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2020年ジェフ新体制発表会に思う

 予定より1日遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
 今年はもっと自由にブログでの活動が出来たらなと思っていますが、実際にできるかどうかはわかりません…(笑)


 さて、ジェフは1月6日に新体制発表会を行いました。
 Youtubeでの配信も行われ、アーカイブも残っています。


【ジェフ公式】2020シーズン新体制発表会見 LIVE配信(1月6日(月)18:00~※予定)

 配信してくれることはとてもありがたいのですが、音質が悪く、ネット環境も悪いのか一部で音飛びしていて、機材の干渉もあったのかノイズも気になります。
 Twitterによるとそういった意見は他にもあったようで、その後テキストでもアップしています。
 これは大事なフォローですね。


 新体制発表会の内容ですが、森本社長は急遽12月に就任したばかりということで、まだ状況を把握している段階なのかなといった印象でした。
 社長となって表に出た以上、本来はそれではいけないようにも思いますが、実際問題として考えれば難しいところもあるのでしょう。
 そういった事態を防ぐリスクマネジメントとして内部昇格という方法が考えられますし、当初は昨年11月に社長代行を務めた穐山氏が次期社長なのかなと思っていたのですが、そこはJR側の都合もあるのでしょうか。

 これも仕方のないところ…と言えなくもないですが、JR側の都合ばかりが優先されてしまえばクラブの変化は期待できないでしょう。
 特にサッカークラブ運営はJRの主要事業とは業務が異なるわけですから、社長を出向させるのであれば慣れというものも必要ではないでしょうか。
 そんな中でもホテルビジネスに関わっていたという森本社長は、「感動と感激を分かち合いたい」という話をされています。


 それは一つの考えた方として良いとも思うのですが、一方でJ1昇格を目指すという話こそされていたものの、勝利へのこだわりなどに関してはあまり触れられていません。
 しかし、高橋GMはその直後に「社長も言っていた通り勝ちにこだわる」と話していて、尹監督も含めて3人が同じ方向を向けているのかなという疑問を感じました。
 新社長、新監督と主要スタッフの顔触れが変わったタイミングとはいえ、目標やビジョンの確認は優先すべき事項だと思いますし、そこを踏まえてこその「一つのチーム」なのではないでしょうか。

 また、高橋GMは昨年の反省において、「バランスが悪かった」という分析をされています。
 しかし、なぜバランスが悪かったのか、どうやってそのバランスを改善するのかといった、肝心な部分は聞かれませんでした。
 これまでも高橋GMは「二桁得点が2人必要」とか「連敗してはいけない」とかやたらと細かな視点が多かったですが、クラブを包括的にまとめ上げてこそGMだと思いますし、その点での疑問があるようにも思います。


 また、高橋GMはCBの補強やGK新井の獲得などにおいて、尹監督の意見を聞いたということを強くアピールしている印象でした。
 しかし、尹監督就任会見では、「尹監督はクラブが準備した選手で勝つことを目指す」、「あの選手が欲しいといった話は今まで経験した監督の中で最も少ない」という説明をしており、クラブが率先して補強を行うのだとばかり思っていただけに非常に意外な印象でした。
 これだけ話が違うと、就任会見時は「尹監督は選手を入れ替えて結果を出してきたわけではない」とも話しているだけに、その時は選手の入れ替えが少ないことの言い訳。
 そして、今回は尹監督のオーダーはしっかりと聞き入れたということを、言い訳しているようにも見えてしまいます。

 尹監督も基本的には無難な話をしていた印象で、良くも悪くも以前より落ち着いたのでしょうか。
 「攻撃をするための守備をする」とは言っていますが、一方で「選手は違ってもやることは同じ」、「粘り強く戦えるチームに」と話していますし、尹監督の目指すスタイルは変わらないでしょう。
 「最大限速く相手のゴール前に迫る」とも話しており、これが新チームの鍵になるのかもしれませんね。


 尹監督はさっそく3部練習を始めたことが話題になっていますが、エスナイデル監督の食事改革と同じで大事なのはその中身だと思います。
 3部練習が本当に効果的なのであればどのクラブもそれを取り入れているでしょうし、現代スポーツにおいて画期的な手法で一気にチームを変えることはほぼ不可能だと思います。
 情報化社会となってレシピ(手法)を調べることは誰にでもできるでしょうし、良い食材を集めて、それをうまく調理して、最終的に素晴らしい料理を作れるかどうかが手腕の問われるところでしょう。

 あくまでも大事なのは細部における中身の部分だと思いますし、サポーターとしてはその過程をつぶさに見守っていきたいところではないでしょうか。
 その辺りはエスナイデル監督時代にも、十分に痛感したはず。
 今度こそ一歩一歩着実に、チームを作っていってほしいところではないでしょうか。