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勝手に選ぶ2021年J2ベストイレブン&サブ&MVP 前編

 年末ということで、毎年恒例となりつつあるJ2ベストイレブンとMVPを考えていきます。
 参考までに、昨シーズンのJ2ベストイレブンとMVPのエントリーを張っておきましょう。

yukkuriikou.hatenablog.com

 今回も同じようにベストイレブンを選んでいこうと思ったのですが、今年はシーズン終盤こそ京都が足踏みをしたものの、そこまでは磐田と京都が抜きん出ており、ベストイレブンもこの2チームの選手でほぼ固まってしまいました。
 そのため、今年はサブの11人も選んでみました。
 文章が長くなるので、前編後編に分けていきます。

FW:ルキアン(磐田)、ピーター・ウタカ(京都)
サブ:エジガル・ジュニオ(長崎)、中山仁斗(水戸)

 ルキアンとウタカ、甲乙つけがたいということで、2人とも選出。
 22ゴールをあげ得点王になったルキアンは、フィジカルもスピードもあり、オールマイティに点が取れる選手ですね。
 さらに守備でも貢献できて体も張れる選手で、監督としては助かるタイプのFWだと思います。

 ルキアンから1つゴール数が少なかったウタカですが、その分攻撃に変化を付けることができる選手ですね。
 運動量豊富な周りの選手をうまく活かして、攻撃をリードしていきました。
 キジェ監督の下、守備でも要所要所でチェイスに行くことによって、京都のプレスを成立させていました。


 サブには15ゴールを上げ得点ランク5位だったエジガル・ジュニオと、12ゴールを上げた水戸の中山を選びました。
 エジガル・ジュニオは単純なスピードだけでなくボールに合わせるのがうまいストライカーといった印象ですが、怪我が多いのが不安材料で来季こそフルで戦えるか注目ですね。
 中山はゴールだけでなく。前線のターゲットとして貢献し、スタメンの入れ替えの多い中でも、中山が入ると芯が通る印象でした。

 迷ったのが山形のアラウージョ(山形)で、守備も意外とうまい上に14ゴールを上げていますが、怪我での離脱が痛かったですね。
 その他の候補は、谷口(新潟)、佐藤凌我(東京V)、ウェリントン・リラ(甲府)、宮吉(京都)、上門(岡山)、大前(群馬)など。
 こう振り返ると、新型コロナウィルスの影響もあってか、新外国人選手が目立っていないように感じますが、各チーム来年の外国人補強はうまくいくのでしょうか。

SH:高木善朗(新潟)、山田康太(山形)
サブ:小池純輝(東京V)、泉澤仁甲府

 新潟は若い本間のプレーが注目されていますが、10ゴール14アシストとチームを引っ張っていたのは高木の方だったと思います。
 山田はクラモフスキー監督が就任し、トップ下に立ち位置を変えてからブレイク。
 相手の間を取ったり裏に抜けたりと運動量豊富に動き回り相手を攪乱できる上に、ボールを持った時のセンスも感じる選手です。
 
 小池も17ゴールとキャリアハイの成績で、得点ランク3位にまで付けましたが、チームは苦戦したこともあり3番手にしました。
 最後に選んだのは泉澤で二桁得点をあげただけでなく、鋭い縦への仕掛けでチャンスメイクにも加わり、チームの3位浮上に貢献。
 ジェフの見木も迷ったのですが、泉澤に比べると試合で消えてしまうことが多く、チームを引っ張るという点で更なる成長を期待したいところではないでしょうか。

 その他は、山田(磐田)、長谷川(甲府)、吉尾(町田)、本間(新潟)、中原(山形)、石毛(岡山)、高橋(北九州)など。
 J2のこのポジションは若い選手がどんどん出てくるので、新たなホープを見出していくことも楽しみの1つですね。
 また、今年は明本、小泉などJ1に個人昇格していきなり結果を残した選手たちもいましたので、来年もそういったケースが見られるかにも注目ではないかと思います。

ボランチ山本康裕(磐田)、川﨑颯太(京都)
サブ:高宇洋(新潟)、白井永地(岡山)

 山本康裕は攻守においてバランスを取れる選手で、鋭いパスを出せるだけなく運動量も豊富。
 目立ちはしないかもしれませんが、大ベテラン遠藤が活きたのも攻守にパイプ役となれる山本康裕の存在が大きかったと思います。
 若干20歳の川崎はシーズン序盤こそ消極的なプレーも見られましたが、攻守に運動量豊富に走り回り、ボールを狩り、何より次を予測したポジショニングにセンスを感じる選手ではないかと思います。

 昨年山口でも活躍していた高は、新潟でも運動量豊富に守備で戦い、パス出しでも貢献していました。
 岡山の白井も安定感があって攻守にゲームを作れる選手で、シーズン終盤の追い上げだけでなく、そこまで苦しんだ岡山を支えた選手だったと思います。
 もう1人悩んだのが秋田の稲葉で、チームのスタイルにあった激しいプレーで、シーズン前半の秋田の飛躍を支えた1人でした。

 その他、高江(町田)、佐野(町田)、藤田(山形)、島田(新潟)、野津田(甲府)、カイオ(長崎)、田口(ジェフ)、富所(琉球)、佐藤優平(東京V)など。
 相模原の成岡や山口の田中渉など、夏にレンタル移籍した若いパサーの活躍が目立った年でもありました。
 一時は少なくなったように思えた小柄なパサータイプのボランチですが、また増えてくるのか来年以降に注目ですね。