マグマ社との交渉が遅れ、バーレーンで行うとされていた新体制発表に関しても延期になってしまったスーパーアグリ。
これにより資金面の問題は解決されず、バルセロナテストもキャンセルということになったそうです。
ただ、このテストの前からチームは「RA108が来るまで開発は行わない」というコメントもしており、もともと大きな開発は考えていなかったはずです。
…となると、気になるのがRA108をいつから使えるのか、ということですね。
昨年までホンダレーシングの社長だった和田氏は、「知的財産権を譲ってしまうと今度はホンダがマシン開発を行えなくなる」といってなかなかRA107を譲ってくれませんでしたけど、RA108はどうするんでしょうね。
まぁ、開発といってもたぶんBスペックなど大幅なマシン変更ができなくなるということなのでしょうけど。
ともかくRA108が使えるまでは、辛抱するしかないんでしょうか。
なんだか、プロストグランプリを買収したフェニックスを思い出してしまいますね。
また古い話しですが(笑)
プロストGPは2001年のシーズンオフに経営難で自己破産。
それを買い取って無理矢理F1に参戦しようとしたのが、元アロウズの幹部が取り仕切るフェニックスグループ。
その狙いは、F1に参戦することで得られる放映権。
参戦するだけでかなりの額が得られるので、開発費用などはかけずマシンが遅かろうがとりあえず参戦しておこうという狙いだったはずです。
確かこのチームの実態は、GP2のチームだったんじゃなかったかな。
まぁ、実際には参戦できなかったので、どういった形になるかはわからないままでしたが。
そういえば、スーパーアグリが使っているファクトリーも元アロウズのもの。
GP2のチームも絡んでいるわけですが、まさかそっち方向に進むわけじゃないですよね。