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2021シーズンを振り返る 新井章太編

 今年も選手1人1人の振り返りを、やっていきたいと思います。
 毎年やるかどうか迷うのですが、過去を振り返る時に書き留めておくと意外と重宝することが多いので今年も続けていきます。
 ただ、今年はW杯開催でJリーグ開幕が早く、ちばぎんカップの開催も2月11日に決まりましたので、サクサクと進めていかなければいけません。

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 しかし、一方でジェフは1月2日に選手1名1月14日にも選手1名1月15日には選手3名1月16日にも選手1名の新型コロナウィルス陽性者が出ています。
 5名以上でクラスター認定される可能性があり、認定されれば活動休止などが要請される可能性があるはずです。

 今回は陽性が出た日が異なるため、辛うじてクラスターではないという判定だったのかもしれませんが、それしても心配な状況ですね。
 選手に多数出ているのも気になるところですし、練習などを介して感染が広がった恐れもあるかもしれませんから、今後のキャンプ、ちばぎんカップ、開幕戦などの開催に向けて影響が懸念されるところです。
 他クラブでの感染者も増えていますし、再び用心して感染対策に努めてほしいと思います。


 さて、1人目に取り上げるのは新井章太。
 2021年の新井章太は、開幕直前に左大腿二頭筋肉離れで全治4~6週間の負傷
 開幕戦甲府戦から第5節琉球戦まで欠場すると、代わりに出場した鈴木椋大が初戦でPKを止めるなど活躍します。

 第6節で新井章太が復帰すると、最終節まで出場を続けました。
 ただし、PK戦まで進んだ7月21日の天皇杯川崎戦は、鈴木椋大が選ばれています。
 新井章太にとっては古巣との特別な試合でしたし、鈴木椋大も久々の試合が川崎戦で浮足立っていた印象もありましたので、見ていて可哀想になる選択でしたね。


 前年に続いて正守護神として活躍した新井章太でしたが、シーズン前半はあまり目立ったプレーが多くなかったように思います。
 むしろキックミスが多く、チームも低調だったこともあって、苦労が先行していたようにも見えました。
 一昨年はクレーベや山下など長身CFがいたためアバウトなキックでも良かったのかもしれませんが、昨年序盤は長身FW起用も少なくピンポイントなキックを求められ苦戦したところがあったのかもしれません。

 ただ、シーズン後半は、新井章太のセービングが目立つ試合が多かったと思います。
 0-0で終わった京都戦などでファインセーブを見せ、新井章太の活躍で勝点を稼いだ試合もあったのではないでしょうか。
 シーズン終盤の無敗記録更新に、大きく貢献した選手だったと思います。


 改めて、やはりGKの本分は守備だと思います。
 果敢な飛び出しや精度の高いキックなども良いとは思うのですが、小さなミスでも失点に直結してしまうのがGKというポジション。
 まずはミスのないセービングとポジショニングが大事で、その上で攻撃的なプレーも持っているGKが理想的なのではないでしょうか。

 特に新井章太の場合は、相手選手と1対1になった時の対応が素晴らしいですね。
 じりじりと詰めていく動きを見せて、ここぞという時に動き出して止めるというプレーで、何度もジェフを救ってくれました。
 1対1での対応で、大きく失敗したことはほぼないのではないでしょうか。


 また、新井章太の場合は、メンタル面でも重要な選手となっているのではないかと思います。
 真面目で静かな選手が多いため、すぐ満足してしまうところがあるチームなのではないかと思うのですが、新井章太は例え勝ち試合だとしても、課題があれば周りをしっかりと叱咤することが出来る。
 伝統的にジェフはこういった選手が足りない傾向にあるわけで、GK以外のポジションでも周りを怒れる新井章太のようなタイプが欲しいところですね。

 そこは悔しいですが、川崎での経験も大きいのでしょうか。
 ただ、川崎を見上げているだけではダメですから、それを上回れるチームを作れるように、しっかりと方針を立ててチーム作りを進めていってほしいと思います。