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第9戦カナダGP 角田はミスでリタイア 3位にハミルトン

 土曜日は雨で大荒れとなったカナダGP。
 角田は残念ながら、ミスを犯してリタイアとなってしまいました。

 パワーユニットの交換から、グリッド最後尾が決まっていた角田。
 これに関してはドライバーとしては仕方のないことで、フリー走行から予選は諦めロングランのセッティングに合わせていました。
 予選も無理に走らず4周のみで終えています。


 それでも決勝は着実な走行を見せ、徐々に順位を上げていきました。
 レースペースも悪くはなく、ポイント圏内を走行。
 しかし、47週目にピットアウト直後の合流で、クラッシュしレースを終えてしまいます。

 ピットアウト直後、まだ温まっていないタイヤで焦ってスピードを上げて、ミスしてクラッシュするというドライバーは意外と少なくありません。
 特に今年はレギュレーションでタイヤウォーマーの温度も下げられましたし、見た目ほど簡単ではないのかもしれない。
 しかし、初歩的なミスと言えばミスになるでしょうから、非常に残念ですね。

 特にそこまでのレースは決して悪くはなかったですし、チームメイトのガスリーを上回る走りを見せていた。
 こういった時に着実にライバルの前でフィニッシュすることは、非常に重要だと思います。
 角田は1レースごとにミスだったりレースペースが上がらなかったりする傾向があるだけに、シーズン後半は安定したパフォーマンスを見せることが何よりも大事ですね。


 優勝はフェルスタッペンで、レッドブル6連勝となりました。
 直接のライバルであるフェラーリルクレールは、ここでパワーユニットを交換したため後方スタートで5位で終了。
 サインツも2位に終わっています。

 ペレスは予選でミスをして、決勝もギアボックストラブルでリタイア。
 3位にはメルセデスのハミルトンが、久々の表彰台に昇り詰めました。
 ただ、ここは元々ハミルトンが得意とするカナダですし、これが続くかどうかはわからないのではないかと個人的には思います。


 同じく予選で2位と素晴らしい結果を残したアルピーヌのアロンソも、ペナルティなどを受けて結局9位に終わっています。
 ベテランですし目立つドライバーですから、一時の輝きは魅せることが出来る。
 それがエンターテイメントとしても良いことだとは思うのですが、そうは言っても最終順位を見ると厳しい結果に終わっているわけですから、着実な成果を出さないと本当の意味での復活とはならないですね。

 それは角田も同じこと。
 昨年もシーズン序盤マシンが好調だった時にミスをしてチャンスをふいにしてしまいましたが、現在ももう少しでブレイクしそうなところにはある。
 そこで一山、一気に越えられるかどうかが大事ですね。