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2024シーズンを振り返る 前への強さを活かし出場機会を伸ばしたメンデス

 メンデスは2023年の5月にジェフへ加入。
 ジェフ初年度は開幕後に合流したこともあってか、なかなか出番がなかったですが、シーズン終盤に入って出場の機会を得ることが出来ました。
 主力の出場停止時にはスタメン出場も果たし、日高を途中交代させて佐々木を左SBに回し、メンデスが投入される試合もありました。

 しかし、そうは言っても、2023年はリーグ戦で7試合と、プレーオフ1試合のみ。
 2024季の契約は厳しいのかなとも思っていたのですが、もともと契約が残っていたのでしょうか。
 あるいは2024年は勝負の年で、かつ昨シーズン終盤は流れが良かったからこそ、なるべく選手を変えたくなかったのか。


 昨年の状況から考えると、今季もどこまで戦力になるかは未知数でしたが、ジェフ2年目は大きく出場機会を伸ばしました。
 特にシーズン前半は左CBでスタメン出場する機会も多く、主力選手の1人として計算されていたと思います。
 第27節いわき戦でのスタメン出場からピタッと出場機会が止まり、控えにすら入らなくなったことを考えると、メンデスにも怪我があって、シーズン後半は離脱してしまったのかもしれません。

 クラブからの発表がないので詳細はわかりませんが、怪我さえなければシーズン後半にさらに出場機会が伸びていた可能性もあるのかもしれません。
 メンデスは佐々木と並ぶ貴重な左利きのCBということもあって、重宝していた部分があるのでしょう。
 小林監督はCBからの大きな展開を重要視しているところがありますので、左利きのCBを左CBに置くというのが理想の形なのではないかと思います。


 さらに、先日の今季のまとめでも話しましたが、2024年のジェフは前年以上にハイプレスを重視していった印象があります。

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 前からどんどん人数をかけるプレスにいって、相手のビルドアップを窮屈な状況に陥れる。
 そこから縦パスやロングパスを出されても、ボランチやSB、そしてCBも前に出て潰しにいき、ボールを奪取するというのが狙いだと思います。


 そのCBが前に潰しにいくという仕事が重要視されたことによって、メンデスの出場機会が伸びたのではないでしょうか。
 メンデスは188cmの長身で空中戦にも強く、相手のプレス回避のロングボールを跳ね返すことが出来るという強みもありますが、それ以上に今季のプレーで目立ったのが、前に潰しにいく球際の強さではないかと思います。
 その点では同ポジションの佐々木などを上回っていたと思いますし、戦術的にも重要な役割だったと言っていいのかもしれません。

 さらに、ビルドアップ面でも貢献していたところがあると思います。
 今季のジェフはアンカー+2CBによるビルドアップで、1人をフリーにして、そこからロングボールを蹴る展開が多かったですが、メンデスは左足で長いボールを供給していました。
 佐々木ほどの鋭いボールがあるわけではないし、細かなビルドアップはそこまで得意ではないと言った印象でしたが、それでも最低限の役割は果たしていたのではないでしょうか。


 ただ、メンデスの大きな課題として、ゴール前での守備に若干の不安があるという点があると思います。
 ドリブルで縦に仕掛けられた時などに、最後の寄せが甘くなりがちで、相手に余裕を与えてしまったり、クロスに対しても高さはあるものの、背後などを取られがちで相手の動きについて行けなかったり。
 総じてアジリティを問われる部分で課題があって、ゴール前の細かなプレーにおいて弱点があったように思います。

 2023年の7試合から2024年は20試合に出場したメンデスですが、スタメンは12試合のみと限られていました。
 今シーズン最終盤のジェフはCBのミスによる失点も目立ってしまった印象がありますし、CBの強化が必要だと強く感じられるところがあるだけに、結果的にメンデスの立場も厳しくなってしまう可能性があるのかなと思います。
 ただ、高さがあるだけに途中投入のカードとしては起用しやすい面もあったと思いますから、まだ状況は読めないところもありますね。