最終節、残留に向けて必死に戦う栃木を前に

 まず個人的な話になりますが、J2最終節が行われる24日は親戚の結婚式に参加するため欠席となります。
 試合後の更新も数日後になるかもしれませんので、御了承ください。

 ジェフは前節、PO争いに加わっている京都と対戦し0-1で敗戦。
 今回は残留争いの渦中にいる栃木と、ホーム・フクアリで対戦します。
 残り1試合となりましたが、栃木はまだ残留の可能性が残っています。


 J2残留争いに関わる下位の順位を、確認してみましょう。

19位  町田 勝点40 得失点差-24
20位 鹿児島 勝点40 得失点差-31
21位  栃木 勝点37 得失点差-21
22位  岐阜 勝点30 得失点差-41

 岐阜の最下位は、すでに決定。
 栃木も勝って町田、鹿児島が負けなければ勝点差で並ぶことのできない厳しい状況ではありますが、得失点差では優位に立っているだけにまだわかりません。


 なお、町田は最終節で4位山形と対戦。
 山形も7位京都、8位水戸に上回れる可能性はまだ残されておりPO進出がかかっていますので、町田にとっては難しい試合となるかもしれません。
 鹿児島は最終節で18位福岡と対戦するため、対戦カードで言えば一番厳しいのは町田ということになります。

 ちなみに、ジェフも残留が決まっているとはいえ勝点は43。
 得失点差は-17なので町田や鹿児島に追い抜かれることはないでしょうが、勝点差で並ぶ可能性は残されています。
 それだけ厳しい成績になっていると言えるでしょう。


 もう1つJ2残留という点で注目なのが、J3の昇格争いです。
 現在、J3では勝点62の北九州、勝点57の藤枝を、勝点54の群馬と熊本などが追っている状況ですが、上位争いで藤枝だけはJ2ライセンスがないため、藤枝が2位以上で終われば降格は1チームになります。
 ただし、J3はまだ3試合残されているため、結論はすぐには出ないことになります。

 なお、北九州は小林監督、藤枝は石崎監督など、J3上位はJリーグで結果を残してきた名将が指揮を執っていることが話題になっています。
 やはり本気で昇格したいのであれば、実績のある監督を招聘するのが一番ということ。
 私も小林監督、石崎監督などはジェフの監督候補として良いのではと思っていましたし、招聘のチャンスはあったのではないかと思うだけに、残念というかジェフの甘さを感じるところもあります。


 前節の栃木は、夏に横浜FCから加入した乾兄のゴールを守り切って、長崎に1-0の勝利。
 また、前々節は上位大宮を相手に0-0で勝点1を得ており、その前の試合でも新潟に2-1で勝利しているため、ここ3試合は負けなしの状況です。
 現在は4-4-2のシステムですが、深めのラインから前に出ていく守備は変わらず、ここ数戦は残留に向けて必死に集中して守れている印象です。

 攻撃においては、フィジカルもあってタメも作れるヘニキを前線にコンバートしたことで、前線に起点が出来た上に守備でも貢献。
 また、シーズン中に瀬川が加入したことで、左サイドからの攻撃も武器となっています。
 ボランチにもブラジル人MFユウリが8月に加入し攻守に貢献していましたが、前節は怪我で離脱しているためジェフ戦に間に合うのかが注目です。


 ジェフは前々節東京V戦、前節京都戦と、パスサッカー対策で守備的に戦っていた印象です。
 しかし、栃木は守備をベースとしたハーフカウンター狙いのチームといえるでしょうから、また違った戦い方が求められるのかもしれません。
 昨日の話にもつながりますが、相手対策を重視するのであれば攻撃面でもそれを見せてほしいところではないかと思いますが、ここまでは力押しの攻撃が多かった印象があるだけに、果たして最終節でそれを披露できるのかどうか。

 一方で栃木も引き分けではダメな試合となるわけですから、状況によってはなりふりの構わない攻撃をしてくるかもしれません。
 その時に、ジェフがどう対処できるのか。
 ここ数戦の栃木に感じる気持ちのこもったプレーに対して、どうジェフが受け返すのか…という展開になる可能性も予想できると思います。


 ジェフとしても、引退を発表した勇人の最終戦ということで大事な試合になります。
 ただ、勇人の引退発表後も他選手が奮起するというような変化は生まれませんでしたし、それよりも降格の危機に瀕する栃木の方が試合に与える影響は大きいのではないでしょうか。
 文字通り、死に物狂いで来るかもしれません。

 一方で今季のジェフは昇格争いに絡むことは一度もなく、残留争いに関しても若干危なく感じる時期はあったかもしれませんが、現実的に見ればそこまで厳しい状況ではなかったと思います。
 結果的に随分と長い期間、消化試合を戦ってきた印象です。
 東京V戦後の為田のコメントからも感じましたが、どこか生温いシーズンを過ごしてしまったところがあるように思います。


 そのジェフが必死に残留を目指す栃木を目の当たりにして、どのように感じるのか。
 ジェフも今期はこれで終了するとはいえ、ここでクラブが終わるわけではなく来年の準備もあるはずですから、しっかりと可能性を示さなければいけない。
 あるいは選手1人1人も来期以降に向けて、アピールをしなければいけない時期でもあるはずです。

 言ってしまえばだらしないシーズンだったわけですから、最後に栃木から刺激をもらって、来季に向けての奮起に変えたいところではないでしょうか。
 栃木にとっては、どう転んでも大きな大きな一戦となります。
 その意味を受け止めた上で、ジェフも最終戦に向けてよい戦いをしてほしいと思います。