怪我から復帰した米倉が見木のゴールをアシスト

 米倉が町田戦で伊東に代わって、右WBでスタメンに入りました。
 米倉は4月25日の第14節相模原戦で負傷交代し、そこから戦線を離脱。
 約1か月ぶりの復帰ということになります。

 その試合でいきなり、見木のゴールをアシストしています。
 先に得点を許した前半の終盤にゴールを決めたということで、良い時間帯に追いつけたことになりますね。
 それ以外のチャンスも少ない試合でしたし、貴重なチャンスメイクとなりました。


 ゴールシーンはハーフウェイライン後方で得たFKを、岡野がゴール前に蹴り込んだところからスタート。
 サウダーニャとの競り合いになった高橋祥平が跳ね返しますが、そこからセカンドボールの拾い合いになり、見木が逆サイドにつなごうとしたところで相手選手にあたって、大きく軌道が変わります。
 これが米倉の前に転がって、結果的に右サイド奥に侵入する形になったということで、運も味方につけた印象でした。

 こぼれ球の展開からだったためか、2列目から走り込んでいった見木がフリーに。
 そこを逃さず米倉が冷静にクロスを上げると、見木もしっかりとヘディングで合わせてゴール。
 見木はこれで3試合連続ゴールとなりました。


 米倉はゴールシーン以外でも、攻守にアグレッシブな姿勢を見せていたと思います。
 もともと尹監督も米倉と小田を活かすために、3バックに変更したとも話していますし、米倉は重要な存在なのでしょう。
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指揮官は「選手の良いところを、両サイドのヨネ(米倉恒貴)やイツキ(小田逸稀)のスピードやパワフルさ、運動量を見ていたら、4バックより後ろを3枚にして、あの2人をサイドにしたほうがいいところを出せるんじゃないか」と説明。

 もっとも町田戦後に「3-4-2-1を選択した理由」を聞かれて、「最終ラインに5枚を並べて前の3人がスムーズにプレスをかけられるように」と話しているように、米倉と小田を活かす意図だけではなく、本当は守備面の狙いも大きいのではないかと思います。


 米倉が負傷中、右WBには今年鹿島からジェフに加入した伊東がプレーしていました。
 しかし、伊東はこれまでのところ、なかなか活躍しきれていないイメージです。
 それにはタイプ的な問題もあるのかもしれません。

 当初は右SBで出場していた伊東ですが、尹監督はSBにCBに近いタスクも求める傾向がある。
 しかし、第5節の琉球戦では逆サイドからのクロスに対し、伊東が清水に競り負けて失点しており、それ以来出場から遠ざかっていました。
 「最終ラインに5枚を並べて」と話していることからも察せられるように、3バックになってからもWBに求めるものは近い部分があると思います。


 さらに3バックのWBではアップダウンや縦への推進力も要求されることになりますが、そこでも伊東は苦労しているように思います。
 伊東は足元の技術では他のサイドの選手よりも秀でていて、サイドで裏へのパスを出すなど、周りを使うこともできる選手。
 ただ、尹監督のサッカーでは、SB・WBにパワーが求められるところがあるのではないかと思います。

 ならば、溝渕などをもっと起用すればいいのではないかと思いますが、尹監督の評価は低いのかなといった印象です。
 そこはサイド攻撃が多いチームなので、クロスの質なども要求したいということなのでしょうか。
 ただ、昨年のゲリアも決してクロスの質は高くなかったですし、最終的には総合判断といったところなのかもしれません。


 米倉も昨年はそのゲリアに負けて出場が限られていましたし、守備面など細かなプレーには不安が残る。
 それでもその米倉がシステムは違えど右サイドの最有力候補となっているということで、右サイドの補強はうまくいかなかったと言ってもいいのかもしれません。
 チーム全体で見ても小田こそ1つ抜けていますが、福満、岩崎なども出場機会が少なく、鈴木も苦労している印象ですから、補強にも苦しんでいるシーズンということになるのかなとも思います。

 ただ、今年はGM変更1年目ですし、仕方のないところもあるのかもしれません。
 サウダーニャ、小林など可能性を見せている選手もいますし、ここから新加入の選手たちにも巻き返してほしいですね。
 米倉も近年は怪我が目立つようになった印象があり、町田戦でも負傷交代してしまいましたから、その他の右サイド候補にも頑張ってほしいと思います。