古くから因縁の深い福岡との対戦が引き分けに終わったジェフですが、今週末にはこちらも縁の深いズッ友京都と対戦します。
ジェフはここ4試合勝ちなしが続いていますが、京都もここ6試合勝ちなしと苦戦。
順位も仲良く京都が13位、ジェフが14位となっています。
なお、京都とは9月5日(土)に対戦したのち、9月30日(水)にも再び戦うことになります。
ただ、以前にも取り上げましたが、2005年に柏とはちばぎんカップを含めて約1カ月で3試合もしたこともあるので、そこまで気にはならないかなとも思います。
yukkuriikou.hatenablog.com
2005年にはちばぎんカップが2月20日、Jリーグ柏戦が3月12日、ナビスコ杯柏戦が3月26日と、約1カ月で3試合柏と戦ったこともあります
特に今回の場合は、仕方のない理由もありますしね。
あの時の方が、日程どうにかしてよ…と思ってしまいました。
京都は今年から中田監督から實好監督に交代。
それによって、開幕戦はチームに迷いも感じられました。
前線も流動的な動きをしていた一美からウタカに変更。
けれども、昨年の流れも継続しようとしたことによって、無理が生じていた部分があったのではないでしょうか。
しかし、長い中断期間もあって、やることが整理され實好監督のサッカーになったように思います。
基本的には、ウタカを使ったカウンターサッカー。
チームでボールを回すというよりも、ウタカをいかに生かすのかというチームに代わっていった印象です。
中田監督のチームはポジショナルサッカーを基本とし、5レーンを利用した攻撃が特徴でした。
實好監督監督になってからもハーフスペースは使うのですが、あくまでもボールを繋ぐうえでの1つのポイントとして使っている印象です。
昨年は流動的にそこに選手も人も入っていくことで相手を混乱させて攻略するというサッカーで、ハーフスペースを使うにしても根本的な狙いが異なっているように思います。
新たなサッカーになったことによって、中断明け直後は好成績を収めていました。
しかし、8月中旬からは成績が低迷。
現在2連敗中で、6戦勝ちなしとなっています。
やはりネックとなっているのは、ウタカの扱いなのかなと思います。
守備は期待できないので、どうしても押し込まれる時間が増えてしまうし、後方の選手たちの負担も大きくなっているのではないでしょうか。
また、攻撃に関してもパスをつなぐ意識は高いものの、最終的にはウタカに頼ることが多いので、ウタカが封じられると苦労する傾向があると思います。
とはいえ、現在ウタカはJ2得点王ですし、第10節山形戦では4ゴールもマーク。
個人での打開力もあって得点力もある。
だからこそ、使い勝手に迷うところがあるのではないでしょうか。
実際、前節大宮戦ではウタカなどを休ませ、李忠成と野田の2トップでスタート。
その分、全体の運動量も増えてプレスもかかりましたが、攻撃面においては物足りなさも感じた印象でした。
試合は4連敗中だった大宮が、試合終盤の元ジェフ戸島のゴールで1-0で勝利しています。
京都に関しては、まずメンバーがどういったチョイスになるのか。
前節は1ボランチの3-5-2でしたが、選手構成によってもシステムが変わってくると思います。
今までの流れならウタカが復帰するのではないかと思いますが、それによってチームの印象もかなり変わってくるのではないでしょうか。
一方のジェフは前節福岡に続いて、カウンター主体のチームと戦うことになります。
ただ、京都はメンバー次第でもありますが、福岡以上に縦に鋭く仕掛けてくるのではないかと思います。
ロングカウンター、ハーフカウンターはもちろん、後方で細かく繋いでいる流れから、隙を狙って大きく縦へ展開するパターンも印象的です。
前節福岡戦でのジェフは自分たちのペースで戦えていた時間が長かったものの、今回も2-2で引き分け。
これで4試合連続で、複数失点が続いていることとなります。
これまでのようなパスワークで崩されたわけではないですが、失点を減らすことが急務となるのではないでしょうか。
ウタカが出てくれば、ジェフの対策も変わってくると思います。
ジェフも連戦でアウェイですし、前節は変更しなかったメンバーをどうするのか気になりますね。
新型コロナウィルスの影響でアウェイサポは観戦できませんが、ジェフとしては初のサンガスタジアムということにもなりますね。
9月末には再戦があるだけに、悪いイメージは与えたくないところ。
お互いに勝点を稼げていない状況で、流れを変える一戦としたいはずです。
厳しい連戦が続きますが、頑張ってほしいと思います。