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2022シーズンを振り返る 鈴木大輔編

 チャン、秋山の退団発表で、オフの全体像も見えてきたのかなと思いますね。
 さて、選手個々の2022年を振り返っていくシリーズ。
 2人目に取り上げるのは、キャプテンを務めた鈴木大輔です。

 2021年に浦和からジェフに移籍した鈴木は、ジェフ初年度から41試合に出場し主力選手として活躍しました。
 しかし、今年の鈴木は離脱期間が長く、20試合出場にとどまっています。
 新型コロナウィルスや怪我人の続出で苦労していたジェフですが、鈴木は開幕戦岩手戦から第20節仙台戦までスタメン出場を続けていました。

 しかし、その仙台戦で負傷交代すると、右大腿二頭筋肉離れで全治4~5週間と診断を受けます。

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 7月に入ってSNSなどでも元気な姿を見せていたので、復帰間近かと思われていたのですが、7月23日に再び負傷。
 左腓骨筋腱脱臼で8月9日に手術をし、全治3か月と診断されたとのことでした。

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 今年はカタールW杯開催の影響もあって、Jリーグ閉幕が早く10月23日にはJ2最終戦が行われました。
 それもあって、鈴木の2022年最終戦は第20節の仙台戦で、出場試合数も20試合にとどまってしまいました。


 離脱するまでの鈴木のプレーは、悪くなかったと思います。
 ジェフ初年度でも特にシーズン前半は、試合勘の問題もあったのか、ミスも少なくなかった印象でした。
 特に背後を取られることが多く、反転スピードなどに不安を抱えていたように思います。

 しかし、2021年の段階で、試合を通して徐々にパフォーマンスが改善していった印象もありました。
 左CBでのプレーも当初は左利きではない分、角度をつけてのキックに苦労していた面もあったと思いますが、うまくパスを散らす形で対応していったように思います。
 今年もその流れで昨年よりは、良い動きが出来ていたのではないかと思いますが、昨年序盤のイメージがあって一部からの評価は厳しくなっているのかなとも思います。


 2022年はチームに離脱者が多かったこともあって、若手選手がCBを務めることも珍しくなかったですが、やはりバタバタするところがあって安定感には不安があった。
 若い選手たちが勢い良くプレーするのはいいのですが、CBに関しては落ち着きのあるプレーを見せられないと、チーム全体が安定していかない部分があると思います。
 結果的に鈴木のような選手に、早く帰ってきてほしいと感じることの多いシーズンだった印象です

 ただ、一方で多数の離脱者に悩まされたこともあって改めて感じたのですが、やはりプロは体が資本だと思います。
 いくら優秀な選手でも怪我が多ければ評価は下げざるを得ないし、代わりの補強なども必要になってしまう。
 このコロナ禍だからこそ、さらに怪我に強いか否かは重要となってくるのかもしれません。


 鈴木は以前から怪我の少なくない選手といった印象もありますし、年齢を重ねるにつれて怪我が増える場合もありますから、来季どれだけ稼働できるのかが注目だと思います。
 それによって補強も変わってくるかもしれませんし、チームの構想にも影響を及ぼすかもしれない。
 そこはメディカルスタッフなどとの連携も、問われる部分となってくるのではないでしょうか。

 それでもコンディションが万全であれば主力として期待したい選手ですし、特に来季はパスサッカーを展開するのであれば鈴木のビルドアップ能力は重要になってくるのではないでしょうか。
 2022年の出場機会は限られていましたが、最終節などでのあいさつは立派だったと思いますし、キャプテンとしても大事な存在だったはず。
 それだけに、ともかく来季は無事にフルシーズンを戦い抜くことが、何よりも求められる部分となりますね。