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2連勝中のジェフ、昇格を狙う長崎にリベンジを

 怒涛の連戦で試合を消化するJ2も、残すところあと1か月となりました。
 残り9試合の日程を見ていくと、ジェフは中位から上位のチームとの対戦が多く残っています。

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 ここからの残り試合で、首位徳島を筆頭に3位の長崎、4位の北九州、5位の甲府とも対戦。
 シーズン終盤に向けて、最後の試練が待ち構えているということになるのかもしれません。

 ただし、順位表を見ると、2位福岡と3位長崎の勝点差は5ですが、2位福岡と4位北九州の勝点差は12。
 2位福岡と5位甲府との勝点差は、15にまで開いています。
 今年はプレーオフがなく昇格は2位までですし、残り9試合ですから現実的な昇格争いは1位徳島、2位福岡、3位長崎までに絞られたと言っていいのかもしれません。

www.jleague.jp

 一方のジェフは現在15位。
 2連勝で多少順位は上がったものの、前後の勝点は僅差となっており、19位松本までの勝点差も3となっています。
 この順位では結果よりも内容が重要だとは思いますが、いずれにせよ芳しい成績ではないということになると思います。


 明日ジェフと対戦する長崎は、新型コロナウィルスによる中断明けから好調で、シーズン当初は首位を走っていました。
 しかし、9月に入ってからガタっと低迷し、9月は勝ち星なしの5分3敗。
 このまま、上位争いからは脱落かと思われました。

 それでも10月に入ってからは息を吹き返し、11月は4連勝でスタート。
 順位も3位に上げて、昇格の可能性を残す状況となっています。
 残り試合数9で勝点5差ですから、1戦1戦結果が求められる状況となってきますね。


 9月の長崎は悪い時の手倉森監督のチームといった印象で、広く等間隔に守るものの、ボールに行けずスルッと間を取られたり。
 中距離のトライアングルは作るものの、中央には入っていけずにボールを失ったり。
 夏場の疲労もあったのかもしれませんが、攻守に戦えていない印象でした。

 それが10月に入ってからは調子を取り戻し、ボールにチャレンジしに行けるようになり、カバーリングも効果的に機能するようになっていった。
 さらに攻撃ではボールを持ちながらショートパスでの打開を狙いつつ、ダイナミックな展開も復活したように思います。
 また、10月末には横浜FMからFWエジカル、C大阪からDF庄司を補強すると、エジカルは移籍後4ゴールをマークするなど結果を残しています。


 ただ、前節琉球戦は0-1で敗戦。
 長崎はホームだったにもかかわらず、運動量で琉球が上回り、相手のプレスとパスワークに苦戦した展開でした。
 内容面でも厳しく、昇格に向けて痛い黒星だったように思います。

 ジェフとしてはホームですし、まずは相手よりも走ることが重要ではないでしょうか。
 ここ最近は前からプレスをかけていますし、琉球のようにプレスをかけて長崎にショートパスを繋がせない展開が理想なのかもしれません。
 プレスとポゼッションでどちらが主導権を握るかが、ポイントとなるのではないでしょうか。


 前回は8月19日に対戦していますが、0-2でジェフの完敗でした。
 長崎のパスワークでジェフのボックス内を取られて攻略された展開で、力の差を見せつけられてしまいました。

yukkuriikou.hatenablog.com

 そこから3か月だって、どれだけ成長できたのか。


 また、ジェフは現在2連勝中となっていますが、これが本物なのか。
 2連勝前には1-5で山形に大敗していますし、浮き沈みが激しい状況と言えるでしょう。
 前回長崎と対戦した8月から比較すると戦い方は変わったものの、安定して結果を残せてはいないだけに、ここからの9試合が大事ですね。

 来季への準備ということも考えても、残り試合では内容も結果も求めたいところ。
 具体的には上位相手に、現在のプレッシングサッカーが通用するかが問われる状況でしょうか。
 長崎にリベンジするつもりで、頑張ってほしいですね。