今日から5月に入ったのですが、J2が進行していないこともあって、なんだか時が止まったかのようですね。
ゴールデンウイークも自粛対応ということで、その他のスポーツもやっていませんし、私は家であつ森とFF7Rでもやって何とか過ごそうかなと思います。
なお、事前に告知した通り、今年のゴールデンウイークは暦通りブログもお休みさせていただきます。
5位:山形(開幕前予想:3位)
山形は悩みましたが、2つ順位を下げて5位予想としました。ただ、開幕戦を見た限りチームのイメージは、決して悪くはありませんでした。
徳島、松本が思ったよりも良かったため相対的に予想を下げただけで、磐田に敗れたものの試合内容は良かったと思います。
木山監督からバトンを受けた石丸監督は、愛媛や京都では守備的なサッカーを展開していた印象でした。
しかし、磐田を相手に斜めのパスを使った攻撃の形も作っていましたし、攻撃面では昨年以上に可能性を感じました。
新潟から加入した渡邊凌磨と山岸の2シャドーも、効いていたと思います。
ただ、攻撃面で爆発できるような存在がいないこともあって5位としました。
新加入で開幕戦では途中投入されたアラウージョが、日本に馴染んだ時にどれほどのパフォーマンスを発揮できるのか。
また、コンディションの問題もあって開幕戦を欠場した、鹿島から加入した中村充孝が違いを見せられるのかが気になるところですね。
守備に関しては、栗山を中心に堅守を構築できるのではないかと予想します。
開幕戦でミスをした櫛引に、若干心配なところもあるのかもしれませんが。
それでもやはり攻撃面でどこまで得点を伸ばせるかが、上位進出のカギとなるのではないでしょうか。
6位:福岡(開幕前予想:5位)
福岡も予想順位を1つ下げましたが、福岡ダービーとなった開幕戦の内容は非常に良かったと思います。昨年は16位に終わって、ジェフに次いで失点数が16番目に多かった福岡ですが、長谷部監督が就任してガラッと守備が変わりました。
ただ引いて守るだけではなく、前やサイドにもしっかりとプレスをかけていき、中盤では前を中心にしっかりとスペースを消して、丁寧な堅守を構築していました。
さらに後半からは、北九州がサイド攻撃を狙ってきたことを見て、4-4-2から4-5-1に変更。
中盤を5枚にしてサイドへの守備を厚くした上で、1ボランチに変更しても十分に戦える柔軟性も見せ、新監督の就任初戦とは思えない完成度を見せていたと思います。
水戸での成功だけではクラブに寄るところも大きく何とも言えないところがあるでしょうが、福岡でも成功すれば長谷部監督の評価はより確実なものになるでしょうね。
しかし、1つ順位を下げたのは、若干攻撃がアバウトに感じた部分があったため。
ファンマにあてて、遠野や石津、福満などが絡む攻撃だけでなく、サイドからの展開も見せてはいました。
ただ、攻撃に厚みを作るためにも、もう少しじっくりと崩す展開も欲しいところなのではないでしょうか。
また、昨年から戦力的に厳しいところもあって、ファンマの代わりがいないなど選手層が若干の不安材料かなと思います。
新型コロナウイルスの影響も考えると、夏の補強を考えていたチームは戦略が崩れることになりますね。
開幕戦ではベンチ入りすらしていなかった森本が、復活できるかどうかにも注目でしょうか。
7位:甲府(開幕前予想:4位)
甲府は大きく予想順位を下げて、7位にしました。良くも悪くも癖の強いウタカを放出してバホスなどを前線に置き、スムーズなサッカーを展開するのかなと開幕前は予想していました。
しかし、1トップに選ばれたのは、久々に日本に復帰したラファエルでした。
2009年から2012年まで大宮でプレーしたラファエルは、190cmの長身ながら長い足を活かしてキープするタイプのFW。
当時からキープ力が高い印象はありましたが、機動力はなく前への推進力は期待できない選手でした。
さらに36歳とベテランの域に入って運動量の面で苦しい印象を受けてしまい、昨年同様に1トップはさぼって他10人で守る展開になってしまいました。
これだとウタカと変わらないか、打開力がない分、ウタカよりもマイナス面が目立ってしまうように思います。
そのため、開幕戦でも62分と比較的早い段階でラファエルを下げ、トップ下のドゥドゥが1トップに移っています。
さらに、72分にはバホスが途中投入されFWに入るなど、前線が定まらない状況でした。
それだけ選択肢はあるとも言えるのですが、バホスは昨夏も岐阜にレンタル移籍しており、伊藤監督からの評価はもう1つなのかもしれません。
松田力、泉澤、野澤など新加入の選手はまずまずのプレーを見せていたと思うのですが、開幕戦では噛み合い切れなかったように思います。
チーム全体がうまくまとまる人選が固まるかどうかが、重要なところでしょうか。
8位:岡山(開幕前予想:6位)
岡山も2つ下げて8位にしました。金沢戦では前半相手に押し込まれるなど苦戦しましたが、後半に1点を奪い1-0で勝利しています。
上田のパスからイ・ヨンジェがゴールを決めたということで、キーマンとなる2人が結果を残したことになります。
そのイ・ヨンジェと山本大貴の2トップも、効果的にプレーしていました。
山本大貴は昨夏に松本から移籍し怪我もありましたが、それ以外の時期は活躍し今年も開幕スタメンを獲得。
松本時代はシャドーの印象が強かったですが、FWでもうまくボールを引き出し攻撃を作り出そうとしていました。
また、4-4-2のシステムは非常に組織立っており、大きくチームとして崩れることはないのでしょうか。
さらに新加入の上門、徳元、白井も開幕スタメンを果たし、それぞれ良いプレーを見せていました。
金山ではなく、ポープ・ウィリアムがスタメンに選ばれたのも意外なところでしたね。
補強にも成功したといえるのでしょうが、どこかチームとしての強みに欠ける部分があるようにも思います。
昨年は18ゴールの活躍を見せたイ・ヨンジェですが、シーズン終盤は失速しゴールから遠のいていました。
イ・ヨンジェなど中心選手がチームにストロングポイントを作り出せるかどうかが、重要なのではないでしょうか。