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日の丸カラーで確実にポイントを積み上げたレッドブル

 先日行われたトルコGPが終わって、F1も残り6レース。
 シーズン終盤に入っていきますが、今年のチャンピオン争いは大混戦で、1つのミスが命取りになりかねない状況となっています。
 緊迫感のあるレースが続きますね。

 一方、トルコGPは新型コロナウィルスで中止となった日本GPが、本来行われる予定でした。
 そのため、F1撤退の決まっているホンダは、レッドブルスペシャルカラーを塗装してトルコGPに臨みました。

 ホンダ伝統の日の丸カラー。
 本来はこれが鈴鹿を走ることになっていたのでしょうし、そう思うと残念な気持ちもありますね。


 レースを振り返ると、角田は金曜日からガスリーに0.1秒差と久々に好調。
 予選でも10位に入り、ホンダ勢4台のトップ10入りに貢献しました。
 シャシーも変えたということで、その効果が出ている可能性もあるのかもしれません。

 決勝でも良いスタートを切り、エンジン交換で10グリッド降格を選んだハミルトンを8周まで抑え込んで見せます。
 しかし、そこで頑張りすぎたためか、タイヤの摩耗が激しく、その後は大きく苦戦。
 結果的に14位で終了と、レースでは残念な結果となってしまいました。


 ハミルトンは同じホンダ勢のフェルスタッペンとチャンピオンを僅差で争うライバルですから、ハミルトンを抑えた角田はある意味で仕事をこなしたことになります。
 ただ、ガスリーはあっさりと先に行かせたように見え、そのガスリーは6位フィニッシュ。
 結果的にガスリーの方が、うまくやったのかなと思わなくもありません。

 一方で、ガスリーがレッドブルからすぐ降格させられたのも、そのあたりが理由なのかなとも。
 ガスリーはセカンドドライバーとしてではなく、フェルスタッペンのライバルとして挑んだ結果、評価されなかった部分もあるのかもしれません。
 このレースではペレスもハミルトンをうまく抑えており、ベテランのペレスは自分の立ち位置も十分理解しているということでしょうか。


 結局、優勝はメルセデスのボッタスでしたが、2番手にフェルスタッペン、3番手にペレスとレッドブルが1‐2を果たしました。
 そして、ハミルトンはレース終盤のタイヤ交換なども響いて、5番手で終わっています。
 不可解にも見えたピットストップでしたが、チーム側はデータからタイヤが持たないと判断したのでしょうか。

 このタイヤ交換にハミルトンは無線で反対しており、今後のチーム内の雰囲気も気になるところでした。
 しかし、レース後は、不満を口にしていないのはさすが。
 少しの隙でもそこから情勢が変わるかもしれませんし、それを理解しているからこそ、グッと我慢したところもあるのではないでしょうか。
 それだけ熾烈な戦いが続いている状況とも言え、ここからシーズン終盤が楽しみですね。