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第31節 秋田対ジェフ プレビュー 堅守の秋田相手に前への勢いを維持できるか

 昨日、Youtubeに動画をアップしました。
 シーズン終盤に向けて、J2のJ1昇格争い、プレーオフ争い、残留争いを取り上げています。
 よろしくお願いいたします。

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 ジェフに関してはこのまま好調で進めば、プレーオフ進出も当然見えてくるでしょう。
 ただ、ジェフはもうプレーオフの常連とも言えますし、プレーオフ進出だけで満足したくはない。
 プレーオフ本番を勝ち進んで昇格することが何よりも大事なわけですから、そこまでを見据えた戦いが出来るかにも注目ではないかと思います。


 3連勝中のジェフは、今週末アウェイで秋田と対戦します。
 連勝中も仙台や水戸は攻撃的に前に出てきたチームでしたから、比較的ジェフは戦いやすかったのではないかと思います。
 今回は打って変わって守備的な秋田ということで、また違った試合展開になるかもしれません。

 秋田のスタイルは常に変わらず、フィジカルを前面に押し出した堅守速攻のサッカーを展開しています。
 今夏にはGK圍を京都に引き抜かれてしまいますが、東京Vから河村匠と河村慶人を補強。
 特に河村慶人は昨年東京VをJ1昇格に導いた立役者といったイメージも強く、秋田でも右SHのレギュラーに定着しています。


 現在10勝9敗11分で勝点39の11位となっている秋田ですが、ここまでの総失点は27。
 横浜FCが総失点18と断トツで少ない状況ではありますが、秋田もJ2で3番目に失点が少ないチームとなっています。
 最近5試合の結果も2勝2分1敗と絶好調とまでは言えないですが、失点数は5試合で1つのみと守備力は健在となっています。

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 ジェフとしては、堅守の相手にもどんどん圧力をかけて相手守備陣を押し込む。
 そこからさらに後方の選手たちが攻撃参加することによって、優位に仕掛けていく形が理想的な展開なのかなと思います。
 そうやって相手を押し込むことで自分たちが前を向く形を作って、逆に相手には前向きの守備をさせないことが大事なのではないでしょうか。


 秋田もそれを分かった上で、前へプレスをかけてくるかもしれません。
 そこは前節対戦した水戸も同様の狙いでジェフにペースを握られないためにも、前から守備にいって押し込まれない形を作りたかったのでしょう。
 しかし、現状のジェフであればプレスの掛け合いでは負けないと思うので、問題はその後に秋田がリトリートした状態でも優位に戦える状況を作れるかが問われるのではないでしょうか。

 また、秋田の攻撃面ではセットプレーやロングボール、鋭いクロスからの展開に要注意となります。
 前節水戸戦でも気になったのは、相手が前線めがけたロングボールを蹴ってきて、そのセカンドボールを拾われることが多かったこと。
 鈴木大輔、メンデスといった高さ、強さのあるCBも最近は出ていませんし、そこを狙われる可能性はあると思いますから、何らかの対策が必要となってくるかもしれません。


 前節負傷交代した佐々木や、欠場中の日高の状態も気になるところ。
 一方の秋田も前回ジェフとの対戦時にゴールを決めた才藤が、累積警告で出場できないことが決まっています。
 この時期になると怪我人や出場停止の選手も増えてきますから、チームの総合力が試されることになりますね。

 前回対戦時は、1-2でジェフの敗戦。
 しかも、1人少ない秋田を相手に、試合終了間際に2点を奪われるという、ジェフの甘さも出た試合となってしまいました。
 ジェフとしてはそこから成長した姿を見せなければいけないところだと思いますし、アウェイで堅守のチームが相手とどちらも苦手な印象もありますが、その壁を乗り越えて見せて欲しいですね。