大宮戦開始直後に鈴木大輔がCKでニアを取って先制ゴール

 先日のジェフ対大宮戦では、4分と非常に早い段階でジェフがゴールを決め、優位な展開に持ち込むことが出来ました。
 大宮は前週の金沢戦でもちょうど4分と同じ時間に失点しており、早い時間帯での失点が2試合連続で続いてしまったことになります。
 ジェフ戦では試合開始直後と試合終了直前に失点してしていることとなり、焦りなのか、メンタル的な問題があるのか、どこか弱さを感じる展開となってしまいました。

 ゴールシーンを見返すと、左サイドからのCKを船山が蹴ります。
 これがニアに供給されて、ゴールから離れた位置にいた鈴木大輔が、斜め前に走り込んでいって足元へと入ります。
 鈴木大輔がダイレクトで左足を振って、ゴールを決めています。


 ちょうどDAZNの解説だった佐藤勇人が、船山の表情からしてミスキックだと話していますので、本来狙ったボールではなかったのでしょう。
 ただ、それが結果的に大宮の守備を、欺いたことになるのかもしれませんね。
 ジェフからすれば試合終盤のゴールも含めて、ラッキーだった面もあるのかもしれません。


 逆にその直後の6分には、大宮の攻撃でチャンスを作っています。
 CKをニアですらしてファーの中野をフリーにしていますが、ここは決めきれなかったことも考えると、大宮のツキのなさも感じてしまう流れでした。
 福満がうまくスライディングでブロックしたとも言えますが、そもそも中野のマークを外したのは福満だったわけで、ジェフの守備にも怪しいところがありました。

 とはいえ、先制ゴールに関しては、角度のないところから、鈴木大輔が見事に合わせてゴールを決めています。
 もともと柏に所属していた若い頃から技術力もあって強さも持ったCBといった印象でしたし、このシーンでのシュートまでの動きも非常にスムーズでしたね。
 ただ、鈴木大輔のゴールは今シーズン2ゴール目ということで、CBとはいえ出場時間も考えれば、もう少しゴールを見たいところでもあるのかもしれません。


 しかし、ここでの失点も、大宮のミス絡みだったとも言えるでしょう。
 船山の蹴ったボールを確認すると、ゴールエリア手前でバウンドしています。
 こういったボールに対して攻撃側が先に触った時点で、守備側にどこか問題があったと言えるのではないでしょうか。

 ゴールエリア角のニアにはストーン役の選手がいたわけで、CKの守備の基本からして、その選手がしっかりと触らなければいけなかったはずです。
 しかし、ハイボールを気にしすぎて、一歩反応が遅れたのか。
 あるいは、他の選手に任せてしまったのでしょうか。


 大宮のCKでの守備はマンマーク+ゾーンディフェンスといったオーソドックスなスタイルで、ゴール前には2人ほどマークを持たない選手が待ち構えていました。
 そのゾーンで守る2人がいるからこそ、ストーン役でニアにいた選手が、味方に任せてしまったということなのでしょうか。
 しかし、ストーン役はただニアのハイボールを跳ね返すのではなく、ニアに転がったボールを担当しなければいけないはずですし、そこのミスから生まれたゴールだったとも言えると思います。

 ジェフからすれば、相手のミスもしっかりとモノにできたということで、今の勢いも感じますね。
 大宮とは違って昇格も降格もなく、プレッシャーが少ないことも、良い流れを生んでいるということなのでしょうか。
 ただ、ジェフはそうやってシーズン後半に帳尻合わせをすることも多いだけに、いまさら良くなってもと感じてしまうことも多いので、その時間的な要素も含めてどう評価すべきなのかなというところもあるような気がします。