連戦中に今季初連勝を遂げたジェフ。
まず長崎戦では、レオンソがゴールを上げています。
水曜日に行われた長崎戦は相手の動きが重かった印象もあり、10分にセットプレーの流れから新井一耀がゴールを決めると、その後もジェフが押し込み続けました。
しかし、なかなかゴールは生まれずもどかしい展開でした。
それだけに68分にレオンソが追加点を挙げて、ホッとすることが出来ましたね。
右サイドの奥で風間がボールを受けるも、相手の守備でボールを奪われます。
しかし、そこに米倉がプレスに行くと、カイオがミスキックを犯しゴールは中央へ。
これをしっかりとレオンソが決めたということで、ラッキーなゴールだったと言えるでしょう。
レオンソのパフォーマンスがより目立ったのは、水戸戦だったと思います。
ポストプレーでもうまくボールを引き出す動き出しが多く、前線の起点になっていました。
これまでの試合でも要所要所で見せていた展開力も、この日はかなり効いていたと思います。
空中戦でのポストプレーでも、相手に競り勝つ場面が多く見られました。
ここまでは空中戦で負けることも多かったため、相手CBの能力もあるのかもしれません。
しかし、全般的に動きも良くなってきた印象で、コンディションも上がってきているのではないでしょうか。
水戸戦の先制ゴールは見木の縦パスを、レオンソがうまくヒールで繋いで、背後のブワニカをフリーにしてゴールをアシスト。
また、2点目も最後は見木の個人技が光ったシーンではありましたが、きっかけは中盤からのレオンソのミドルシュートを相手GKがはじいたところからでした。
結果的にレオンソは水戸戦で2ゴールに絡んだことになります。
以前にも話しましたが、レオンソは連携で活きるタイプのFWだと思うので、徐々にチームに馴染んで機能してきた部分もあるのかもしれません。
また、チームとしてゴール前でシンプルにCFが勝負する攻撃を仕掛けていないことが、逆にポストプレーなどに持ち味のあるレオンソにはあっているのかもしれません。
特に水戸戦は相手が1ボランチで相手バイタル付近にスペースがあったため、やりやすかったという部分もあるのではないでしょうか。
ただ、個人で打開するタイプではないだけに、孤立してしまうと苦労するのではないかと思います。
ここ数戦はチーム全体のコンディションが好調で、全体を押し上げられているから良いですが、そうではない時にどう対処できるかが注目かもしれませんね。
しかし、やはりソロモンのライバルになりつつあると思いますし、今後の勝負が楽しみです。
一方、水戸戦でゴールを決めたブワニカ。
昨年の開幕戦でゴールを決めて以来となりますから、実に1年上の日数ということになります。
怪我などもあったのでしょうが、プロ入り直後に結果を出してしまったからこそ、悩むことも多かったのではないでしょうか。
#明治安田生命J2リーグ #第19節 #水戸ホーリーホック
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2022年5月29日
昨年の開幕戦以来のゴール⚽#ブワニカ啓太 選手✨#チアゴ・デ・レオンソ 選手のフリックパスを左足で素晴らしいゴール⚽
DAZNでの視聴はこちら👀💻📣https://t.co/5bzxP7aKjV#jefunited #ジェフ千葉 #jleague #WINBYALL pic.twitter.com/vPa8DoEx93
今回のゴールも、ブワニカらしさの出たゴールだったのではでしょうか。
思い切りよく、パワーのあるシュートを豪快に決めています。
ブワニカはスピードや勢いが武器のFWだと思いますし、どちらかといえばオナイウタイプではないでしょうか。
それだけに小技を求められると、苦労するところがあると思います。
怪我もあってか昨年後半は出場機会の得られなかったブワニカですが、今年は第4節金沢戦、第5節群馬戦でスタメン出場。
ただ、この時は新型コロナウイルスと怪我人の影響で、多くの選手を欠いていました。
そのために回ってきた出場会ということで、試合勘やコンディションはもう1つだったのかもしれません。
金沢戦では持ち前のパワーを活かして活躍しましたが、群馬戦では守備などの課題を突かれて苦戦してしまいました。
しかし、第17節熊本戦、第18節長崎戦で久々に途中出場を果たすと、運動量豊富に走り回って守備で貢献。
そこでのアピールが認められた形なのか、水戸戦でスタメンとなりました。
長崎戦などでも感じましたが、やはり本来は前線などで起用して我武者羅に走ってもらう方が、持ち味は出しやすいのかなと思います。
水戸戦でも活躍はしましたが、右シャドーの風間も含めて、決して守備からリズムを掴んだという試合ではなかったでしょう。
それでも最低限の守備はこなせたということは大きく、やはり状態も上がってきているのではないでしょうか。
また、攻撃面に置いては見木がボランチに入ったことで、高い位置まで上がっていきパスワーク部分をサポートして、ブワニカのシャドーが機能した部分もあったように思います。
現在のシャドーは見木、高木、風間と小柄な選手が多いだけに、ここにブワニカが入ってくると面白いかもしれませんね。
また、前線でもプレーできる選手ですし、レオンソやソロモン、サウダーニャなどと良い競争をしてほしいと思います。