開幕戦でいわきに苦しみながらも、2-0で勝利したジェフ。
3点以上差で勝利したチームがいなかったため、意外にもジェフはJ2首位スタートという結果となりました。
明日はホームフクアリで、J2に復帰したばかりの富山と対戦します。
富山は11年ぶりのJ2復帰。
降格した年には元ジェフの苔口や、現ジェフの前などもいたことになります。
J2に降格した後は元ジェフの黒部が強化部長なども務めましたが、J2復帰はなかなか果たせず、その後名古屋のスタッフを経て現在は徳島でアドバイザーを務めています。
富山はクラブOBでもある小田切監督が、2022年途中から指揮を執っており、昨年3位からプレーオフを制して昇格を果たしました。
Youtubeでも話しましたが、現在の富山は4バックからなるコンパクトな戦い方を取っているイメージです。
4-4-2で2トップからプレスにいって組織的に守る守備で、そこからのカウンターがメイン。
ボールを持つとサイドへ展開してハーフスペースも使いつつ、クロスからの攻撃が多い印象です。
そのため、今季開幕戦で対戦した愛媛とは、ミラーゲームにも近い戦いとなりました。
愛媛の方が谷本、深澤のダブルボランチを活かして、中央からも攻め込む形をとれていたかもしれません。
けれども、基本的なスタイルは似通った2チームといえると思います。
中央でパスを繋げる分、愛媛の方が優勢に進めていった印象でしたが、愛媛はJ2チームらしく良い形で持ち込めても、最後の変化や決定力に問題があり、なかなかゴールを決められず。
富山も元ジェフで古巣対戦にもなった松田力のプレスや、群馬から加入したCB酒井とGK田川を中心に粘りの守備を見せていきます。
すると、67分に富山がサイドへの大きな展開から中へと侵入していき、最後は伊藤が決めて1-0で富山がJ2復帰後初勝利を飾りました。
4-4-2のコンパクトな守備が基本ということで、ジェフからすれば相性の良い相手となる可能性があります。
昨年もジェフは大きな展開とサイド攻撃で、愛媛に5月に7-1で大勝すると、9月にも2-1で勝利。
また、仙台戦や山口戦などでも相手のコンパクトな守備とプレスをロングボールで回避して、それぞれ2勝ずつしています。
富山は攻撃時にSBがどんどん前に出る印象もあるので、その裏をつけるチャンスもあるかもしれません。
J2で流通しているジェフ対策としては、無理にサイドバックを上げず、外に張るジェフのウイングを警戒する形が基本となっている印象ですが、富山はまだJ2昇格直後ですしそのあたりを徹底してこないかもしれない。
そこにカウンターの機会が生まれる可能性もあるでしょう。
ただ、ジェフも、今のメンバーで相手の裏を突く攻撃を作れるのかはまだわからない。
昨年の裏狙いのメインは、鋭く精度の高い左足を持ったCB佐々木と、相手の裏を取る動きが非常にうまい小森が作り出していました。
サイドでスピードのある田中は残ったとはいえ、裏を取る攻撃の最初と最後の選手は変わっているだけに、同じような展開が再現できるのかが注目ではないかと思います。
また、うまく相手の守備を回避できればいいのですが、いわきのようにプレスにいきつつ、全体のマネジメントもできている場合は、今回も相手のプレスに苦しむ可能性はあるのかもしれません。
そのプレスをうまく外して、素早く攻撃を作ることができるかが、求められる部分なのではないでしょうか。
ちばぎんカップ、開幕戦と押し込まれる時間が長く、守備面を問われることの多かったジェフのDFラインですが、富山戦では攻撃面がより注目される一戦となるのかなと思います。
ここまでの2試合はコンディションももう1つだった印象のジェフですが、昨年までもアウェイでは動きが重かったところがありますし、開幕も過ぎたところで状態は良くなっていくのかもしれません。
そういった中でも、誰がチームを引っ張るのか。
特に前線の顔ぶれはまだ固まっていませんし、エドゥアルドも前節負傷交代している状況で、Youtubeでも話しましたが、いずれは2トップへの変更となる可能性もあるかもしれない。
ポジション争いもまだ全体が固まり切れていない今が大事な時期ではないかと思いますし、頑張って盛り上げていってほしいところですね。
小森などエースが抜けたからこそ、チャンスが回ってくる選手もいると思いますし、そういった選手たちの奮闘にも期待したいと思います。