真夏の連戦初戦は町田戦 攻守に細部を詰められるか

 長かった梅雨もようやく明けて、一気に暑くなってきましたね。
 そんな中でも、Jリーグは連戦が実施されます。
 前にも話した通り、来週からJ2は連戦・連戦・水曜休みのペースで、試合を消化していくことになります。

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 ここからは、より体力面が問われることになるかもしれません。
 1試合におけるスタミナはもちろん、連戦に耐えうるタフな選手も重要となってくるのではないでしょうか。


 ジェフは前節群馬にも敗れて4試合勝ちなしとなっており、順位も15位まで落ちてしまいました。
 感得が変わったジェフですが、内容からしても根本はあまり変わっていないように思えてしまいます。
 ただし、15位は現段階での順位とはいえ、私は再開前にも今年のジェフは14位と予想としていましたし、そこまでの驚きではありません。

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 やはり尹監督を招聘しただけでは、クラブの本質的な部分は変わらない。
 クラブを本気で変えるのであればフロントも、選手も、考え方やメンタリティなども含めてすべてを変えなければいけないと思うし、それだけの強い決意が必要だと思います。
 「尹監督なら我慢すれば強いチームになるはず」という発想もある意味では甘えだと思いますし、監督に頼らずに変わっていかなければいけないのではないでしょうか。


 さて、明後日の対戦相手である町田は、オシム監督の弟子とも言えるポポヴィッチ監督が今季から就任。
 町田は現在3勝4分2敗で10位と、まずまずの位置にいます。
 サッカーの方向性に関しては、開幕戦から変わりなく目指すスタイルを貫いている印象です。

 守備では4-4-2で等間隔に守る形ですが、昨年まで指揮した相馬監督ほど、極端にコンパクトに戦うサッカーではない。
 しかし、選手の距離感を大事にしていて、プレス時なども連動して守備ボックス全体が動いていく方針となっています。
 ジェフの場合は待ち構える時は等間隔であるものの、ボールが侵入していくとバランスを崩して守りに行くイメージですが、町田は選手の距離感をなるべくキープしてゾーンで守る意識が高い守備と言えるのではないでしょうか。


 攻撃時にも選手の距離感を一定に保って、ショートパスというよりもミドルパスを少ないタッチで繋ぐことで、ダイナミックな攻撃を狙っているように思います。
 ここは欧州の監督らしい攻撃の意図と、言えるのではないでしょうか。
 ただ、ダイレクトパスなどを意識しすぎていることによって、攻撃が淡白になりがちなところもある気がします。

 また、町田の特徴の1つに若い選手が活躍し、運動量豊富に走ってくるところもあるのではないでしょうか。
 開幕戦の感想でも取り上げた22歳のSH吉尾、SB小田、ボランチ高江は主力として活躍し、それぞれゴールを決めるなどブレイクの兆しを見せています。
 それに加えて、20歳のボランチ佐野、21歳のFW安藤もステファンの怪我などもあって、スタメンでプレーしています。

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 レンタル選手が多いのが気になるところでもありますが、彼らが成長していくことで、チーム全体の底上げを図ることが出来るかもしれない。
 そうなれば、現在は10位であってもここからの伸び代が期待できる。
 これが若いチームの強みですし、シーズン終盤にどこまで成長していくのか注目ですね。


 一方のジェフは攻守において、もう少し細部にこだわる必要性があるのではないでしょうか。
 大まかな方向性とやることはわかった。
 リトリートした守備と遅攻によって、リスクを軽減するサッカー。

 ただ、それだけではだめで、プレスもかけなければいけないというのであれば、どうやって穴なくプレスをかけていくのか。
 あるいは、リトリートとプレスをどう使い分けていくのか。
 プレスのスイッチはどこで、どういった狙いのあるプレスをかけていくのかハッキリしなければいけないのではないでしょうか。


 また、攻撃においても、サイドからのクロス一辺倒ではさすがに厳しく、どう得点を奪っていくのか。
 田口からのボール供給やチャンスメイクは武器ですが、田口を止められた時にどう戦うのか。
 セットプレーからの攻撃も相手に警戒されて苦労しているのかなといった印象がありますし、攻撃のバリエーションが求められるところではないでしょうか。

 さらに、先ほど話したように、真夏の連戦ということで、体力的な不安もありますね。
 今年もベテランが多いせいか、昨年までと同様に後半途中から先にジェフの足が止まってしまうことが多い印象があり、スタミナ面に不安があるように思えます。
 気温が高くなってくれば、余計にその不安が表に出てきてしまうかもしれません。


 過酷な日程となっているJリーグですが、一方でその分新たな選手の眼が出る可能性は高まっているのかもしれません。
 金沢戦のような大幅入れ替えはそれはそれでどうかとも思いますが、通常の日程だったらチャンスが回ってこなかった選手にも出場の機会が与えられるかもしれない。
 それによって、チームが活性化する可能性もあるでしょう。

 ソロモンなどはそういった中で、可能性をものした選手とも言えるのかもしれません。
 その一方でここまでは期待されていた選手がもう1つ活躍しきれていないようにも思いますし、そういった選手たちの奮起にも期待しなければいけないと思います。
 チームの結果が出ない厳しい状況ではありますが、切磋琢磨して連戦を乗り切ってほしいですね。