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接戦のチャンピオンシップ ブラジルGPではハミルトンが圧巻の走り

 3連戦の真ん中にあたるブラジルGP。
 久々のスプリント予選形式で行われたレースでした。

 前回のメキシコではフェルスタッペンが力強いレースを見せたため、このままチャンピオンシップを決めてしまうかと思われましたが、ここではハミルトンが圧巻のスピードを見せつけました。
 しかも、エンジン交換のペナルティで決勝で5グリッド降格。
 予選でもDRSに関わるレギュレーション違反でタイムを抹消され、スプリント予選では最下位スタートとなっていたのにもかかわらず、レースで優勝を遂げてしまいました。


 スプリント予選でごぼう抜きを見せたハミルトンは、決勝でも圧倒的な速さを見せつけていきました。
 レース中盤からは首位を走っていたフェルスタッペンとの直接対決も見られ、激しいバトルを繰り広げています。
 F1のチャンピオンシップは接戦になることが少なく、1位と2位の直接対決なども意外と少ないですから、これが見られただけでもシーズンの盛り上がりという意味では大きいですね。

 残りも3レースといったところで、フェルスタッペンがハミルトンを14ポイントリードしていますが、現行ルールでは優勝者に25ポイントも与えられるので、まだまだ予測の立たない状況です。
 しかも、今週末のカタール、次のサウジアラビアはF1初開催。
 各チーム、データの少ない状況での走行となりますから、チーム力が問われるのではないでしょうか。


 一方、角田はFP1では11番手、予選では12番でとまずまずの位置につけていましたが、スプリント予選で苦戦し15番手まで下げてしまいました。
 決勝でも悪くない入りをしたかと思ったのですが、ストロール接触しペナルティを受けた上、マシンバランスが悪くなって15位で終わってしまいました。
 アルファタウリ自体が苦労した印象のある週末でしたが、それでもガスリーは7位で終えていることを考えると、残念な結果ですね。

 FP1での走行を見ると、調子は悪くないのかもしれませんが、シーズン序盤もそうだったように、悪くないうちにしっかりと成果を残すことが大事だと思います。
 それによって地震や勢いがつくところもあるし、周囲の見方も変わってくるはず。
 残り3レースは1年目の集大成として、ともかく結果が問われるのではないでしょうか。