長らくF1不毛の地とアメリカではNetflixのドキュメンタリーの影響で、F1人気が高まっているということもあり、開催されたマイアミGP。
市街地コースということでコース幅が狭く、赤旗も多い週末となりましたが、無事終了となりました。
優勝はレッドブルのフェルスタッペン。
FP2ではマシントラブルもあってほぼ走行が出来ず、予選でもミスがあって3番手スタート。
しかし、決勝ではスタートで2位サインツを抜き、8週目で1位ルクレールも抜き去ります。
その後は十分なマージンを作り、レース終盤はセーフティカーも入ってディフェンスを求められますが、そこでもしっかりと対応。
盤石の強さを見せた、レース運びだったと思います。
特にレース序盤にライバルであるフェラーリ2台をパスできたことが大きく、ここではフェルスタッペンのアグレッシブな部分が良い方向に進みましたね。
2位にはルクレール、3位にはサインツで、4位にペレス。
新サーキットではありますが、ここでもレッドブルとフェラーリの4台が、レースをリードした形となります。
しかし、5位にはラッセル、6位にはハミルトンがつけており、メルセデスも徐々に調子を上げてくるのでしょうか。
角田はFP1で大きく低迷したものの、FP2、FP3と徐々に順位を上げていきました。
そして、予選でもQ1、Q2とチームメイトのガスリーを上回り、Q3こそ僅差で敗れたものの、今季ベストの9番手グリッドを獲得。
前回のイモラでは常にガスリーを上回っていましたが、今回は徐々に挽回して決勝に臨むということで、悪くない展開ではないかと思っていました。
しかし、決勝では大きく失速。
序盤からレースペースが上がらず、一時は実質最下位を走行しているほどでした。
周囲のトラブルもあって最終的には12位で追えましたが、まったく戦えない状況でした。
2レース前のオーストラリアでも、角田はレースに入って大きく低迷。
あの時もトラブルを疑われたほどでしたが、今回も同様の状態となってしまったのでしょうか。
ベースとなるレースペースが遅すぎれば、得意とする終盤の追い上げも当然狙えないですし、かなり厳しいですね。
オーストラリアでも原因がわかっていないと言われていましたが、問題の原因がわからないというのが一番困る状況。
予選までが良かっただけに残念な思いですが、セッティングを予選に合わせ過ぎていたのでしょうか。
いずれにしても、何とか予選でも決勝でも戦える状況を作り上げたいところですね。