F1も残り6レースということで、シーズン終盤戦。
イタリアGPでも、レッドブルのフェルスタッペンが優勝となりました。
前戦ベルギーでは、フェルスタッペンがポールトゥウィン。
このままフェルスタッペンが独走かとも思ったのですが、予選はフェラーリの母国レースとなったルクレールがポールを奪還。
さらにフェルスタッペンはエンジン降格も選択し、ペナルティで5グリッド降格の7番手となりました。
さすがにここでは苦戦するかと思われたフェルスタッペンですが、スタートから順位を上げて5周目には早くも2番手に。
一方のルクレースですが、序盤にベッテルがマシントラブルでリタイアするとヴァーチャルセーフティーカーが入ります。
ここでライバルがステイアウトする中、ルクレースはタイヤを交換。
しかし、早々にタイヤを交換したため、ルクレースは他車よりも1回多くストップしなければいけなくなります。
これによりフェルスタッペンに先を行かれる形になったということで、またフェラーリの戦略ミスといった印象の強い展開になりました。
なお、レース終盤にもリカルドのストップでセーフティーカーが導入されますが、マシン撤去に手間取りそのままフィニッシュという不完全燃焼間の残るレースにもなりました。
角田は前戦のごたごたなどもあり、ペナルティを受け最後尾スタートに。
フリー走行でもガスリーより良いタイムを出し、予選でもQ1では8番手タイムを出すなど好調を維持。
決勝でも序盤は14番手にまで上げるなど、健闘していました。
しかし、ハードタイヤに交換してからは苦戦し、最終的に14位止まりで終わっています。
チームメイトのガスリーもフリー走行から苦労していた印象で、ハードタイヤ変更後は耐えるレースとなっていました。
それを考えると、マシンの問題も大きいでしょう。
ただ、それでもガスリーは粘りのドライビングで8番手で終えており、ポイントを持ち帰っています。
単純なスピードでは角田も十分光るものを見せ始めていますが、ここぞという時に良い走りを見せたり、タイヤを持たせたりといった部分では、ガスリーもさすが。
そこをどこまで習得できるのかですね。
これでF1はヨーロッパラウンドを終了し2週間のお休み。
その後、シンガポールとの連戦で、いよいよ日本GPが行われます。
角田の凱旋レースに向けて、シンガポールから良い流れで鈴鹿に帰ってきてほしいですね。