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杉山、相澤が契約満了 相澤はトライアウトで脊髄損傷

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 ベテランだけでなく、若い選手の退団も発表になっています。
 杉山は2018年に市立船橋高校からジェフに加入。
 エスナイデル監督の下、シーズン序盤には左WBでスタメンに抜擢されるなど、3試合に出場しました。

 左足での鋭いシュートもありましたし、ボールの持ち方も良かったですから、まだまだ粗削りとは言え可能性は感じる選手だったと思います。
 しかし、チャンスはその3試合のみ。
 序盤以降は補強などもあって、ベンチ入りすらできない状況でした。


 すると、翌年にはJ3の富山にレンタル移籍しますが、ここでも出場機会はなし。
 2020年にはJ3讃岐にレンタル移籍すると、この年はスタメン4試合を含む9試合に出場。
 しかし、今年も讃岐にレンタルで残りますが、出場機会なく終わっています。

 ジェフは浦田、杉山、乾など高卒の若い左SBの補強が続いていましたが、なかなか育てきれていない印象があります。
 間接的にではありますが、潰し合っていた面もあったように思いますし、うまくやれていないところがありますね。
 また、右SBも北爪、溝渕など大卒新人を補強していますが、こちらも主軸選手にまで育て上げることはできていない状況です。


 原因の1つとして、監督交代はもちろんですが、強化部のトップがコロコロと変わっていることがあるのではないでしょうか。
 それぞれのGMに選手の好みはあるでしょうし、指揮を執るわけではないにしても、その影響は出るのではないかと思います。
 優秀なGMを確保して、長期に任せることが非常に重要ではないかと思います。

 また、ジェフは市船との関係がもう1つだったのですが、久々に市船から加入してくれた新人選手でもありました。
 そこは流刑柏でコーチを務めていた稲垣スカウトの存在も大きかったのかもしれませんが、稲垣スカウトも昨年末に退団した模様です。
 スカウト人事も非常に重要だと思いますから、そういったスカウトの強化も地味に行っていかなければいけないのではないでしょうか。

 杉山もセンスはある選手だと思っていますので、何とかチャンスを掴んで次につなげてほしいですね。
 現役を続けるのであれば、まずはやはり出場機会を増やすことではないでしょうか。
 簡単な道のりではないとは思いますが、飛躍できるように頑張ってほしいです。

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 続いて、相澤ピーターコアミの契約満了も発表になっています。
 相澤も2019年に、日本文理高校から加入した高卒新卒GKでした。
 高校生からGKにコンバートしてU-18日本代表にまで選出されたということで、将来性を期待されての獲得だったと思います。

 昔のジェフは下川、櫛野、立石、岡本と、高卒GKを育て上げてきましたが、下川以外は若い頃に出番がなく苦労してポジションを勝ち取った形となります。
 相澤も同じような形で成長し、いつかチャンスを掴んでほしいと思っていたのですが、加入初年度の夏に左膝軟骨損傷で全治約5か月、翌年も右膝半月板損傷で全治約4か月。
 2年連続で大きな怪我に合い、残念ながら今年退団となってしまいました。 


 さらに、相澤は先日行われたトライアウトでも怪我を負ってしまいます。

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 中心性脊髄損傷ということですから、麻痺などの後遺症が残る可能性の高い大きな負傷だと思います。
 ジェフとしても出来る限りバックアップしてあげて欲しいところだと思いますし、今後の情報も気になるところですが、ジェフの場合このまま情報なしで終わってしまうのでしょうか。
 選手として復帰できるかどうか以前に、まずは大きな後遺症が残らないことを、祈りたいところだと思います。