イモラが豪雨で中止となったF1ですが、先週のモナコGPは無事開催。
しかし、今回も結果的に雨絡みとなりました。
角田はフリー走行3回目までは苦戦しましたが、予選では9番手につける活躍を見せます。
タイミングなどもありますが、Q1にいたっては2番手タイムをマークするなど、可能性を感じさせてくれました。
毎回フリー走行では苦労し予選で順位を上げるパターンとなりつつありますし、週末を通して確実にマシンを作り上げる形を見つけつつあるのかもしれません。
レースでも上位勢とは引き離されますが、中盤勢の中では好タイムを継続。
そのままレース終盤に差し掛かり、9位は固いかと思われました。
9位なら今季最上位でのフィニッシュとなるはずでした。
しかし、レース終盤に差し掛かり、一気に雨が降り始めてしまいます。
角田は大きくタイムを落とし、コースアウトもして15位で終わってしまいます。
デフリースは12位だったため、チームメイトに初めて決勝で敗れたことになります。
レース中の無線などでもあったように、角田はブレーキのトラブルで順位を下げてしまったようです。
アルファタウリのブレーキは昨年の鈴鹿などでもそうだったように、温度が下がりやすい課題がある。
そこに雨の影響も加わってさらに厳しくなり、稼働領域を下回ってブレーキが利かなくなった模様です。
結果は残念ではありましたが、今回はイモラがなくなったことで、モナコがヨーロッパラウンド初戦となりました。
そこに投入したアップデートもあって、デフリースの結果も悪くなかった。
マシン開発が順調に進んでいるのであれば今後にも望みは繋がると思いますし、まずは週末のスペインでの結果を期待したいですね。
メルセデスも大幅にマシンを変えてきましたが、モナコではそこまでの恩恵は感じず。
フェラーリは今回も自滅感があって、優勝はここでもレッドブルのフェルスタッペンとなりました。
ただし、チームメイトのペレスは予選で早々にクラッシュしてしまうと、抜けないモナコということもあって、決勝も16位に終わっています。
そうなってくると、しっかりと2位を奪うのがベテランのアロンソ。
そして、今回は3位に、アルピーヌのオコンが付けました。
フェルスタッペン、アロンソにはタイム差を付けられていましたが、見事な結果を残しています。
市街地コースが続いていましたので、次はしっかりとしたレースを期待したいところ。
バルセロナはマシンの総合力が問われるコースですので、それぞれのマシンの真価が見えてくるかもしれません。