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真夏のフクアリ3連戦 初戦は町田と対決

 夏休み真っ只中の季節ですが、ジェフは甲府戦の延期分が来週水曜日に控えているので、連戦ということになります。
 ちょうど今週末の町田戦、来週末の徳島戦がホーム連戦で、甲府戦もフクアリ開催だったため、フクアリ3連戦ということに。
 暑い中での連戦は厳しいですが、フクアリでの連戦となったのは不幸中の幸いといった印象ですし、観客動員という意味では追い風になるのではないでしょうか。

 明後日対戦する町田は現在12勝7分11敗で7位と、プレーオフ圏内を争う位置にいます。
 ポポヴィッチ監督3年目となる町田は、昨年までと同様に出足の鋭い守備と素早い縦への攻撃を展開。
 パススピードの速さやダイナミックな攻撃は、欧州風のスタイルを感じます。


 今季序盤の町田は非常に好調で、開幕から3月末までは5勝1敗1分でスタート。
 しかし、4月3日のジェフ戦で1‐1の引き分けに終わってからは、8試合勝ちなしと低迷。
 一時はジェフから移籍した岡野をCBに起用した、3バックをメインにするなどテコ入れもありました。

 5月以降も勝ったり負けたりといった展開が続いており、どこか安定感のないところがこのチームの課題なのかもしれません。
 また、7月末には主軸としてプレーしていた佐野が、腰痛で離脱していることを明らかにしています。

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 わざわざ実家に帰っていたことや発表が遅くなったことなどを考えると、もしかしたらメンタル的な部分もあったのでしょうか。
 加えて、コロナ関連でも数名が離脱。
 師匠であるオシム監督同様に連携面などを重視して主力を固定化する傾向を感じるポポヴィッチ監督ですから、主力選手の離脱は悩みの1つとなっているのではないでしょうか。

 前節大分戦でもここまで攻撃を引っ張ってきた太田修介が不在となり、システムも3バックに変更。
 若干動きの重さも感じる試合内容で、後半ATに失点し1‐1の引き分けに終わっています。
 なお、この夏にはオーストラリアのパースから、元日本代表SB太田宏介を獲得しています。



 対するジェフは、前節群馬相手に4試合ぶりの勝利。
 3‐0とスコアだけ見ると快勝ですが、内容的にはもう1つだったかなと思います。
 21位と低迷する群馬の自滅といった印象が強く、単純にジェフは元気がなかったですね。

 昨年後半の好調期も前からのプレスでリズムを掴み、そこから相手を押し込んで、ボールを拾い、再び攻め込むといった展開で戦っていました。
 そう考えていくと、プレスがジェフの原動力だったわけですが、現在はそのプレスが弱い状況。
 セットした守備でも中盤などに隙を感じ、群馬戦はかなり苦しい試合だったと思います。


 それでものらりくらりと戦って、相手のミスも突き3‐0。
 味方によっては、省エネで勝てたとも言えるでしょう。
 ただ、群馬戦までも3戦勝ちなしという状況が表しているように、この状態でのサッカーにあまりいい印象はないますし、この勝利を切っ掛けにより活力を高めて変わっていく必要があるのではないでしょうか。

 町田、甲府、徳島はともに難敵だと思いますし、順位的にもジェフと近い相手ですから、群馬のように簡単にはゴールを決められないかもしれない。
 群馬も下位に沈んでいますが、まだ降格に向けての危機感を感じられる内容ではなかったと思います。
 プレーオフ争いや優勝争いもそうですが、どこが初めに本気モードになるのかが重要で、最後はメンタル面も問われてくるかもしれませんね。
 今季のJ2はまだ飛び抜けて強いチームが現れていない印象ですし、いつどのチームが化けるのかにも注目ではないでしょうか。