2021シーズンを振り返る 新井一耀編

 2021年の新井一耀は、29試合に出場。
 途中出場が5試合あったため出場時間で言えば劣りますが、2019年にジェフにレンタル移籍で加入した年に並ぶ、キャリアタイの出場試合数となりました。

 昨シーズンのジェフは、岡野と鈴木大輔の2CBでスタートしています。
 第2節、第3節はチャンと鈴木大輔の2CBで挑みましたが、安定感に欠いて結果が出なかったこともあって、新井一耀が第4節から第6節までスタメン出場を果たしました。
 この時は岡野とチャンとのポジション争いに、競り勝ったとも言えるのでしょう。


 しかし、その間もチームの結果が出なかったこともあって、再びメンバーから外れる形に。
 そして、第8節栃木戦からジェフは3バックに変更します。
 3バックの当初は岡野、チャン、鈴木大輔で、新井一耀は出番のない状況でした。

 岡野の積極的な右CBからの攻撃参加にも可能性を感じたのですが、岡野の安定感に課題を感じたのか。
 あるいは、当初は左右CBが開いて攻撃参加し、ボランチが下がって後方4枚でボールを回す形に、不安を感じたのか。
 基本的にコンサバティブな尹監督ですから、7月頃からは左CB鈴木大輔だけが開いて攻撃参加をし、中央と右CBは後方に残る形になりました。


 このあたりは、岡野が町田に移籍した際にも少し取り上げています。

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 この変更もあって、新井一耀が岡野に代わって、右CBでスタメン出場を果たします。
 そこからシーズン終盤までレギュラーとしてプレーしていきますが、最終節岡山戦では本来ボランチの高橋にスタメンを奪われて、今季を終えています。


 鈴木大輔、チャンに次ぐ3番手のCBとしてプレーした新井一耀ですが、全体的にはピリッとしないパフォーマンスだったのではないかと思います。
 ボールを持っても細かなミスが多く、守備においても相手の仕掛けに後手を踏むことが多かった。
 2019年は攻守にもっと良いプレーが出来ていたイメージがあっただけに、コンディションが悪いのか、どこか騙し騙しやっているのかなといった印象も受けました。

 2020年もあまり動きは良くなかったように見えましたし、前年の段階でどこか怪我でもしていたのでしょうか。
 昔から大きな怪我が多い選手なだけに、心配になるところがあります。
 2019年はスタメン29試合でCB一番手だったにもかかわらず、2020年にはスタメン出場が21試合に減少し、鳥海、チャンに続くCB三番手にとどまっていました。


 また、昨年は高橋を無理矢理CB起用していたことからも、尹監督としても新井一耀の評価はもう1つなのかなと思っていました。
 その新井一耀が3バックへの変更も重なって、結果的にレギュラーポジションに昇格した形となったこともあって、今オフはCB補強が必須ではないかと思っていました。
 しかし、実際には岡野が退団した上、若手CB2人の補強のみということで、将来性には期待したいですが、戦力的には厳しくなるかもしれません。

 しかも、ダニエル・アルベスと佐々木は左CBということで、右SBの補強はなかったことになります。
 ただ、そこは2人が大当たりすれば、鈴木大輔が右CBに移ることもあるのでしょう。
 とはいえ、若干の手薄感は否めないように思います。


 CBはベテランの鈴木大輔と若手のチャン、佐々木、ダニエル・アルベスということで、中堅年代が空白になっている上、外国人選手が多い状況。
 そういった意味では新井一耀は貴重な立ち位置ともいえるかもしれませんが、新井一耀も現在28歳ということでそろそろベテランの域に達するとも言っていいでしょう。
 年齢構成などを考えると、本来は岡野にブレイクしてほしい状況だったと思うのですが、岡野としても高橋の起用などで思うところはあったのではないでしょうか。

 新井一耀個人としても、今年は大事な年になるかもしれませんね。
 3バックで開幕するのはほぼ確実でしょうし、新井一耀はレギュラー有力候補としてスタートすることになるはず。
 その中でチームを支える存在となれるか、注目ではないかと思います。