ジェフ対川崎戦を思い出す日本対南アフリカ戦は1-0で日本の勝利

 東京オリンピック初戦。
 日本代表対南アフリカ代表は、先日のジェフ対川崎みたいな試合になりましたね。
 4-5-1のパスワークで攻める日本代表に対して、5‐4‐1で守る南アフリカの構図でしたし、偶然にもユニフォームのカラーも水色と黄色でした。

 5バックに関してはEUROや欧州リーグでも増えていますし、トレンドの1つと言えるのかもしれません。
 様々な理由があるのでしょうが、5レーンで幅を取るサッカーが現れたのに対し、5バックにして横5枚で守ろうというチームが多くなっているのかなとも思います。
 そして、南アフリカやジェフのように、DF5人がそのままゴール前を固めれば、中盤や外は取られても失点は防げるという発想なのでしょうか。


 日本もその南アフリカの引いて守る守備に、苦労した試合となりました。
 川崎同様に、相手1トップ後方にあるスペースを使って展開する。
 川崎はそこから強引な縦パスが多かったですが、日本はサイド攻撃も狙っていくなど、細部は違うところもありましたが、構図は同じだったと思います。

 攻撃側は縦パスが入って、そこから1枚はがしても後方にはまだ相手選手がいるし、パスを通そうにもスペースが狭い。
 クロスを上げてもゴール前で人数を固めているだけに、簡単に上げても跳ね返されてしまう。
 相手は守備に力を注いでいるだけに、守備の集中力も増していく傾向があるように思います。

 一方で、攻撃側は攻め込んでいるだけに、ゴールが生まれずフラストレーションがたまりやすい。
 相手はただ割り切って後方を固めて守っているだけなのに、思うようにいかないわけですからね。
 さらに攻撃側は攻め慣れているだけに、一瞬のカウンターにやられてしまうことも多いと。


 そういった苦労も多かった日本の五輪初戦。
 日本はホンジュラス戦、スペイン戦と比べても、動きがもう1つだったように思います。
 これが初戦による緊張感なのか、気温が高くなってきたことによる影響か、コンディションのピークをずらしたのか、逆にここまでが良すぎたのか。

 そんな中でも久保がゴールを決めたことは、今後を考えても大きいのではないかと思います。
 相手が人数を固める中で、2人を射抜いたシュートはさすがでしたね。
 基本的には2列目が仕掛けて試合を決めるチームでしょうから、これで堂安に続いて久保も流れに乗ってくればと思います。


 一方で課題は試合終盤に攻め込まれた守備と、試合の終わらせ方。
 特にボールの出所を抑えられなかったところが危なっかしく、守りを固めるカードにも不安を感じました。
 スタミナ不足も感じましたが、そこは改善していくのでしょうか。

 その守備面を改善しつつ、攻撃面で勢いに乗っていけるか。
 ともかく、初戦は結果が何よりも大事だと思いますから、まずは勝てて良かったと思います。
 次はフランスに4‐1で勝利したメキシコ戦ですね。