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ジェフが練習を再開 一方で悩みを抱えるクラブも…

 新型コロナウイルスの影響で自粛していたジェフが、5月30日(土)から活動を再開しました。
 クラブの公式サイトにはトップチームだけでなく、アカデミーやオフィシャルショップなどの再開時期が掲載されており、段階的に再開していくことを明らかにしています。

jefunited.co.jp

 また、森本社長からのコメントも掲載
 新型コロナウイルスによって、経営的に厳しいことも触れています。
 社長就任直後にこういった状況になってしまいご苦労も多いかと思いますが、こういったメッセージによってサポーターとコミュニケーションを取ることはとても大事ですね。


 チームに関して心配なのは、再開までにコンディションなどが整うか。
 どこまで信じていいのかはわかりませんが、スポニチによればJ1、J2、J3の再開時期が異なるのも、実行委員会で再開時期に関して揉めたからであると書かれています。
www.sponichi.co.jp

異例の分散再開となった。各クラブ代表による実行委員会は3時間を超え、紛糾した。27日の強化&運営担当との会議では西日本の1クラブを除く全クラブが7・4再開を要望したが、この日、Jリーグは6・27再開案を提示。北海道や首都圏は25日に緊急事態宣言が解除されたばかりで、6月末の再開では準備期間が短く、猛反発が起きた。

 実際、試合を実施するには、6週間は必要であるという関係者の声が上がっています。
 例えばジェフの場合、5月30日(土)に練習を始めて、6月27日(土)に試合を実施するとなれば、準備期間は4週間しかありません。
 Jリーグ再開は喜ばしいことではありますが、一方で準備期間の短さなどに関しては不安もあるはずです。

 例えばフランス代表のデシャン監督は、早期のリーグ再開に関して厳しい論調でこのような話をしています。
www.goal.com

「私の選手たちの身体的インテグリティが一番の心配だ。いくつかの国では、十分な準備なしでリーグ戦を再開する。このような中断があった場合、6週間のトレーニングと最低でも5試合のフレンドリーマッチが必要だ。それに、高温の夏季に3日ごとに試合をする。ケガのリスクは増加するばかりだ」

 代表監督だからということもあるのでしょうが、再開までに6週間は必要であるという意見は多く聞かれていますし、疑問を感じるのも自然ではないかと思います。
 これによって大きな怪我などに繋がれば選手生命にも関わりかねないことですし、リーグ再開に関して楽観視ばかりでもよくないのでしょう。


 一方で練習を再開したジェフの選手は、以下のようにリモートで取材に答えたようです。
www.soccerdigestweb.com

「十分、(再開までの)日にちは足りると思いますし、キャンプを通じて準備してきて、一度、開幕戦を迎えて、もちろんコンディションはその当時と比べれば落ちているところはありますが、普段の長丁場のリーグ戦を終えて長期休暇を得て、練習を始める時期とは違っていると思います。」

www.sponichi.co.jp

「休む時間が長かったのでコンディションに不安はあるが、過密日程になり、ジェフは選手層が暑いので個人的には期待をもてるシーズンになりそう」

 選手としては決まったからにはやるしかないわけですし、大丈夫ではなくても大丈夫だと思い込むことも時には必要なのかもしれません。
 とはいえ、怪我などの不安もありますし、十分に注意してほしいところではないでしょうか。


 熊谷の言う選手層が厚いと見るかは、悩むところもありますね…(笑)
 確かに実績ある選手は他のJ2クラブより多いかもしれませんが、尹監督の求めるものに沿うような守備的な選手は少ないようにも思えます。
 また、以前にも話しましたが、平均年齢が高いクラブでもありますので、連戦に耐えうるのかという疑問もあるでしょう。

 とはいえ、まずはコンディション調整が何よりも大事。
 短い期間で、準備を整えられるかどうかの勝負となるのではないでしょうか。
 いきなり連戦になる可能性もあるかもしれませんし、なおさら体調管理が重要となってくるでしょうね。


 ジェフは練習を再開しましたが、一方で新型コロナウイルスの再発で悩むクラブもあります。
www.nishinippon.co.jp

19日に少人数グループに分けて練習を再開させてからは徐々に1組当たりの数を増やし、27日には12人ずつの2組でトレーニング。全体練習のめどが立ってきたところで一転し、休み明けの29日は1組4人の少人数グループに戻した。

 北九州市は5月末から第2波が来ていると言われていて、新型コロナウイルスの感染者が再び増加してしまいました。
 これによって、また少人数のグループに戻しての練習を実施しているとのことです。
 日刊によると5月30日には3組10グループに戻したそうですが、その後も北九州市では感染者が目立っています。

 これはどこでも起こりうることだと思いますし、どのクラブも他人事ではないはずです。
 こういった北九州の状況が、時間と共に解消するとも言い切れないのではないでしょうか。
 各チーム練習も再開しリーグ再開の予定も決まったとはいえ、どのクラブも様々な不安を抱えながらの活動となるのではないかと思います。