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2連勝中の好調愛媛相手に具体的な狙いを示せるか

 まず、ブログに関してですが、今週末の連休で実家に帰るため、更新が滞る可能性かもしれません。
 …といいながら、何とか更新することが多いのですが、今回も状況が読めないのでご了承ください。
 もしかしたら、更新が遅れたり短めの更新になったりするかもしれないです。


 さて、8月に入って、J2上位の顔ぶれも変わってきましたね。
 柏など地力のあるチームが上がってきましたし、ここからが昇格争いの本番といった印象もあります。
 開幕前には柏、大宮の自動昇格を予想していましたので、割と予想に近い状況になりつつあるのかなとも思います。

 一方で水戸や山形などの順位が下がってきましたが、水戸は戦力を考えればよく頑張っている方でしょう。
 山形に関しては何度か話していますが、やはりハードワークする選手を集めて一生懸命に頑張るチームなだけに、コンディションに左右されるところが大きいように思います。
 そこからのプラスアルファを作れるかどうかが、木山監督の大きな課題ではないでしょうか。


 ジェフも7月はコンディションが良かった印象もあり好成績を上げましたが、J2は実力差が小さいので一定期間はそれだけでも結果を残せるのでしょう。
 エスナイデル監督時代の7連勝なども、似たようなことが言えるのではないでしょうか。
 しかし、1シーズンを通して安定した結果を残すためには、コンディション頼りのサッカーだけでは厳しいということではないでしょうか。

 明日対戦する愛媛も7月は3連敗もあり苦戦していましたが、現在は2連勝中と好調です。
 しかも、長崎に4-1、岡山に2-0と、中位のチーム相手に快勝しています。
 愛媛の選手たちもコンディションが良好で、しっかりと動けている印象があります。


 基本的に愛媛のサッカーは、5-4-1でしっかりと守るスタイル。
 この時の戻りの速さが特徴で、綺麗なラインで整った守備をしている印象です。
 後方を固める分プレスをかけ続けるのは厳しく、守る時間が長くなる傾向にあるのかもしれませんが、守り方がはっきりとしており総失点数31はJ2で8番目に少ない数字となっています。

 そこからカウンターを狙うのが基本といった印象ですが、ビルドアップに関してはあまりうまくいっておらず、プレスを受けると慌ててしまい長いボールを蹴ることが多いように思います。
 しかし、アタッキングサードにおいては、細かくパスを繋いで仕掛ける意識が強いチームではないでしょうか。
 そこから2列目が前を向き、サイドやバイタルエリアなどを狙う攻撃を目指しているのではないかと思います。


 ジェフからレンタル移籍しているGK岡本は、今年も愛媛の正守護神として健在。
 また、吉田眞紀人も、ここまで20試合に出場し3ゴールと活躍しています。
 しかし、残念ながら吉田は、ジェフ戦には出場できない契約となっています。

 一方のジェフは、増嶋が急性虫垂炎で手術を受けたそうです。
 数週間ほど欠場することになるのかもしれませんが、今の鳥海と新井のコンビも悪くはないと思います。
 増嶋に比べれば経験が浅くバタバタするところもあるかもしれませんが、その分アグレッシブにプレーできているようにも見えますし、総合的に見ればそこまで大きな差はないのではないでしょうか。


 それよりも今のジェフは、中盤やサイドでの守備バランスの改善が先決と言えるのではないかと思います。
 また、愛媛とはシステムも異なるので、サイドや中盤でのミスマッチにどう対応するのか。
 相手のシャドーなどが間を狙ってくる可能性も考えられますし、ボランチなどの対応を明確にしなければいけませんね。

 前節は右サイドの守備から2失点につながっているだけに、米倉の起用もあり得るのかもしれません。
 ただ、米倉も守備が得意な選手ではないですし、右サイドを崩されたのはゲリアだけの問題でもないと思います。
 米倉の攻撃力に関しては期待したいところもありますが、守備に回されては持ち味が出せないでしょうし、米倉起用時はどう守備面でサポートするかがカギとなるかもしれません。


 また、攻撃においても鹿児島戦では序盤こそ良い流れもあったものの、それ以降はあまり良い形が作れなかったと思います。
 特に気になるのは試合終盤に寿人などを起用しても、どのように活かすのかはっきりしなかったこと。
 点を取りたいという意欲はあったとしても、全体が前掛かりになるだけではゴールは遠いと思います。

 鹿児島戦直後にも話しましたが、アバウトにサイドに人数をかけるというだけではなく、チームとしてそこで何をしたいのか、明確に狙いを持った攻撃を作らないと安定した戦いはできないのではないでしょうか。
 それは守備に関しても、同じことがいえると思います。
 プレスをかけるにせよセットして守るにせよ、どこでどのようにボールを奪うのかにおいて、まだまだアバウトなところが多い印象です。

 攻守においてやることがはっきりしているけど、うまく実行できないというのであればまだ仕方がないと思えるし、今後の成長も期待できると思います。
 しかし、現状だと大雑把に何かをしたいという意図は見えたとしても、具体性には欠けるところが多い印象です。
 それを残り試合で明確化できるかが、江尻監督に求められるところなのではないでしょうか。