているようなチームにも関わらず、遅攻の時間が短い方が戦いやすいという時点で、矛盾が生じているようにも思います。

 良い組織というのは矛盾などが少なく、やりたいことを思い切ってやれるチームではないかと思いますし、目指すべきことを思い切ってやることによって逆に苦戦してしまう…となると、どうしても苦しくなってくるのではないでしょうか。
 そのあたりの矛盾をどれだけ消化できるのか。
 ともかくまずは今季初勝利を目指して、頑張って欲しいですね。