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今年からインサイドでプレーする見木友哉の苦戦

 実は先週に書こうかとも思っていた話題ですが、ここまでのところ新チームでは見木が苦労している印象を受けますね。
 まだ、5試合を経過したところではありますが、ここまで0ゴール0アシストで、ボールロストも増えている印象です。

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 過去2年間も取り上げていたのですが、見木はゴールに絡めないと試合から消えてしまうことが多い。
 その問題が今年よりはっきりと出ているのではないかと思います。

yukkuriikou.hatenablog.com

昨年オフにも話しましたが、見木はゴールに絡めないと消えてしまう試合が多い。

 今年の見木を見ていると、インサイド気味のポジションから、一発で試合を決めようというプレーが目立っているように思います。
 強引にシュートに持ち込もうとしたり、前が詰まっても縦パスを狙おうとしたり。
 あるいは、後ろ向きでも前を向けないかと、姿勢を移すことが多いように思います。

 そこからの強引なプレーによって、ボールをロストしてしまうことも多いし、そこで攻撃が詰まってしまうことも目立つ。
 なによりも、どんな状況でも前を向こうとすることが多いので、それによってプレーの判断が一歩遅れてしまう。
 そこが大きな問題ではないかと思います。


 新チームはテンポの良い攻撃を狙っているだけに、見木のところで攻撃が遅くなってしまうところが目立つ。
 さらに、見木が起用されているインサイドのポジションは、相手のマークも激しい密集エリア。
 そこで一瞬でも判断が遅れれば、すぐに囲まれてしまう。

 見木としては中心選手として期待されているだけに、自分で決めようという意欲が強いのかもしれません。
 あるいは、2021年に14ゴールも上げてしまったので、あのシーズンの再現をと思ってしまうところもあるのかなと思います。
 また、昨年までチームとして攻撃が作れていなかっただけに、自分で何とかするというプレーが第一に来てしまうところもあるのではないでしょうか。


 そのあたりは可哀想な面もあるわけですが、そうはいっても1人だけでは攻撃は作れない。
 もともと見木は特別なスピードがあるわけでもないし、フィジカルに優れた選手でもない。
 テクニックに関しても、ドリブルやパスセンスなどだけを見れば、他にもっといい選手はいるはずです。

 それでもカウンター時など良い体勢でボールを持てれば、チャンスを作れる攻撃センスは持っている。
 問題はそれをどの時点で発揮するか、あるいは発揮するような状態を作れるか。
 そのためには、お膳立てのプレーだって非常に重要なわけですから、そこをもっと大事にしなければいけないはずです。


 今年プレーしてるインサイドは、相手のマークも厳しく簡単なのポジションではないと思います。
 かといって、前線を張れるほどの強さや速さがあるわけでもないはずで、本人の将来を考えてもやはり本来は中盤で成功すべき選手ではないかと思います。
 そのためには、中盤としてのシンプルなプレーを、もっと素早く使えるようになっていってほしいところではないでしょうか。

 また、間で受ける、ボールを引き出すといった、オフザボールの質向上も課題と言えるのではないかと思います。
 現状だと外国籍選手のように足元でボールを受けて、一発での打開を狙ってというプレーが増えてしまっていますが、それだけではどこかで頭打ちに合ってしまうと思います。
 チームとしてもインサイドボランチと前線をうまく繋ぐことが攻撃のカギになるかもしれませんから、見木がその役割を果たせるかどうかは重要なポイントになるのではないでしょうか。

 もしそれが厳しいとなれば他の選手を試すという話にもなりかねないと思いますし、見木は大きな岐路に立たされているのではないかと思います。
 守備面などの貢献度は高いし真面目な選手だと思うのですが、もう一皮向けてもらわなければチームの主軸にはなり切れない状況だと思いますし、なんとか頑張ってほしいですね。