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ジェフキラーの風間宏矢とジェフU-15出身の秋山が加入

 ジェフはシーズン終了から退団の発表が先行していましたが、徐々に補強の話も出てきていますね。
 まずは琉球から、風間宏矢が完全移籍で加入となりました。

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 風間八宏の息子で風間宏希の弟にあたる風間宏矢は、2012年から風間八宏監督の下、風間宏希と共にプレーしますが、兄弟共に目立った活躍は出来ず翌年末には契約満了に。
 風間宏矢は2014年に大分に加入すると、1年目は出場機会を伸ばしましたが、翌年から再び苦戦。
 2015年夏から2019年夏までは、岐阜でプレーします。

 しっかりとレギュラーとして定着したのは、その後琉球に移籍してからと言えるでしょう。
 テクニカルな選手なので、琉球のパスサッカーにタイプ的に合っていたのではないでしょうか。
 また、琉球では風間宏希と、再びプレーしたことも話題となりました。


 本人もコメントしているように、「ジェフキラー」というイメージがあり良い選手が加入してくれたようにも思えます。
 ただ、ジェフ戦で活躍してきたイメージに引っ張られている印象もあって、例えば2017年8月のジェフ戦ではハットトリックを決めていますが、この年は6ゴールのみ。
 しかも、このジェフ戦での得点がそのシーズンにおける初ゴールだった上、ジェフ戦までは試合に出ていない時期の方が長いような状況でした。

 今季も主軸として活躍しましたが、5ゴールと若干物足りないイメージもあります。
 主に2列目の右サイドでプレーしてきた選手なので、ジェフでは船山のかわりになるのかもしれません。
 ただ、180cmという長身の割には高さや強さなどはない印象があり、ハードワーカータイプでもないと思いますので、見木と組むのであればどちらが黒子になるのかという問題も起こりえると思います。


 率直な印象を言えば、大分での初年度こそ活躍しましたが、その後はJ2下位チームでも苦労してきた印象です。
 現状だと船山や矢田と比べてどれだけ期待出来るのかといった点もどうしても気になりますし、3バックのシャドーとしての起用は今のところイメージがわきにくいところがあります。
 それでもここ2年半は琉球で安定して活躍できるようになり、昨年は10ゴールも決めていますので、ここからさらに這い上がれるかどうかといった立ち位置ではないでしょうか。

 テクニックは十分にある選手だと思うので、より球際などで強く戦える選手になれるかがカギとなるのかもしれません。
 27歳ということでもう若手ではないですし、ここからは成果が求められるのではないでしょうか。
 もう一声越えて欲しい選手ではないかと思いますし、ジェフと共にさらなるステップアップを目指していきたいですね。


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 続いて、仙台から秋山の加入も発表になっています。
 秋山はジェフU-15から流経柏、早大と進学し、4年生時にはその時J2だった名古屋の強化指定選手に。
 そのままJ1に昇格した名古屋に入団すると、1年目はリーグ戦22試合に出場します。

 しかし、2年目はリーグ戦で出場機会が得られず、夏に磐田にレンタル移籍。
 磐田でもまとまった出場機会はなく、3年目には名古屋に復帰しますが、ここでもJ1で3試合のみ。
 そして、昨年は仙台に完全移籍となりますが、仙台でもリーグ戦3試合出場にとどまり、ジェフへレンタルとなりました。


 J2やJ1初年度しか見たことがないですが、スピードがあって左足でクロスを上げられるアタッカーといったイメージがあります。
 小技の効く攻撃的なタイプなので、当時指揮を執っていた風間監督のサッカーには適していたのでしょう。
 風間監督は守備を顧みず後方にも攻撃的でテクニカルな選手を置きたがる監督でしたが、通常であればSHなどの方がいいのかもしれませんね。

 結果的に新井章太、田口、新井一耀、風間宏矢、秋山と、風間監督の下でプレーした選手が増えています。
 単純に名古屋の選手が増えつつあるとも言えるのかもしれませんが、どこかで繋がりがあるのでしょうか。
 ただ、現在のジェフは監督の方向性が真逆とも言えるだけに、風間宏矢や秋山がピタリとはまるのか若干心配なところもあります。
 

 それでも今季後半のジェフは3バックで左WBを押し上げるスタイルでしたので、秋山には合っているのかもしれません。
 末吉のライバルになり得る上に、秋山はレフティーなので、縦に仕掛けてそのままクロスを狙える強みもある。
 秋山は現在26歳で末吉は25歳と同世代の中堅選手ですが、2人で切磋琢磨して成長してほしいですね。

 一方、運動量豊富で攻守に戦える左SBを補強する方向ではないということが見えてきましたから、そうなるとより左利きのCBが欲しくなるところで、そちらの方が補強は難しいのではないかとも思います。
 あとは尹監督が鈴木大輔の左CBをどう評価しているかで、満足しているのであれば、即戦力の左CBは必要ないとも言えるのかもしれません。
 ただ、個人的にはあのサッカーを進歩させていくのであれば、左CBからのチャンスメイク、カバーリング能力などは、強化すべき大事なポイントなのではないかと思いますが。


 秋山に関しては楽しみでもありますが、末吉もアタッカーとしては活躍していただけに、大きく変化する要素は少ないとも言えるのかもしれません。
  また、昨日も話しましたが、ジェフはSBをレンタル選手で埋めようとするも、鎌田、武田、高橋峻希、山中、小田などはそのまま復帰してしまっています。
 今回もレンタル補強というのが、少し気になるところですね。

 ただ、秋山の場合は、ここ3年間まとまった出場機会がない。
 また、現在26歳と決して若手ではないですから、仙台としても契約満了を見据えてのレンタル移籍なのかもしれません。
 さらに秋山はジェフU-15出身で故郷に帰ってきたということにもなりますから、来年はジェフで開花してそのままとどまってほしいところですね。