J2再開から2試合を消化。
ジェフは前節水戸戦で再開直後よりもコンディションが上がってきたように見えたのですが、今週末からはもう連戦。
今後は過密日程との戦いが待ち受けます。
なお、当ブログも連戦時は水曜朝をお休みして、週4日更新になるかなと思います。
月曜や土曜にも投稿できればとは思うのですが、時間との戦いもあります。
新型コロナの影響もあって私の生活リズムも変わりつつあり、F1も連戦で他の試合も見たいだけに悩ましい状況です。
特にDAZN中継が始まってからは他の試合も見やすくなって、結果的に対戦相手をチェックする時間が長くなっています。
その分、更新回数は減るかもしれませんが、1つ1つのエントリーで深堀する形で対応できればと思っています。
時間次第では臨時更新も入るかもしれませんので、Twtterやブログなどで更新のチェックをお願い致します。
ブログの話が長くなってしまいましたが、今季初連戦を迎えるジェフは明日フクアリで栃木と戦います。
今季の栃木は開幕戦から堅守速攻を追求しており、ストーミングというスタイルを目指しているようです。
ストーミングとは上のリンク先でも書いたとおり、ボールを奪われた直後に複数人の選手が囲いにいってボールを奪い返す、嵐のようなプレッシングのこと。
ゲーゲンプレスにも近い発想で、ボールを失うことを厭わないスタイルということのようです。
また、栃木はボールを奪われた直後だけでなく、セットした状況でも積極的にプレスをかけていきます。
基本的には4-4-2で守りを固めるスタイルですが、ボールを持たせて相手が後ろにボールを下げた瞬間に、前の4人で一気にチェイスを仕掛けていく。
そこからボールを奪って、カウンターを目指すサッカーとなっています。
攻撃時には矢野をターゲットに長いボールを積極的に使って、2列目がボールを拾って仕掛ける展開が目立ちます。
このままの流れで行けば、所属期間は異なるものの元柏の増嶋対矢野による、ベテラン対決も注目となるかもしれません。
また、セカンドボールの競り合いも重要となってくるのではないでしょうか。
元ジェフの佐藤祥とレンタル中の溝渕はレギュラーで活躍し、2人ともここまで全試合スタメン出場を果たしています。
佐藤祥は得意とする素早いアプローチでボール奪取に貢献し、溝渕も粘り強い守備だけでなく積極的な仕掛けとクロスで目立っていました。
ただし、レンタル中の溝渕、大野は契約のためジェフ戦には出場できないわけで、溝渕の不在は田坂監督にとっても悩ましい問題ではないでしょうか。
開幕戦長崎戦を0-1で落とした栃木は、再開直後に山形と対戦。
長崎戦では鹿島からレンタル中の有馬と矢野による前線でしたが、山形ではエスクデロがスタメンで矢野と縦関係の2トップになりました。
ただ、攻撃で変化を作れるエスクデロも守備面には課題があって、そこから押し込まれる期間も長くなり0-1で敗れています。
前節東京V戦でも押し込まれる時間はありましたが、ホームだったことや再開2試合目だったこともあってか、山形戦よりは全体が走れていた印象です。
また、2トップも矢野と榊になり、前からのプレスもより激しくなりました。
そして、後半直後に前からのプレスでボールを奪い、PKを獲得するとその榊がゴールを決めています。
戦い方ははっきりしているし、山口慶強化部長がそれに合わせた補強をしている印象ですが、これで勝ちきれるかというとそこはクラブの総合力なども関わってくると思います。
選手層も暑くはないし、攻守における最終局面では個の能力も必要となってくる。
また、大きな課題となっているのは、SHがプレスに行った後のスペースで、特に山形戦ではSHの裏を取られて相手にリズムを作られてしまいました。
結局、東京V戦でもPK獲得時に相手が退場者を出したにもかかわらず、その後ゴールを奪われて1-1で終了。
3試合で3失点と失点数は少ないですが、1得点しかあげられていない課題も気になるところです。
スタイルは維持しつつ、もうワンステップ先のチームになれるのかどうかが注目ではないでしょうか。
一方のジェフも前節水戸に勝利したとはいえ、前々節大宮戦には敗れています。
タイプは大きく異なるとはいえ、大宮も基本的には守備的なチーム。
ジェフも守備的なチームですし、水戸は攻撃的で前に出てくるチームだったからこそ、戦いやすかったという可能性もあるかもしれません。
当ブログでも先週末の試合前に、水戸の印象に関してこのように書いていました。
yukkuriikou.hatenablog.com
大宮戦もそうでしたが、狭いエリアを狙っていくだけに、特に後方から中盤へのミドルパスでミスが多かった。
序盤の群馬はそこを拾ってハーフカウンターを狙う攻撃がいくつか作れたのですが、群馬は開幕戦でも水戸戦でも前半は良かったものの、それが90分続かないという課題を持っている印象です。
ジェフも相手のパスを高い位置で引っ掛けて、カウンターという形を狙えれば面白いのかもしれませんが、それが90分間続けられるか。
実際の試合でもジェフは相手のミス絡みで高い位置でボールを奪って、ハーフカウンターから先制ゴールを決めています。
そして、個人的にはハーフカウンターでの攻撃を狙えたからこそ、チームとしての方向性・勝ちパターンが見えつつあるのではないかと話しました。
ただし、それはあくまでも、水戸相手だったからこそ狙えた展開だったのだとしたら。
実際、ハーフカウンター狙いにしては前線からの守備が緩すぎるし、尹監督はそこまでハーフカウンターにこだわっていないかもしれない。
もちろん、ハーフカウンターだけに的を絞るのも良くはないのかもしれませんが、かといって他の攻撃パターンも確固たるものは見えてきていない状況でもあります。
それだけに、守備的な栃木などを相手にも、ハーフカウンターが狙えるか。
あるいは、他の攻撃パターン・勝ちパターンが見られるかが、注目ではないかと思います。
相手はまだ未勝利の栃木ですし、結果だけでなく内容も重要となるかもしれません。
ここから過密日程になりますし、一気にシーズンが決着する可能性もあるでしょうから、序盤が重要となるのではないでしょうか。
尹監督も2年目以降苦しむ傾向にあるという見方もあるそうですから、即効性を期待しなければいけないのかもしれません。
それだけにここからの連戦で、どういったチームのビジョンが見えてくるかが注目ではないでしょうか。