接戦のF1GP、ハミルトンが2連勝で巻き返す

 11月28日にF1チーム・ウィリアムズの創設者サー・フランク・ウィリアムズが、亡くなりました。
 F1にとっても偉大な人物で、ワークス全盛の現在おいても本人の名前がチームに残る、数少ない人物となっています。
 何度もチーム買収の話は出ていましたが、引退するまでプライベターチームにこだわった方でもありました。

 日本ではもちろん、ウィリアムズ・ホンダとしてコンストラクターズタイトルを3度も取った名門チームとして有名です。
 また、アイルトン・セナが最期に乗ってマシンということにもなります。
 ただ、最近では下位に苦しむことも多く、限られた予算でF1を戦う難しさも感じるところがありました。


 それでもマシン作りなどにプライドを感じる古き良きチームといった印象もありましたし、今となっては貴重な存在と言えるのではないでしょうか。
 F1にとって偉大なる人物の1人であり、今週末初開催となるサウジアラビアGPは、F1上げての追悼レースとなるのではないでしょうか。
 ご迷惑をお祈り致します。


 さて、話は前後しますが、11月21日に決勝が行われたカタールGP。
 こちらもF1初開催となり予測のつかない状況でしたが、優勝はメルセデスのハミルトン。
 ハミルトンの強さを感じるレースとなりました。

 レッドブルのフェルスタッペンも予選でのダブルイエロー無視で、5グリッド降格処分を受けたにもかかわらず2位まで上げたのはさすがでしたが、それでもハミルトンとの差は明白でした。
 一方、このレースではグリッド降格やタイヤバーストなど波乱もあったことで、アルピーヌのアロンソが7年ぶりの表彰台を果たしました。
 ここぞという時に強さを見せられるのはさすがで、角田なども学ばなければいけないところですね。


 その角田はフリー走行から好調で、予選でも8位となりました。
 ガスリーの予選4位には及びませんでしたが、結果的に0.2秒差でしたし悪くない走りだったと思います。
 やはり状況は良くなっているのではないでしょうか。

 ただ、決勝では苦戦し角田は13位で、ガスリーも11位でした。
 フリー走行から好調だった両者でしたが、ロングスティントでは苦労したということで、アルファタウリが予選重視のセッティングに振り過ぎたのではないでしょうか。
 初開催のサーキットということでシミュレーションで失敗したということなのかもしれませんが、そこはドライバーというよりチームのミスだったように思います。


 カタールGPが終わって残り2レースとなりましたが、チャンピオンシップの首位フェルスタッペンと2位ハミルトンは8ポイント差となっています。
 まだフェルスタッペン有利と言いたいところですが、ここ2レースはハミルトンが制しています。
 その前のメキシコではフェルスタッペンが力の差を見せていたにもかかわらず、ここに来て一気にハミルトンが巻き返してきたことが気になります。

 ブラジルだけならマシンとレイアウトの相性が出たとも思えたのですが、カタールを見るとそれだけではないように思えます。
 レッドブルは調子を上げてきたメルセデスに対し、リアウイングに何か秘密があるのではないかと疑っており、レギュレーション違反ではないかという見方すらしているようです。
 これに対してFIAがテストをしてマシンは合格だったとのことですが、接戦ということで政治的な駆け引きも盛んになっていくのかもしれません。

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 しかし、それよりもレッドブルが不安なのは、新たなメルセデスのパーツが単純に優れている可能性があることだと思います。
 エンジンが強力になったのではないかとも噂されていますし、それらによって一気に差を開いたのであれば、今はレッドブルがリードしているとはいえ、あと2レースで巻き返されてしまうかもしれない。
 ホンダとしてはラストイヤーとなりますが、有終の美に向けて黄色信号となってきたのでしょうか。