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川崎GK新井章太の獲得を発表

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 川崎からGK新井の加入が決まりました。
 事前に新井が加入するという報道はあったので、驚きはなかったですね。


 新井は2011年に国士館大から東京Vへ加入しますが、出場機会はなく2年間で契約満了。
 ちなみに、優也も鈴木も東京Vでプレー経験のあるGKということで、東京VルートのGKが続きますね。
 何かつながりでもあるのでしょうか。

 2013年、トライアウトの末に川崎に加入。
 そこからも出番はありませんでしたが、2015年にGK西部の負傷もあって23試合に出場。
 しかし、西部はその年で川崎を退団すると、翌年には韓国代表チョン・ソンリョンが補強され、再び出番を失っていきます。


 それでも昨年はチームが波に乗り切れなかったこともあって、9月からリーグ戦で出場機会を得るとルヴァン杯でも活躍。
 ルヴァン杯決勝ではPK戦でシュートストップを決めて、チームの優勝に貢献しMVPに輝いています。
 ただし、シーズン終盤には再びチョン・ソンリョンがスタメンに復帰しており、リーグ戦出場は7試合にとどまっています。
 それが決め手になって、今回の移籍を決めたということでしょうか。

 セカンドキーパーを務めた時期が長かったものの、カップ戦決勝前にポジションを獲得し、決勝でPK戦を制してMVPを獲得した…といわれると、ジェフの立石を思い出しますね。
 ただ、新井は185cmでサイズもあるGKではありますが、タイプ的には前に出ていくプレースタイルではないでしょうか。
 どちらかと言えば、優也にも近いところがあるのかもしれません。


 尹監督のサッカーを考えれば、もっとどっしりと構えるGKを探すのかなとも思っていました。
 先週、優也を振り返った時にも話しましたが、一昨年はオヘーダを、昨年はロドリゲスを補強していることからも、クラブとして優也に物足りなさを感じている部分はあるのでしょう。
 今年の補強が実績の浅い鈴木だけだったことの方が意外だったようにも思いますが、GKは補強候補も多くはないのでしょうし欲は言えなかったということなのかもしれません。

 新井も決して実績が豊富というわけではないですから、正守護神として計算するのか、優也と競わせるライバルとして考えているのかはわからず、それによって他選手の動向にも影響が出てきそうです。
 ただ、ジェフは先日も取り上げたように、選手の高齢化が深刻化してる状況で、来年には優也も34歳、新井も32歳になります。
 ベテランGKを2人も抱えるのが、得策なのかというと疑問が残るようにも思います。


 愛媛にレンタル移籍している大ベテラン岡本の復帰はもう期待薄とはいえ、それでも新井、優也、鈴木、大野、相澤と多くのGKを抱えることになります。
 状況からすれば、誰かの退団は免れないでしょう。
 鈴木はレンタル加入中だったものの、まだ25歳で今年良いプレーを見せていたことを考えると残ってほしかったのですが、それもどうなるかわからなくなってきましたね。

 年齢構成を考えるといろいろと悩むところもありますが、まずは守備からという尹監督のスタイルを考えると、多少年齢が高くても計算できるGKを補強したかったということなのかもしれません。
 それだけの実力を見せられるかどうか。
 フルシーズン出場した経験がないことが気になるところではありますが、頑張って後方から支えてほしいと思います。