秋田戦で熊谷が脳震盪の疑いで交代 高橋も負傷交代

 秋田戦の30分、熊谷が佐々木と接触し、脳震盪の疑いで交代となりました。
 また、高橋も88分に負傷交代し、こちらも脳震盪の可能性があるでしょうか。

 昨年から、Jリーグでは国際サッカー評議会の通達を受け、脳震盪を起こした選手は追加で交代できるというルールを定めています。
 ただ、それも1試合に1名ということで、高橋は脳震盪による追加交代ではなかった。
 そのため、DAZNの解説などにおいては、高橋は脳震盪ではないという話になった可能性もあるようです。

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1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる

 脳震盪を起こすと、チームドクターは脳振盪診断ツールなどを用いて、その場で診断することになっています。
 そして、頭痛や吐き気などの症状が引かない場合は、即座に病院に行くことも決まっています。
 脳震盪が怖いのは外から見るだけでは外傷がわからないことでしょうから、少しでも怪しければ病院で検査を受けるよう促すということなのでしょう。

 2人とも幸いにして意識はありましたが、それでも心配な状況であることには変わりありません。
 脳震盪と診断された場合、日本サッカー協会が定めた復帰プログラムをこなしながら、段階的に復帰への道を探っていかなければなりません。
 ステージ1からステージ6までがあり、各ステージには最低1日を費やすと示されているため、最低でも6日間は復帰まで時間がかかることになります。

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 例えば秋田の才藤も、5月4日(水)の琉球戦において脳震盪で交代。
 これによって、5月8日(日)の横浜FC戦は欠場しましたが、ちょうど5月15日(日)のジェフ戦でベンチに復帰しています。

 ジェフの選手で脳震盪と言えば、森本の件が思い出されます。
 あの時は意識も完全に失い、見た目には今回以上にヒヤッとする展開でした。
 森本が脳震盪で交代した試合が、2014年11月23日(日)讃岐戦で、11月26日(水)天皇杯山形戦は欠場していますが、J1昇格プレーオフの行われた12月7日(日)山形戦ではスタメンフル出場を果たしています。


 例え熊谷と高橋の2人が脳震盪と正式に診断されても、5月21日(土)にはぎりぎり間に合う可能性があることになります。
 現在のジェフは田口やチャン、秋山なども負傷しているのではないかと思われる状況ですから、戦力的には厳しいことも事実。
 ただ、怪我をした場所が場所なだけに、無理だけはしてほしくないですね。

 秋田のプレーに関しては、確かにラフで熊谷の接触は佐々木が周りを見ていなかった印象も受けましたが、高橋へのアタックなどは先に相手がボールに触ったとはいえ、非常に危険だったと思います。
 ただ、ジェフも昨年はJ2の反則ポイントで断トツのトップだったわけですし、あまり秋田のプレーに過剰に反応しすぎるのもどうなのかなとも思います。
 一方で昨年のジェフや栃木もそうだし、秋田も含めて荒っぽいプレーが増えている状況には、いつか何か取り返しのつかないことが起こるのではないかという意味で、正直不安に感じているところもあります。


 しかし、その背景には昨年からJリーグのジャッジが緩くなって、激しいフィジカルコンタクトを流す環境になったことも大きいのではないでしょうか。
 そして、そうなった原因は一部のサポーターや選手が、Jリーグの審判は笛を吹き過ぎると批判していたことも影響したのではないかと思います。
 個人的には以前の判定基準で問題ないと思っていましたが、これでまた元に戻すとなればクレームも出るでしょうから、もはやどうしようもないですね。

 実際、昨年のジェフも、栃木も、秋田もその恩恵は受けていて、昨年後半のジェフの好成績も激しい守備が前提としてあったはず。
 激しい守備をした方が成績が伸びるとなれば、どうしてもラフなプレーも増えてしまうのではないか。
 もちろん、それでもラインを越えてはならないというところは非常に重要ですが、判定基準の変化でそのラインが緩くなったのであれば、難しくなる部分もあるのだろうなといった印象です。

 ただ、相手のラフプレーもあったとはいえ、試合全体を振り返るということになれば、何よりも大事なのは自分たちのクオリティ。
 相手がどうの、審判がどうの、運がどうのと言い続けては、チームに甘えが生まれてしまうと思いますし、その結果が18位という成績に繋がっている部分もあるのではないでしょうか。
 まずは自チームのプレーを省みた上で、周囲の話をすべきではないかと思うのですが、どうにもクラブ全体において甘さが抜けない部分があるような気がしないでもありません。