当ブログはプロモーションを含みます

水戸戦でのボランチ起用から見木が2試合連続ゴール

 仙台戦での2ゴールは、前節水戸戦でゴールを決めたブワニカと見木によるものでした。
 見木は水戸戦までは全試合にスタメン出場していたものの、19試合出場で2ゴールのみ。
 昨年14ゴールを決めて、ジェフ最多スコアラーだったことを考えると物足りない成績となっていました。

 昨年途中からシャドーでレギュラーポジションを獲得した見木は、ポジションがゴールに近づいたこともあって得点が増えたこともあったと思います。
 しかし、一方でゴールに関われない展開だと、試合から消えてしまうことも多かった。
 守備では常に健闘していましたが、チームとしての流れが悪いと見木もうまく攻撃に関われなくなることが課題の1つだったと思います。


 それでもゴールに専念することによって、結果が出ていたのであればよかった。
 しかし、今年はここまで結果も残せず、攻撃に絡めることも少なく、ここまで来てしまった部分があったと思います。
 かなり苦労している印象も受けました。

 そんな見木ですが、水戸戦では怪我人が複数出ていたこともあって、ボランチでの起用となりました。
 今季初のとなる久々のボランチ起用となりましたが、スタートポジションが下がったことによって、ボールに絡める回数が増えた。
 これによって、見木自身もリズムを掴んで、結果を残せた部分もあるのかなと思います。


 実際、ゴールだけでなく、水戸戦ではブワニカのゴールを演出する縦パスを中盤からズバッと縦に刺しています。
 やはり基本的には中盤の選手ですし、ボールに多く絡んだ方が良い流れで戦えるのでしょうか。
 ただ、ボランチとしてはサイズがあるタイプではないだけに、どこがベストなのか悩むところもありますね。

 水戸戦でのゴールはレオンソのミドルシュートを拾うと、相手に囲まれながらも間を抜いた見事なシュートを放っています。
 ブワニカのゴールに繋がる縦パスも、相手選手が触れそうなぎりぎりを通していますし、改めて技術力の高い選手ですね。
 仙台戦でのゴールもうまくレオンソからの縦パスを引き出し、相手GKを見て冷静に決めています。

 レオンソもスピード感があまりない選手なだけに、野暮ったく見えてしまうこともありますが、このシーンを見ていてもインテリジェンスの高い選手だと思います。
 しっかりと周囲が見えているタイプのポストプレーといった印象で、囲まれて潰されてしまうこともありますが、ここまでは展開力の高さを感じさせます。
 見木やブワニカのような選手が、前を向いてプレーしやすい形を作れる選手ですね。


 一方で、仙台はまたもカウンターから沈んだ格好となります。
 ここまでの20試合で36ゴールという結果は、J2最多ゴール数ということになりますが、25失点は上位チームの中では最も多い数字となっています。
 試合前にも話したようにコンパクトなサッカーを展開しているチームなだけに、裏を取られると弱い印象があります。

yukkuriikou.hatenablog.com


 特に今回の陽にカウンターで、CB横を突かれたところから失点するケースが多いのかなといった印象です。
 これで仙台は2位に落ちたことになり、新潟が首位に復帰したことになります。
 しかし、首位新潟、2位仙台、3位横浜FCは勝点差同数となっていますので、まだまだ何が起こるかわかりませんね。

 ここ数戦で一気に順位を上げてきたジェフも、上位がもつれているうちにその差を埋めたいところ。
 とはいえ、トップ3とはまだ勝点10差も離れていますし、近年は中位から上位に上がることが難しく感じる部分。
 焦らず着実に、目の前の試合に挑んでいきたいですね。