まずは業務連絡。
ブログの更新ですが、12月7日(火)は私用でお休みします。
それ以降の更新は迷っていますが、年末までは通常通りになるのではないでしょうか。
さて、今週末はついにJリーグ最終戦。
J1昇格チームは決まりましたが、J2降格チームやJ3降格チームはまだ決まっておらず、またドラマが待っていそうですね。
特にJ2降格チームは来季のJ2を予想する上でも重要な要素だと思いますから、ジェフとしても気になるところだと思います。
ジェフは前節京都にも引き分けて、12戦無敗と記録を更新しています。
しかし、最終節で戦う岡山も、現在ちょうど12戦無敗。
好調チーム同士の戦いとなります。
ジェフはこの12戦で7勝5分の成績ですが、岡山は6勝6分ですので、1つジェフの方が勝ち星が多いことになります。
ただし、岡山はこの間に甲府、長崎、山形といった上位チームにも勝利し、磐田、京都、長崎とも引き分けています。
試合日程的には岡山の方が厳しく、前節も長崎に1-0で勝利し、前々節も京都に0‐0で引き分けています。
岡山が成績を上げた要因の1つには、シーズン中の補強もあったと思います。
4月末に元磐田の宮崎を獲得すると、6月には徳島からCB安部が加入し、7月には清水の石毛を、8月にはオーストラリア代表FWデュークを獲得しています。
開幕前の動きは乏しく戦力的に厳しい印象もあった岡山ですが、シーズン中に少しずつ巻き返していったことになると思います。
有馬監督3年目ということもあり、スタイルは昨年までと大きく変わっていないと思います。
コンパクトな4‐4‐2からなる組織的な守備がベースで、2トップからチェイスに行きSHも連動していくプレスが武器。
総失点33はジェフの35よりも少なく、京都の31失点に続き、2番目に少ない数値となっています。
攻撃面も改善された印象で、そこが成績を伸ばしている大きな要因となっているのではないでしょうか。
後方から細かく繋ぐビルドアップは課題かもしれませんが、ミドルエリアで素早くパスを繋いでいき、そこから裏やバイタルエリアを狙った展開を作れるようになりました。
以前は素早くパスを繋ごうとし過ぎてミスが目立っていた印象ですが、パスの出し手も受け手も動きの質が高まって、鋭く攻め込めるようになっている印象です。
スタイルの面では大きく異なりますが、無敗継続の原動力というか、現象としてはジェフと同じようなところがあるのかもしれません。
単純にコンディションが非常に良い印象で、以前よりもインテンシティが高く、運動量も増して、出足も良くなっている。
それによって球際で勝てる展開が続いて、個々の勝負に勝つことで、成績が伸びている印象です。
先日も話しましたが、この現象は関塚監督の率いた2015年序盤にも見られた形でした。
ちょうど今の岡山にも当時のキャプテンであるパウリーニョがいるわけですが、パウリーニョは前へ強い選手なので、チーム全体で圧力をかけられるような形になると活きてきますね。
2018年序盤の山口なども同様に、コンディションが極めて良好で前へのプレスで結果を残していったわけですが、シーズン途中からガタッと崩れてしまいました。
問題は良好なコンディションが落ちた時に、どれだけのものがチームに残っているかなのかもしれません。
12戦無敗の岡山ですが、有馬監督は今季限りでの退任が発表となっています。
尹監督より1年長い3年ということもあって解任となったのかもしれませんが、今年は戦力的に厳しい状況からスタートしましたし、怪我人も多い中でよく頑張っていたようにも見えます。
岡山となると次の監督を連れてくるにも予算的に大変なところがあると思うのですが、ステップアップを図るという意図なのか、それとも上記のように今の好調は一時的なものと判断した部分もあるのでしょうか。
ジェフとすれば相手のホームゲームですし、ここ4戦で言えばジェフが1勝3分なのに対し岡山は3勝1分。
岡山の方が良い流れで戦えているようにも思えますし、難しい試合となるのかもしれません。
ただ、前回対戦時は4‐2で勝利しているように、比較的相性は良いのかなとも思います。
ボックスでコンパクトに守る岡山に対して、ジェフはクロスからの攻撃やセットプレーなど、ボックスの中を狙うのではなく外から高さで叩くサッカーをしてる。
組織的に戦うボックス守備に対して、有無も言わざずフィジカルで勝つサッカーは強い印象もあります。
ここ数戦は中位から上位の相手が増えて、引き分けが目立っている状況ですから、好調の岡山相手に結果を残してほしいところです。
現在のチームの力を証明するためにも、無敗記録を更新して良い締めくくりを迎えてほしいと思います。