漢陽大学から韓国人DFチャンミンギュの加入が発表となりました。
186cmの長身で、今年3月にはU-22韓国代表にも選出されていますが、サブ組だった模様です。
まだ20歳ということですから、中退か休学という扱いになるのでしょうか。
せっかくユン・ジョンファン監督が就任したのですから、韓国ルートを利用するのは賢いやり方だと思います。
ただ、今回は大学生DFですしユン監督の名前を活用して補強した可能性はあるかもしれませんが、ユン監督本人が動いたわけではなくスカウトが頑張っていたのかもしれません。
決してビックネームではようですから、ユン監督でないと補強できなかったとまでは言えないのではないでしょうか。
韓国でユース代表の実績もあり大卒でジェフに加入した選手と言うと、ナム・スンウとキム・ヒョヌンが思い出されます。
特にキムは3年間主力選手の1人として活躍し、その後移籍した福岡ではJ1でもプレーしています。
スカウトにかかった費用まではわからないものの、年俸などは比較的安く済んだのでしょうし、賢いやり方だったと思います。
チャンミンギュに対しても、キムと同じような活躍が期待されます。
ネットを探してみると、以下のような動画が見つかりました。
2019 Jang mingyu(HanYang Univ.) highlights
短い動画ですし、画質も荒いので細かいことは言えません。
しかし、やはり高さがあるタイプのCBなのかなとは思います。
また、ショートパスに関してもまずまずのモノを持っているのかなとも思いますが、長い展開は出てこないだけにそこまで足元の技術に幅はないのかもしれません。
また、カバーリングのシーンが目立ちますが、スピードはあまりないのかなとも思います。
あくまでもプレーの予測でカバーしてる印象ですから、日本ではそこがネックになる可能性もあるのでしょう。
さらにボール奪取に上半身を使っているシーンが目立つのも若干気になるところで、それだけフィジカルに自信があるのかもしれませんが、足運びはうまくないのかなとも思わなくもありません。
典型的な長身韓国人CBタイプなのかなとも思いますが、まだ情報量が少ないだけに詳しくはわかりません。
ナムとキムも新卒選手の1人として期待されていた印象で、どちらかがうまくいけば御の字と言う発想だったのかもしれませんから、今回もそういった狙いである可能性もあるでしょう。
外国人選手とはいえ、あくまでも20歳の選手ですから、そこまで期待してはいけないのかなとも思います。
キムは大成功した例ではありますが、ナムやパク・ジョンジンなどはうまくいきませんでした。
また、似通ったタイプなのかなとも思う、イ・ジュヨンも主力選手としては物足りないところがあったと思います。
キム・ヒョヌンが成功したのは粗さはあったものの、高さや強さだけでなくスピードがあったところが大きかったと思いますが、そういったタイプではないのでしょう。
ただ、J2では多少スピードには難があっても、長身の韓国人CBが成功することも少なくありません。
賢くカバーリングしたり、駆け引きでうまく対応できる選手なのかどうかが求められるのではないでしょうか。
いずれにせよ、若いCBですからうまく育てていく必要があるのかもしれません。
しかし、近年のジェフは若手の育成がうまくいっていないだけに、育成が期待できるのか。
また、若手を一から育成するのであれば、チームに留まりやすい日本人選手の方がいいのではないかとも思わなくもありません。
最近は西野やエベルトや、増嶋、新井など長身CBが好きですが、これもGMなどの好みなのでしょうか。
高さも大事だと思いますが、スピードや賢さのある選手も検討していかなければいけないように思いますが…。