改めて、今年もブログを続けていきたいと思います。
よろしくお願い致します。
ジェフの新体制発表会が、1月10日（月）に行われました。
Youtubeでもその模様が配信され、後日テキストでもアップされています。
担当者の皆様、お疲れ様でした。
森本社長や鈴木GM、尹監督や新加入選手などが参加しました。
森本社長は「J1昇格を目標」と明言しています。
一方で今年はプレーオフ復活で6位まで昇格のチャンスが広がると話していることからも、自動昇格に限らず昇格できればいいというニュアンスなのかなとも感じました。
また、昨年始まったWEリーグに参戦しているレディースの話も積極的にされており、DAZNでの特集にも取り上げられたことも含めて、クラブとしてレディースに力を入れていくということなのかなとも感じました。
近年は男子トップチームが頼りない状況ですし、皇后杯決勝進出も決まっているレディースに比重をかけるという発想が企業としてあってもおかしくはないですよね。
あとはWEリーグがどこまで盛り上がりを見せるのか、市場分析なども重要となってくるのでしょうか。
注目された鈴木GMのコメントですが、基本的には昨年の積み上げをベースに、補強でプラスアルファをもたらして昇格を目指したいという考え方でしょうか。
同じような発言は、森本社長も尹監督もしているので、共通認識なのでしょう。
昨年終盤の無敗記録から自信も垣間見えますが、もしあのサッカーがうまくいかなくなった時に、どう対処するのかも考えておかなければいけないのではないでしょうか。
鈴木GMは質疑応答で補強の狙いを聞かれ、「既存の選手をいかに残すか」に重点を置いた上で、「抜けてしまったポジションの補強」をしたと話しています。
このあたりからも継続路線というか、F1の新車などで言うところのマイナーチェンジを感じます。
ベースのマシンは同じで、パーツなどを新規開発する形ですね。
ただ、「得点を決められる外国人選手を1人検討」しているということで、この選手が大物であればそこは大きなプラスになる可能性も秘めています。
ただし、昨年末にブログでも書きましたが、一昨年からジェフは若い外国人選手を積極的に補強しています。
これに関しては、質疑応答で指摘されたGMが認めており、若い選手を育てて移籍金を獲得する形なども考えているようです。
Jリーグで外国人選手を育てて移籍金を獲得したケースは言うほど多くはないと思うのですが、狙いははっきりとしたのかなと思います。
そうなると、交渉中という外国人FWも若い選手である可能性があり、そこまで完成度は期待できない場合もあるのかもしれません。
ただ、守備のタスクも担えて得点を決められる選手と交渉しているとのことで、そこは少し安心しました。
昨年後半ジェフが好調だったのも、"プレスから相手に蹴らせて回収"を続けられたからであり、そこには守備の出来るFWが必須となるはずです。
一昨年はそこにクレーベが入ってプレスが効かずに苦戦したわけで、その点を考慮した上での補強となるかもしれません。
もちろん京都のように前線にウタカを置いて、周りが懸命にプレスをかける組織が作れればいいのかもしれませんが、そういった戦術が作れないことは2年間で解っていることであり、前線の守備力次第でプレスの出来が変わってしまう。
そういった選手だけでなく監督も含めて、出来ること、出来ないことを理解した上で次に進むことは重要なことだと思います。
その点で、鈴木GMはしっかりと現実も捉えているのかなといった印象を受けます。
ただ、守備も出来て、得点も奪えるようなスペシャルなFWが取れるかどうか。
狙いはいいとして、質の方がどうなのかという問題は、何事においても重要なところになってくるはずです。
また、社長も含めて新体制発表会では「あとは決定力」と言いがちですが、毎回本当にそれだけなのかなとも思わなくもないですね。
さらに気になるのは、尹監督のリクエストに応じた補強をしたという話の中で、「一番大きいのはサイドの選手」と話しながら新卒を除くと秋山1人しか補強できていないこと。
今オフの補強において、最も心配なのはそことすら言えるのかもしれません。
このあたりの全体の選手構成に関しては、また別に取り上げたいと思います。
新外国人選手に関しては、新型コロナウィルスの影響で入国が遅れる恐れもあります。
ただ、ここに関しては、他クラブも同じ問題を抱えるわけですし、仕方がないところもあるでしょう。
ジェフの選手も新型コロナウィルスに感染して発熱したようですし、体調とコロナ対策には十分に気を付けつつ開幕に向けて良い準備を始めて欲しいと思います。
