明日6月27日(土)、ようやくJ2が再開となります。
これだけ中断期間が長いと、スタジアムに足を運べないこともあって、本当に再開するのか不安になってしまいますね。
今回の件で、Jリーグは実に4カ月も中断したことになります。
その間、私もジェフの開幕戦を取り上げ終えたところでブログを休もうか、J2開幕戦全戦を書き上げた時点で不定期にしようか、オシム監督のネタをまとめたところで終わりにするか…と何度も悩んできましたが、数日のお休みは頂いたものの、なんとかほぼ完走することができました。
ただ、個人的には単に更新しているだけでは自己満足でしかなく、多くの方に見てもらえることが大事だと考えています。
その点、アクセス数は約5分の1に落ち込んでしまいましたし、ここから巻き返せるのかという不安もあります。
試合がない中でもブログが途切れなかったことに関しては自分でも頑張ったなと思いますし、後に見返すことで価値を得るエントリーもあるとは思っているのですが、一方で現実的な数字の面では難しさも感じる状況ですね…。
そもそもSNSに加えて動画視聴も一般的になっている中で、個人ブログ自体が難しい時代にもなっているのかもしれませんし、頭を悩ませる状況が続きそうです。
一方、再開後に関してですが、試合直後の更新のタイミングは不定期ということでお願いします。
毎年話していますが、特に今年はブランクもあってどれだけ時間がわからないこと、連戦も増えること、個人的な生活リズムも多少変わっていることなどもあり不確定な状況です。
ジェフ戦は特に労力を使っているので時間的にも体力的にも難しくなるかもしれないし、最低でも週末の試合は月曜夜まで、水曜の試合も木曜夜までには投稿できるように頑張りたいなとは思っています。
さて、ブログの話が長くなってしまいましたが、ともかく再開。
ジェフは明日、大宮とフクアリで対戦。
その後、水戸、栃木、金沢、東京V、甲府、山形と続きます。
ひとまず、7月末までのジェフの日程をまとめました。
まず注目は、やはり初戦の大宮。
昨年も3位でチーム作りも安定していますから、今年も当然上位候補ということになるでしょう。
続く水戸、栃木は戦力的には厳しいものの、開幕戦では狙いもはっきりとした面白いサッカーをしていました。
ただし、ジェフからレンタルしている水戸の乾、栃木の溝渕、大野は出場できません。
特に乾、溝渕は開幕戦でも良いプレーを見せていたので、ジェフ戦で見られないのは残念な気持ちも残りますね。
その後は連戦で金沢、東京Vと対戦。
金沢も主力が抜けて厳しい台所事情ですが、今年も若い新加入選手が可能性を見せていました。
一方で東京Vは開幕戦では良いところがなく、どう巻き返すかが注目です。
その後、再び連戦で甲府、山形と対戦。
この辺りから日程もきつくなってきますね。
甲府は開幕戦で前線のチョイスなどに悩みを抱えていた印象でしたが、石丸新監督が率いた山形は意図も明確な良いサッカーをしていました。
甲府は昨年5位、山形も昨年6位とPOに進出しており上位を狙うチームですが、大宮戦から甲府戦の間は昨年中位から下位だったチームと対戦することになります。
その間は、比較的戦いやすい日程と言えるのかもしれません。
ただし、ジェフも一昨年は14位、昨年は17位と下位に沈んでいるわけですから、相対的に見れば当然どこも油断できるわけではありません。
開幕戦の各チームの印象は、以下からチェックできるのでご覧ください。
中断明け初戦となる大宮の注目は、ハスキッチがハマるかどうかではないでしょうか。
シモビッチとファンマに代わって加入したCFで、元セルビアリーグ得点王・元ボスニア代表ということで期待されていましたが、開幕戦ではそこまでの活躍とはいかなかった印象です。
その時も話しましたが、Jリーグではともかくフィジカル能力が高いか、しっかり動けるか、個人での打開力が高い外国人FWのほうが活躍しやすい印象です。
ただうまく、ただ高さがあるだけでは、大きな成功は遂げ難い。
シンプルな技術面だけでは、日本では埋没してしまうところもあるのでしょうか。
考えてみれば、ジェフのクレーベも似通ったところがある印象です。
どちらかといえばクレーベの方が高さがあって、ハスキッチの方が裏への動き出しなど細かな動作がうまいタイプでしょうか。
ハスキッチに関してはまだ1試合しか見れていないですし、コンディションもこれからなのかもしれませんが、どちらのチームもCFの使い方がカギを握るのかもしれません。
大宮は高木監督らしく、今年も1トップ2シャドーで守備ではシャドーが走ってCFの負担を軽くし、攻撃時もCFを軸にシャドーが拾って仕掛ける攻撃が前線の狙いといった印象です。
型としてはっきりとしたチーム作りですが、今年の開幕前には4バックもテストしていたという報道がありました。
可能性を模索していたのかもしれませんが、結局開幕戦では3バックでしたし中断中は大宮も情報が少ない印象ですから、大方は固まっているチームでしょうが、詳細は読みにくいところもありますね。
一方でビルドアップに関しては、昨年以上に細かくつなぐサッカーを狙っているという話もありました。
そのためテクニカルなハスキッチを補強したのかもしれませんし、昨年もサイド後方から繋ぐ攻撃を検討していた印象です。
ジェフもサイド攻撃が主流となるのではないかと思いますし、マッチアップにおいてはサイドも注目されるのではないでしょうか。
ジェフも攻守においてクレーベをどのように扱うか、周囲の選手の選択も含めて注目だと思います。
琉球戦も勝ちはしたものの、前線からの守備が甘く押し込まれ過ぎていましたし、決して良い形ではなかったと思います。
攻撃に関してもクロスだけでは厳しいと思いますし、せめてカウンターを狙えるようにならなければいけないのではないでしょうか。
長期間の中断明け直後ということで、何よりも重要なのはコンディション調整となるかもしれません。
海外でも再開直後は試合勘やコンディショニングに苦しんだチームがあるようですし、Jリーグでも調整に失敗するチームが出てくるかもしれません。
そうなれば戦力や戦術などとは別のところで、勝敗が決まる可能性もあるでしょう。
思い起こすのは、関塚監督体制最終年となった2016年のジェフ対熊本戦。
熊本は4月に起こった熊本大震災によって活動中止を余儀なくされていましたが、5月のジェフ戦からリーグ戦復帰を果たしました。
しかし、選手たちは全く動けず、0-2でジェフに敗れた試合でした。
ジェフはそれまで5試合勝ち星なしということで、久々の勝利に喜ぶ人もいましたが、個人的には複雑な思いでした。
そもそも熊本の選手たちは状態が違いすぎていたし、精神的にもかなり厳しい状況だったはずです。
実際、その年の熊本は開幕から3連勝と素晴らしい状況だったわけですが、復帰後に成績を落として最終的に16位で終わってしまいました。
それだけコンディションやメンタル面というものは、チームに大きく関わるものだと思います。
特にこういった有事においては、身体的にも精神的にもタフであることが求められるのではないでしょうか。
J2に落ちてからのジェフはそういった部分で頼りないところもあると思いますし、タフなチームとなることでこの状況を乗り越えて、クラブとしてもこの硬い殻をそろそろ破ってほしいですね。