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ブラジルGP 角田裕毅はスプリントで苦戦も予選で3位に

 前戦メキシコでは予選のクラッシュもあり、ブラジルで挽回を図りたい角田。
 しかし、ブラジルでのスプリント予選では18位と大きく失速し、スプリントレースでも15位に留まりました。
 チームメイトでもありライバルのローソンがスプリント予選で8位、スプリントでも9位につけたことを考えると、大きな差がついてしまいました。

 これはメキシコでのクラッシュもあって、角田のマシンが壊れ、フロアが異なっていたことも大きかったと思います。
 また、以下の記事などによると、角田はセッティングにも苦戦していた模様です。
 これもクラッシュの影響だったのでしょうか。

www.as-web.jp

 しかし、大雨で日曜日に順延した予選では、角田がウェットコンディションで上位タイムを出し続けます。
 ローソン相手にも常時速さを見せて、最終的に予選で3位に。
 近年のF1はエアロ的にピーキーなこともあり、あまりウェットでのレースは見られなくなったためこれまで解りませんでしたが、角田はかなり雨で速そうですね。

 雨の決勝でも、序盤は3位を何とかキープ。
 しかし、大雨の振り出したところで、RBはフルウェットタイヤに変更してしまいます。
 これにより周囲より3秒近いタイムを出し始めていましたが、コラピントのクラッシュもあり赤旗中断となってしまいました。


 現状のルールだと赤旗中にタイヤを交換してOKとなっているため、我慢して残っていたアルピーヌが上位に。
 結果、アルピーヌのオコンが2位、ガスリーが3位と躍進し、角田は7位、ローソンは9位に。
 普段のRBなら十分な成績ですが、アルピーヌの成功を考えると、悔しさも残りますね。

 決勝での優勝はレッドブルのフェルスタッペンで、雨天で驚異的な走りを見せていました。
 スプリントでは4位止まりで、優勝はノリス、2位にはピアストリ、3位にはルクレールとライバルに先を越されましたが、決勝ではお釣りがくる成績を上げています。
 これでチャンピオンシップにおいても、大きなマージンを稼いだことに。

 一方で、レッドブルのペレスはここでもいいところなし。
 角田もレッドブル昇格に向けてアピールできたのではないかと思いたいところですが、ローソンの評価が上がっているようです。
 確かに安定感はあるのかもしれませんが、速さと経験の面ではどうなのかなとも思うのですが、今季残り3戦でどう評価が変わっていくのでしょうか。