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2020年こそ「危機感」を持って「変化」を迎えられるか

 2019年も残すところあと数時間となりましたね。
 今年も大晦日まで更新してしまいました。

 ジェフは残念ながら、2年連続で最低順位を更新。
 去年も話しましたが、これが予想通りの苦戦だったことが残念ですね。
 期待できた上での失敗ならまだ救いもあったと思いますが、やられるべくしてやられたといった印象しかなく、今年の低迷も当然の結果だと思います。


 私も精神障がい者バスケに立ち上げから参加しているのですが、明確な課題があった時の方が組織運営はうまくいくところがあります。
 大会にチームが集まらない、お金がない、体育館が見つからない…。
 悩みは多くてもチームが集まらなければ自分たちから出向いて宣伝をし、お金がなければ助成金や寄付金を探し出し、体育館がなければ他の地域で開催する…など、頭を使って工夫を凝らすことが出来る。

 ジェフも以前は練習場やスタジアムも立派とはいえず、予算も選手もおらず、観客もまばらだった。
 しかし、予算と選手がなければ育てればいいとアカデミーや新卒補強に力を入れたり、セカンドチームを作ったり、育成のため監督招聘だけにはリソースを費やしたり。
 動員に対しても地域貢献を頑張っていて、楽しいチームを作れれば人も集まるという発想で戦っていたはずです。


 一方で現在のジェフはJ2下位に沈んでいるにもかかわらず、予算もあるし、観客も集まるし、練習場やスタジアムも揃っている。
 しかし、順位が落ちても問題なく運営できているからこそ、そこに甘えが生まれているのではないか。
 そういった状況だからこそ、フロントがリーダーシップを持って明確な目標やビジョンを掲げなければいけないのではないかと思うのですが、果たしてそれが出来ているのか…。

 そんな中、チームが2年連続でクラブ史上最低順位を更新したという状況は、結果的にチャンスでもあるのではないかと思っていました。
 ようするに低迷する成績に対して強い「危機感」を持つことによって、一致団結してこの窮地を脱しようという意思を持てれば、ピンチをチャンスに変えて浮上できる可能性もあるのではないかと。
 それもあって、私もこのオフはブログでもTwitterでも、正直に厳しいコメントを発してきました。


 しかし、その成績を受けてもクラブを取り巻く雰囲気は変わっていない印象があり、成績不振でクラブ首脳が変わることはなかったし、今のところ選手の入れ替えも少ない状況。
 GMのコメントを読んでも「危機感」は感じなかったし、Twitterでのサポやファンも比較的のんびりとしている印象です。
 このままいけば順位に対して「危機感」を共有し、クラブを変えるなんてことは期待できないのでしょう。

 DAZNマネーで加入した外国人選手やオシム監督も話していたのが、日本の観客やメディアは優しぎるのではないかと言うこと。
 もちろん優しさも時には必要でしょうが、それによって結果的にさらなる悲惨な結果を生むこともあるかもしれない。
 日本は雰囲気や空気感を重んじる印象があるので、無難な対応がベストとなってしまうところがあるのかもしれませんが、それだけでは組織は衰退してしまうかもしれません。


 勇人も寿人も口をそろえて「変わらなければいけない」と話しているわけで、そういった選手の気持ちを考えれば、今のままでいいとは到底思えません。
 尹監督1人でできることは限られているはずだし、クラブ全体が「危機感」を持って変わろうという意識を持てなければ、本当の意味での「変化」は迎えられないのではないでしょうか。
 それが2020年における、大きなテーマとなるのではないかと私は思います。

 最後になりましたが、今年もお世話になりました。
 来年こそは、良い1年が迎えられますように…。