先週行われた中国GP。
コロナの影響で長らく開催されておらず、その間に塗装をし直し、さらに今季初のスプリントレースが開催されるということで、非常に難しいレースとなってしまいました。
そんな中、角田は今季初めてといえるほど、大きな苦戦をしてしまいます。
金曜午前のフリー走行からチームメイトのリカルドに先を行かれると、金曜午後のスプリント予選ではまさかの19位に。
今年は土曜日午前に開催されるスプリントレースでも、16位で終わります。
それでもスプリントは8位までがポイント圏内ですから、捨てた可能性もあるかと思ったのですが、土曜午後の予選でも19位。
決勝では1周目に3人を抜くと、その後は粘りのレースを見せていきます。
ポイントを目指し頑張ってはいましたが、ハースのマグヌッセンに当てられて、リタイアとなってしまいました。
なお、同僚のリカルドはスプリントで11位、決勝レースではアストンマーチンのストロールに後ろからぶつけられ、こちらもリタイアと、RBは散々な週末になっています。
ここまでのレースでは、リカルドの方が角田に劣っていた上、リカルドのミスも目立ってきてしまいました。
それによって結果的に角田が良いのではなく、リカルドが悪いという評価が増えていたので、もう少しリカルドにも頑張ってほしいと思っていました。
しかし、ここでは角田の方が多く苦戦してしまっただけに、これでは良くないですね。
原因はいろいろ言われており、中国GPは久々の開催だったため角田は走った経験がない上に、スプリントも開催ということでフリー走行が1度しかなかった。
さらに周り込む低速コーナーも多いということで、これまでのサーキットとは少し異なる特性のサーキットだったのかもしれません。
それでもリカルドには先を越されていますし、悔しい週末となってしまいました。
イニシャルのセットアップが外れたのではないかという話もありますが、詳しい原因まではわかっていないとのこと。
来週のマイアミで挽回できるのか、注目ですね。
レースの方はスプリントも決勝もフェルスタッペンの優勝と、さすがの強さを見せています。
特にスプリントの方は雨もあって、予選で4番手に沈んだにもかかわらず、少ない周回でトップまで上がっての勝利でした。
もはやだれも止められない領域にまで来ていますね。
スプリントの2位はハミルトンだったのですが、その後の予選では18位と大きく沈み、決勝でも8位止まりでした。
この辺りからしても、角田だけでなく難しいコンディションだった可能性があるのかもしれません。
決勝の2位にはノリスが上がり、3位には共にペレスが付けています。
フェルスタッペンは断トツの速さを見せていますが、それ以下はまだまだ混戦状態。
次のマイアミが終わればヨーロッパに帰ってきますので、角田も良い区切りを見せて欲しいところですね。